1月20日(水)、映画「ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~」完成記念トークイベントがユナイテッド・シネマ豊洲で開催され、西銘駿、飯島寛騎、醍醐虎汰朗、立石俊樹、ゆうたろう、板垣李光人、深澤大河、川野浩司監督が出席した。

本作はニッポン放送「オールナイトニッポン」にて配信中の、Webラジオ番組「おしゃべや」のパーソナリティがスタジオを飛び出し、オリジナルストーリーで制作された作品。

左から)川野浩司監督、板垣李光人、ゆうたろう、西銘駿、飯島寛騎、深澤大河、醍醐虎汰朗、立石俊樹

当初は一般客を招待し、先行上映会を行う予定だった同イベントだが、新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言を受けて、無観客での開催となった。

イベントでは、事前にリスナー「おしゃべやメンバーズ」から募集した質問にキャストが答えるコーナーも。ここではその質問の回答と、司会者とのやりとりを【ほぼ全文】でリポートする。

――キャストの皆さんが90年代のヒット曲をカバーしたものが挿入歌として流れているそうですが、曲の印象やレコーディングの裏話を聞かせてください。

西銘:僕はこれまできちんと歌ったことがなかったので、めちゃくちゃ大変でした。レコーディングは3時間半の予定だったんですけど、実際は6時間半もかかったんです。スタッフさんもさすがに「お前…」みたいなテンションになっちゃって、レコーディングってこんなに大変なんだって思ったんですけど、ストーリーを知っているからこそ、その気持ちを込めて歌ったので、映画にマッチしてたんじゃないかなと思います。達成感がありました。

西銘駿

――選曲についてはどう感じましたか?

西銘:僕と飯島くんが歌った「ラストチャンス」(Something Else)と「歌うたいのバラッド」(斎藤和義)なんて、僕たちが生まれた年の曲だもんね。97年とか98年。

飯島:感慨深いなって思いました。昔の曲というイメージがあるけど、時代を遡って今の若い世代が歌うと、また違うなって。音楽性も時代によって変わってきているので、今回の作品がマッチしていて、音楽がすっと入ってきました。

飯島寛騎

ゆうたろう:僕と李光人くんはカヒミカリィさんの「ハミングがきこえる」という超可愛らしい曲を歌わせてもらったんですけど、レコーディングした後に原曲を聴いたら、印象がまったく違っていて、2人でビックリしたね。

ゆうたろう

――原曲を聴いた感想はいかがでしたか?

板垣:僕はカヒミカリィさんの原曲じゃなくて、別の方がカバーしているほうを知っていたので、この曲を歌うことが決まった時に「絶妙なラインの、僕たちらしい曲だな」と思ってワクワクしました。女性の曲なのでキーは高いんですけど、あえて男性が歌うことで不思議な感じがして、そこもまた僕たちらしいなって思いました。

板垣李光人

――奥田民生さんの「イージ㋴ー☆ライダー」も皆さんでカバーされたんですよね?

醍醐:僕にとって、挿入歌をうたうのが初めてのことだったので、みんなで歌えたことがうれしかったです。このメンバーで歌うのは一生に一度の出来事になると思うので、古き良き歌を形として残せたことがうれしいです。

醍醐虎汰朗

――一番多くNGを出した人は誰ですか?一斉に指さしてください。

立石:出番も多いし、西銘くんですかね。

立石俊樹

醍醐:僕も西銘くんです。

西銘:めっちゃ西銘やん(苦笑)。みんな「西銘指しておけばいい」みたいになってない?

醍醐:普段から結構おちゃらけて、いろいろチャレンジするタイプなので、(僕が知らないシーンでも)もしかしたらいろんなNGがあったのかなって。

深澤:僕も西銘くんですね。

深澤大河

飯島:僕も西銘です。

ゆうたろう:僕も西銘です。もちろん、セリフ量も多いんですけど、西銘くんの役は熱くて早口なんですよ。僕らが文句を言って、西銘くん演じるアクトくんが逃げていくシーンがあったんですけど、西銘くんはうまく逃げることができなくて、引っかかっちゃったんです(笑)。重いシーンなのに笑いたくなっちゃって、そういうところで困るんですよね。

西銘:それはゴメン(苦笑)。

板垣:西銘さんです。

西銘:オール西銘やん。まだわからないですよ、監督の言うことが答えですから。僕は虎汰朗だと思います。初っ端のシーンで、ちょっと噛んじゃったところがあったよね。

醍醐:すごいな、よく覚えてるなって、今思っちゃいました。

川野監督:西銘ですかね。でも、チャレンジはしてたと思います。イッセー尾形さんや(声優の)田中真弓さんに絡んだのも西銘くんが中心でしたからね。

――イッセーさんや、『ONE PIECE』のルフィ役でおなじみの田中さんとの共演はいかがでしたか?

西銘:もうめちゃくちゃ緊張しました。絶対に「噛んだらダメ」という雰囲気もあったので、そこでは僕、NG出してないんですよ。

川野監督:「遊んだほうがいい」って言われていたよね?

西銘:僕が演じるアクトが物語の軸となっていろんなことが起きていくじゃないですか。だけど、「主人公も主人公なりに輝ける部分、魅力を伝えられる部分があるから、そこを勝負していったほうがいいんじゃない?」ってイッセーさんからアドバイスされて。だから、僕もどんどん勝負していったんですけど、監督から「そういうことじゃない。全部ダメだ」って言われて。

――田中さんからは?

西銘:お芝居をしている時から「うわー、真弓さんとお芝居している」ってすごくテンションが上がっていたんです。終わった後に「西銘、お前は俺の仲間だ」って言ってくれて、めちゃめちゃうれしかったですね。

映画「ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~」最新情報は公式サイトまで。