1月30日(土)23時40分より、池脇千鶴主演、フジテレビ系オトナの土ドラ『その女、ジルバ』第4話が放送される。
第3話では、中田喜子演じるエリーの涙に「もらい泣きしてしまった」「演技に感動した」という声が続出。主演の池脇をはじめとした出演者たちの“役者魂”に胸を打たれる視聴者が後を絶たない。
今回は、そんなBAR「OLD JACK&ROSE」の常連客で、くじらママ(草笛光子)に憧れる“ババ専”男子・JUZO役の草地稜之に、撮影現場の印象や草笛とのエピソード、役への思いを聞いた。
<草地稜之 インタビュー>
草地稜之さんの記事はこちら
――20代の草地さんから見た、BAR「OLD JACK&ROSE」の印象は?
初めてこのセットを見た時は感動しました。スタッフさんが、0から、見えない部分まで工夫してこの世界観を作りあげたことへの驚きが一番強かったです。
僕は、プライベートでBARに行った経験がないというのもあって、このセットのレトロな雰囲気がとても新鮮で、まるで“異空間”のように感じました。
店の外には、お酒の空き瓶なども置かれていてリアリティも感じられるんですよ。どこか暖かみを感じますし、居心地もとても良いです。
――JUZOという役をどう捉えていますか?
JUZOは、同年代の女子には全く興味がない熟女好きの大学生。草笛さん演じるくじらママになついている“子犬系男子”です。常連になるほどなので、くじらママに会いたい一心でバイトを頑張る姿が想像できて、可愛らしい役だなと思っています。
自分の悩みや本心を伝えられる相手はなかなかいないと思うので、人生経験豊富な熟女のみなさんがいるBARに通いたくなるという点は、JUZOに共感できますね。
――草笛光子さんと共演されての感想は?
僕にとっては、大女優・草笛光子さんなので、最初は貫禄に圧倒されて、緊張してしまいました。ただ想像していたよりもずっとやさしい方で、撮影が進むにつれて休憩時間もよく、お声をかけていただいております。
昨年のクリスマスの時に、草笛さんが現場に「Jingle Bells(ジングルベル)」の音楽が入ったオルゴールを持ってこられていて、とても可愛らしい一面もお持ちだなと感じました。
現場での立ち振る舞いも本当に見習うべきところばかりで、草笛さんを身近で見ているだけでとても勉強になりますし、とても好きになっています。
――第2話では、くじらママとのダンスシーンも演じていらっしゃいます。
草笛さんはダンスがとてもお上手で、終始僕がリードしていただいた感じでした。
現場では、セットの足元が暗い時などは草笛さんが危なくないように気をつけています。
演技もダンスも全てリードしていただいているので、少しでも現場に気持ちよく来て、気持ち良く帰っていただけるようにと考えて行動したいと思っています。
――今年の目標、将来の夢を教えてください。
目標は高く、大きくあればあるほどいいと思っているので、今年はドラマの主人公に抜擢されることです。
僕は芸能界に入ってまだ日が浅いですが、こうしてJUZO役を演じることができ、周りのスタッフさんにも環境にも恵まれていると日々実感しています。
関わったみなさまに「一緒に仕事できて良かった」と思っていただきたいですし、いつか恩返しができるように、大きな目標を掲げていこうと思います。
――最後に、視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
「何か変わりたいけど、勇気や自信がない」と感じたことのある方、今感じている方にぜひ見ていただきたい作品です。
主人公・新のように何事も諦めないで一歩踏み出す勇気があれば、チャンスも広がる。人生何が起こるかわからないと思うんです。
というのも…僕自身も、半年ぐらい前まではスーツを着て、普通に就職活動をしていたんです。まさかその僕が、今ドラマに出演しているなんて。当時の自分に伝えてもきっと信じてくれないでしょうね(笑)。
このドラマを通じて、少しでもみなさまに勇気を与えられたらうれしいです。ぜひご覧ください!
公式HPからBAR「OLD JACK&ROSE」の画像がダウンロードできる!
新の人生を大きく変えるBAR「OLD JACK&ROSE」は、“大正から昭和に移り変わる頃に流行したダンスホール”をイメージして作られた。
ステンドグラスが施された窓や、年季の入ったグラス、灰皿などの小物が並び、レトロな雰囲気を醸し出している。また「OLD JACK&ROSE」の看板はもちろん、店名の入った美術スタッフお手製のコースターやマッチも用意されている。店内の画像は、番組HPからダウンロード可能。
<第4話あらすじ>
新(池脇千鶴)が店に誘ったことがきっかけで、職場仲間のスミレ(江口のりこ)、みか(真飛聖)と同い年の友情が芽生える。しかしリストラ計画は人知れず進行していて…。
「OLD JACK&ROSE」では、毎年ジルバママの命日に行われるパーティの準備が進んでいた。そんな中、新の携帯に弟・光(金井浩人)から連絡が。地元・会津の町おこしイベントで東京に来ていると聞き、新はあわてる。
実家には、倉庫に出向になったことも、バーでバイトしていることも知らせていなかったのだ。