3月26日(金)21時より、フジテレビで放送される、十三代目市川團十郎白猿襲名記念ドラマ特別企画『桶狭間〜織田信長 覇王の誕生〜』で、鈴鹿央士(すずか・おうじ)が、松平元康(のちの徳川家康)役を演じることが決定した。

このドラマは、今川義元の大軍を数的に遥かに劣る織田軍が打ち破り、日本史上最大の逆転劇と謳(うた)われ、織田信長を一躍戦国時代の主役に押し上げた伝説の一戦、“桶狭間の戦い”が題材。

鈴鹿が演じる、三河の城主・松平元康(のちの徳川家康)は、今川軍の先鋒(せんぽう)として織田軍の出城である丸根砦(とりで)を攻め落とす。その際に、砦に援軍を送らなかった非情とも思える信長の戦法を目の当たりにし、恐れおののく。人質として織田家に幽閉されていたことのある元康は、若かりし日の信長を思い出し、信長の存在を強く意識するのだった。

鈴鹿は、2016年の映画「先生!、、、好きになってもいいですか?」にエキストラで参加。その際に主演を務めた広瀬すずの目に留まり、2018年から広瀬と同じ事務所に所属、芸名も“すず”にちなんだ。その年の秋には「MEN’S NON-NO」の専属モデルオーディションでグランプリを獲得。2019年は、映画「蜂蜜と遠雷」で、天才ピアニストを好演。第44回報知映画賞、第43回日本アカデミー賞をはじめとした映画賞の新人賞を総なめにした。その後も数々の映像作品に出演し、人気漫画「ホリミヤ」を実写化した映画とドラマでは、主人公・宮村伊澄(みやむら・いずみ)を演じている。

<鈴鹿央士 コメント>

――今回、出演の話が来たときは、どんな気持ちでしたか?

まさか僕があの松平元康の役をやらせていただくときが来るとは思っていませんでした。のちに徳川家康に名前を変え、天下統一を果たす日本の歴史上とても有名な人物を演じることは心躍るものでした。

――役を演じる上で気をつけた点は?

撮影現場に入る前にたくさん、徳川家康について調べました。若い頃の家康を演じるので、その頃はどんなことが起きて、どういう状況の中で生きていたのかなど、当たり前のことですが、頭の中に情報はきちんと入れておこうと思いました。

――実際に苦労した点などありましたか?

実際に演じてみて、歩き方やしぐさで松平元康という人物を出していかないといけない場面があったりして、そういう場面は現場で監督さんやスタッフさんたちにいろいろ教えていただきながら、撮影していました。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

歴史の教科書で、絶対に載っている“桶狭間の戦い”が豪華なキャストの方々が集まり、一つの映像作品になりました。とても重厚感のある作品になっています。僕は、その中に少しでもいい感じに入り込めれば幸いです。みなさん、ぜひご覧ください。