2月5日(金)、映画「哀愁しんでれら」の初日舞台挨拶が行われ、土屋太鳳、田中圭、COCO、渡部亮平監督が登壇した。
本作は児童相談所で働く真面目な主人公・小春が母に捨てられた過去を抱えながらも、優しく裕福な夫・大悟からプロポーズを受け、一気に幸せの頂点に駆け上がっていった“その後”を描いたサスペンス作品。
冒頭のあいさつでは、「福原?違う福原じゃない、福浦小春を演じた土屋太鳳です」と役名を言い間違え、「もう一回いいですか?」お茶目な笑顔を見せた土屋。その土屋をニコニコ見守る田中は、いざ自分があいさつしようとするとマイクの音声が入っておらず、「ほらー!」と苦笑いする場面も。
本イベントで“シンデレラ”をイメージした白いドレスを身に着けた土屋は、衝撃の展開を迎えるラストについて触れ、「どうにか小春を幸せにしてやりたいという思いで選びました」と、物語の後の主人公について思いを込めてドレスを選んだと語った。
田中が演じる、男手ひとつで子どもを育ててきた夫・大悟の一人娘のヒカリを演じたCOCOは演技初挑戦。田中はCOCOのインスタグラムも見ているそうで「いつも眼鏡がおしゃれだよね」とにっこり。
COCOとは、「撮影時はお茶場(休憩所)でお菓子を一緒に食べたりしていました」と、サスペンス作品を撮影中とは思えないほどリラックスしていた振り返った。加えて田中は、「撮影中はどれだけお茶場が充実しているかが、モチベーション上とても大切」と力説した。
本作が3度目の共演となる土屋と田中。お互いの知っている“裏の顔”を聞かれると田中は、「これ言ったら、太鳳ちゃんのイメージ変わっちゃうんだよなー」と渋りながらも、「太鳳ちゃんはいつもストレッチをしている“ストレッチバカ”なんですよね。肩を揉んでくれるので、お返しに揉んだんですけどマジでガッチガチで!」と土屋の肩が硬かったことに驚いたと語り、「お前が一番凝ってる!お前あのストレッチなんなん?」と、撮影現場で笑い転げたというエピソードを披露。
対して土屋は「頑張ってストレッチしているんですけどね(笑)」とほほ笑み、「圭さんは裏も表もない、ありのままが服を着て歩いてきたみたいな感じ」と称し、「寝癖もすごいままで、ジャージを着てサンダルで現場に来る。アボカドのような…外は柔らかいけど中はハードボイルドみたいな」と、独特な例えで会場を笑いで包んだ。
ここで、2月3日(水)に26歳の誕生日を迎えた土屋にサプライズでフラワーケーキが登場!シンデレラのガラスの靴があしらわれた生花のケーキに目を輝かせて喜ぶ土屋。
田中は、「太鳳ちゃんはずーっとこのままで、来年も再来年もずーっとこのままで、皆に愛されて皆を愛する人生を送ってください」とお祝いのコメントをし、「土屋太鳳という木にいっぱい実が成っているので、そのままで成長してください」とエールを送った。
そのエールを受けて土屋は、「そんなに早くは咲けない、ゆっくりしたタイプかもしれないけれど、1日1日を大切に、枯れたとしても種のために枯れられたら」と土屋らしいコメントで締めくくった。
©︎2021『哀愁しんでれら』製作委員会