映画「樹海村」の初日舞台挨拶が2月5日(金)に都内で開催され、山田杏奈、山口まゆ、神尾楓珠、倉悠貴、工藤遥、大谷凜香、塚地武雅(ドランクドラゴン)、安達祐実、清水崇監督が出席した。

本作は、2020年2月に公開され非常事態下においてヒットした映画「犬鳴村」に続く、「恐怖の村」シリーズの第2弾。

前作に続き、「呪怨」シリーズなどを手掛けた清水監督がメガホンをとり、今回は自殺の名所として広く知られる“富士の樹海”を舞台に、ネット上で「絶対に検索してはいけない」と語り継がれる通称“コトリバコ”と呼ばれる呪いの箱と、樹海がもたらす負の引力によって巻き起こる恐怖の物語を描く。

初日を迎え、山田は「去年の夏頃にみんなで撮影をしていて。私は自粛明け初の作品だったので、思い入れがあって」といい、「いよいよ公開だなと思い、すごくうれしい気持ちでいっぱいです」とニッコリ。

1月30日、31日に先行上映されたが、山口は「その時からエゴサーチばっかりしていて。ファンタジーホラーや今までにないホラー映画だという感想がすごく多くて、うれしかったです」と満面の笑みで明かし、「10年前に清水監督の作品にエキストラで参加させたいただいていて、10年越しに20歳になったときに主演映画が公開できるのもうれしい」と感慨深い様子で明かした。

霊能者が鑑定し、さまざまな幽霊が実際に映っていると言われている本作。神尾は「不穏ではあるんですけど」と言いつつも、「内容が怖いだけではなくて、家族愛とか友情が描かれていて、そっちに集中していたら全く周りに目がいかなかったですね」と気にしていない様子。

一方、倉は「めちゃくちゃ見ちゃいますよね。車の中とか、暗いシーンが多いので」といい、塚地は「何度か霊が映ってるらしいんですけど、だいたいそれが楓珠くんのところだと」と暴露。すると、神尾は「撮影中とかも現場で何か感じるとか全くなかったので、映ってると聞いたときはビックリしました」とあっけらかんとしていた。

工藤はホラーが大の苦手で本編も開始3秒で席を立ちそうになったそうで、「冒頭の東映のマークからホラー要素がすごくて、もう無理だなと。本当に苦手な方は、『来るぞ』とそこも構えて観ていただけたらと思います」と忠告。また、「終始、怖くて。自分が出てるところも怖かったので、全部怖い」と苦笑いしていた。

イベントでは、本作の撮影以降、日常生活であった心霊体験を問われる一幕も。工藤は「樹海で撮影している時は、ホテルに1人でいる時間は怖かったですね。怖い思いをした後に、また怖い思いをしないといけないかと思って。ビビりなから生活してましたね」と回顧し、「杏奈ちゃんとまゆちゃんは長い間、樹海で撮っていたのに、『恐いのへっちゃらです』っていう感じの顔して過ごしていたので、頼もしかった」と山田と山口の度胸を絶賛。また塚地が「まゆちゃんは樹海を避暑地と言ってた」と補足し、笑いを誘っていた。

そんな山口は恐怖体験を聞かれ、「撮影の初日に泊ったときに、1日目にトイレにゴキブリがでて、それが怖くて」と明かすと、すかさず神尾から「全然違うじゃん!」と突っ込まれ、「全然、霊関係ではないですね」と苦笑い。

一方、神尾は樹海での撮影が深夜に終わり、家に帰った際、塩をまいたり、風呂に入らないといけないのにそのまま寝たら金縛りにあったそうで、「僕、金縛りに合うほうではあるんですけど、帰ったときに玄関あたりにへんに何かいるなと思ったんです。でも、そのまま寝たら案の定かかって。お風呂に入ってないからだと思って入ろうと思ったんですけど、風呂が玄関側にあるので、入れなくてそのままごまかして寝ました」とエピソードを披露。続けて「映ってる中の誰かが家にいます」と冗談めかしで明かし、笑いを誘っていた。

大谷は神尾と占いしたときに2人とも霊がついてると言われたことについて触れ、「気にしたことなかったんですけど、それ以降、霊感あると意識して生活したら、宣伝の動画を撮ったときにオーブが映ってアップできなくなったんです」と恐怖エピソードを披露。

また、寺の息子だという倉は「僕もあんまり普段意識していないんですけど」といいつつも、「ずっと前からなんですけど、朝起きたときに人が見えるっていうのがずっと続いてる。多分、幽霊じゃないと思ってます」と告白。

すると、大谷が「そういうのを幽霊っていうんですよ」といい、神尾も「ただのバカじゃん!」とするどいつっこみ。それでも倉は「僕はそう思ってないんですけど、赤い人が立ってる」といい、キャスト陣を驚かせていた。

配給:東映

最新情報は、映画「樹海村」公式サイトまで。