2月22日(月)21時より放送の、フジテレビ『監察医 朝顔』第15話に、菅野莉央が出演する。
第15話では、朝顔(上野樹里)たちのもとに男性の遺体の再解剖の依頼が入る。65歳の男性は、日本から遠く離れた、とあるヨーロッパの国のホテルで亡くなっていた。男性の遺体には首をつった痕跡があり、遺書はなかったが、現地で解剖もおこなわれた結果、自殺と断定される。遺体は現在、日本の空港で検疫中だが、自殺したという説明に納得できない遺族が、どうしても再解剖してほしいと申し出たのであった。
妻と一人娘の3人で暮らしていた男性だったが、遺体となって発見される1ヵ月前に突然、姿を消し、家族から捜索願が出されていた。再解剖をおこなうにあたり、娘の猿渡優香(菅野莉央)が母親とともに朝顔たちのもとを訪れる。
話を聞くと、再解剖を強く希望しているのは娘の優香で、近々、妻と旅行に行く予定も立てていた家族思いの父が、縁もゆかりもない外国で自殺などするはずがないと言って聞かない。実は優香は、野毛山署強行犯係の刑事・森本琢磨(森本慎太郎)の学生時代の友人で、父が自殺したことを信じられない優香に、森本が再解剖という選択肢を助言したのだった。
朝顔たちは依頼を引き受け、改めて男性の遺体を解剖すると、亡くなった国で男性の遺体におこなわれた処置は、ずさんなものだったことがわかる。そればかりか、男性の体の中からは、朝顔たちも想像すらしていなかったものが見つかり…。
菅野莉央は、4歳の時に『校長がかわれば学校も変わる!』(TBS/1997年)で初めてドラマに出演をしてから、今年で実に24年目となる若手屈指の演技派女優。連続テレビ小説『風のハルカ』(NHK/2005年)や、連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(NHK/2016年)、『下町ロケット』(TBS/2018年)など、数々の作品に出演。
映画でも、主演の黒木瞳の娘役で「仄暗い水の底から」(2002年)に初出演して以降、「ジョゼと虎と魚たち」(2003年)、「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年)、「悪の教典」(2012年)など、さまざまな話題作に出演。2021年5月に公開を控える映画「地獄の花園」では、役作りで髪色を自身初のハイトーンカラーにするなど、大きな注目を集めている。
<菅野莉央 コメント>
――『監察医 朝顔』に出演することになった気持ちは?
長く愛され丁寧に作られてきた作品、という印象があったので、その一部になれるうれしさと共に、緊張感もありました。
――上野樹里さんとは14年ぶりの共演となりますが、撮影はいかがでしたか?
長くチームでやって来られている現場に参加する時は、どこか「お邪魔します」という気持ちになる部分があるのですが、撮影の合間に、以前ご一緒した時の思い出話をしてくださったりして、居心地良く撮影に臨むことができました。とても感謝しています。
お芝居では、こちらが何を放(はな)っても受け止めてくれるような、静かで真っすぐな“朝顔先生”の目が印象的でした。
――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。
“死”を扱ってはいますが、残された人たち、これからも生きてゆく人たちの背中をそっと押してくれる温かい作品です。ぜひご覧ください。