堂本光一が作・構成・演出・主演を務め、現在東京・帝国劇場で上演中のミュージカル「Endless SHOCK-Eternal-」が2月12日(金)の公演で上演1800回を達成。同日、堂本や共演するKAT-TUNの上田竜也、前田美波里らが終演後に会見を行った。
2000年11月の初演以来、シングルキャストで作品を引っ張る堂本だが、報道陣から「この20年間、肉体的、精神的に何が一番大変だった?」という問いかけが。
堂本は「ビバさん、ステージに立っている時に『なんで自分はこんなに怖い仕事を選んだんだろう?』って思うことはないですか?」と、カンパニーのオーナー役で出演している前田へ質問。
これに前田は「恐ろしい時がありますよね。まず、流れにまだ慣れていない最初の1週間なんていうのは、どうしてこんな仕事を選んじゃったんだって(後悔する)」と堂本へ同意。
堂本は「長い公演の中で体が順応してきて、いい感じだなと思っても、次の日にふとセリフ一言をいうのが怖いと思う時がある。だけど、そういうものなのかなって。その怖さがなくなった時が一番良からぬ時だと思いますし、そういった意味では自分を戒める、ビシッとしなさいという瞬間なのかな」。
続けて、「『舞台には魔物が棲んでいる』と言いつくされた言葉ですけど、本当にその通り。この感覚は言葉では表せないし、本当に幸せなんですよ。だから、乗り越えられる。そこに感謝しないといけないですね」と長く一線で走り続ける堂本ならではの喜びをにじませた。
この日、会見前に行われた公演ではカーテンコール時に記念のセレモニーが開催され、カンパニーから座長・堂本へ180本の真っ赤なバラの花束が贈られた。その心境を問われた堂本は「すごく重みを感じました。薔薇って1本だと軽いものじゃないですか。だけど、180本もあるとこんなにも重みがあるんだ。じゃあ、1800回ってどんな重みなんだろうと、楽屋へ戻った時に考えちゃいましたね」。
そして、「例えば1日に1回公演をすると、1800回は5年間やり続けることになるんです。恐ろしいですね。そのきっかけをくださったジャニーさんと東宝さん、ずっと支えてくださった共演者の皆さんやスタッフの皆さん、何よりもお客様、こうして大したネタがなくても毎回のように来てくださる報道陣の皆さん、すべての方へ感謝しかないです」と感慨深げな表情を浮かべた。
そこへリポーターが「今日はバラ風呂に入りますか?」と質問。堂本は「入ろうかな。Instagramにアップしますね。まさにこれから、帝劇の楽屋で入りますよ。だから、すみません。幕内のスタッフさん、帰るのが遅くなります」と満面の笑みで“バラ風呂”を予告した。
また、現在、2週間限定で上映されている映画「Endless SHOCK」だが、TOHOシネマズ日比谷のみ、帝国劇場での舞台公演と同じく3月31日(水)まで上映が延長されることが決定。
堂本は「この日比谷の界隈ではありがたいことにあっちでも『SHOCK』をやっているし、こっちでもやっているという形になる。スピンオフである『Eternal』を本編より先に観る方も多くいらっしゃると思いますが、楽しんでいただければうれしい」とアピールした。
さらに、3月28日(日)17時時半の公演をインターネット生配信することも決定。詳細は公式サイトにて後日発表される。