時は卒業シーズン。そんな中で、とある美大生が“ある巨大な卒業制作”をXに投稿したところ、約12万いいね(2025年3月10日時点)がつくほど、話題となっているんです。
学生生活の集大成となる卒業制作。いったい、どんな作品を作り上げたのでしょうか?
卒業制作は「人間が乗れる“巨大な…”」
2025年1月15日に、Xに投稿された1枚の写真。そこには何かにまたがる男性の姿が。
写真を投稿したのは、多摩美術大学彫刻学科4年の菊地 凌和さん。
この卒業制作の作品を披露すると、「うぉー!!!かっけぇ!! しかも乗れるとか最高かよ」「こういうのこそ本当に4Kにしてみたい作品でしょ」「何この未来感」「キングダムハーツにそういうボスいたな」など、驚きの声や称賛の声が寄せられました。
集大成となる卒業制作、一体どんな作品なのでしょうか。
これまで硬さのある金属に相反する柔らかい流動的な動物をモチーフにした作品を制作していたという菊地さん。
目の部分をボタンが縫われているようなデザインで表現されたテディベアや…
ひらひらとした口腕や触手部分が緩やかに曲線を描いて表現されたクラゲなどといった柔らかみをもった対象物を制作してきました。
しかし、金属を磨いたことによる光沢に興味を持った菊地さんは、卒業制作では、金属本来の性質を生かした作品を制作しようと思い、今回の“巨大なあるもの”を作ったんだとか。
それでは、何ができあがるのか想像しながら制作過程を紹介していきます!
何ができあがる?作品の制作過程を紹介
菊地さんは、まず粘土で模型を作り、完成した粘土模型を元に竹串を使って、面を分けた原型を制作。
そして、この原型を元に完成形のサイズと照らし合わせ、面のサイズを計算した上で面をカットしていきます。
面と面を溶接し、つなぎ合わせていき…全ての面をつなぎ合わせたら、つなぎ目の溶接を修正。
最後に、全面の磨き作業をして光沢を出したら完成!
もうみなさん、菊地さんが何を作っているかわかりますよね…?
まるで今にも動きだしそうなリアルさを持ち、細部まで丁寧に作り込まれた菊地さんの作品は必見です!
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