ペッツファーストは、ペットをご購入される前のご契約者様へ「ペットのお迎え前セミナー」を実施しています。

ペッツファーストホールディングス株式会社
～ペットの衝動買いを抑え、責任ある終生飼養のために～

“Pets always come first”を経営理念に掲げるペッツファーストホールディングス株式会社（本社:東京都目⿊区、代表:正宗 伸麻）は、2025 年 1 月 21 日より、運営するペットショップ「P's-first」でペットを購入される全てのご契約者に対し、動画による「ペットのお迎え前セミナー」をご契約前に実施し、ペットをお迎えいただく前に、飼い主としての終生飼養などについての責任と覚悟を改めて再確認させていただいています。



【概要】
- セミナー名　「ペットのお迎え前セミナー」約12分
（ペッツファーストお迎え前セミナー動画（Youtube））

- 対象者　全てのご契約者、またこれからご契約を検討されるお客様

- 場所　「P's-first」各店舗

- 目的　ペットの衝動買い抑止と、責任ある終生飼育の啓発


【内容】
- 飼い主としての心構え、準備

- 終生飼養への覚悟

- ペットの健康管理



お迎え前セミナー動画の一部


ペッツファーストは、これまでも「ペットショップ」として、お客様にペットとの暮らしの素晴らしさをお伝えする一方で、ペットの終生飼養を徹底するための活動に取り組んできました。
この度導入した「ペットのお迎え前セミナー」は、ご契約者様が、ペットとの暮らしを始める前に必ずご理解頂きたい心構えや情報をしっかりと盛り込み、ご家族を増やすという、とても大切なご決断の前に、いま一度冷静にご再考もいただくための動物福祉にも沿ったセミナーです。

ペットと暮らす生活は決して楽しいことばかりではなく、責任と義務、経済的負担が伴います。近年ペットの安易な飼育放棄や虐待が社会問題化していますが、その背景には、衝動買いによる飼い主自身の心構えや飼育環境への準備不足などが挙げられます。ペッツファーストではこのような課題を解決するために「ペットのお迎え前セミナー」を業界に先駆けて導入いたしました。セミナー内容は、日本獣医生命科学大学 田中亜紀特任教授が監修し、ペットと暮らす前に必要な飼い主としての心構え、終生飼養や飼育環境の準備、費用、しつけ、健康管理など、また医療費や食費、トリミング費用などの費用がかかること、他のご家族の方へもご負担がかかることなどを分かりやすく動画にまとめました。

ご契約をいただく全てのお客様に対して、「ペットのお迎え前セミナー」を実施し、「ペッツファーストとのお約束 ※下記参照」にもれなくご理解とご同意をいただいています。

【ペッツファーストとのお約束】

1. 「これからずっとペットを愛せますか？」
かけがえのない命です。ペットは家族です。
生涯にわたり責任を持ち、終生飼養を必ず守ってください。

2. 「ペットと暮らす環境は整っていますか？」
お住まいはペット可能物件、もしくはお引越し予定がある、またそれまでの預け先が確保されていることが必要です。

3. 「ご家族全員の理解と協力を得ることができますか？」
特に、重度な動物アレルギーをお持ちの方にとっては、ペットと暮らすことは強いストレスに繋がります。

4. 「ペットのお世話を毎日欠かさずにできますか？」
適切なごはん、トイレ、掃除、お散歩などの運動、周囲の環境に配慮するためのしつけが必要です。

5. 「ペットと暮らすためには手間やお金が掛かることを理解していますか？」
食費、日用品、予防接種や避妊去勢手術などの医療費、ペット保険料、トリミング費、特に医療費は高齢になるにつれ増加します。

6. 「万が一、ご自身がペットと暮らすことができなくなった時のことを想定できますか？」
私たちにも突然の事故や病気も起こりえます。もしもの時にも安心してお世話を任せることのできる預け先の準備が必要です。

7. 「動物虐待をしませんか？」
飼育放棄や、叩いたり殴ったりするだけでなく、適切なごはんを与えないことや運動をさせないこと、体調が悪い時に動物病院へ連れて行かないことも虐待行為であり立派な犯罪です。



■スタッフの声


P’s-first 倉敷店　店長　冨永 梨央菜

「ペットのお迎え前セミナー」が始まってから、ペッツファーストやスタッフの考え方への理解が深まり、より安心してお迎えできたと言ってくださった方や、改めてペットをお迎えすることの責任の重さを感じられた方など、お客様の反応は様々でした。実際に、セミナー受講後にやはりもう少し考えたいとお迎えを断念される方もいらっしゃいました。それは私たちにとっては、残念ということではなく、むしろとても意味のあるものだと受け止めています。

日々ペットを販売する私たちが、決して忘れてはいけないことは、この仕事はお客様とペットのこれからの人生に大きな影響をもたらすことであり、販売する私たちも強く責任を持たなければならないということです。何年も前から準備をしてペットをお迎えされる方や、運命の出会いをしてお迎えされる方、どのような状況でもお迎え前に不安を感じない方は殆どいらっしゃいません。私たちはその気持ちに寄り添い、飼育方法やお迎え後のサポートのご説明など、お客様の不安を出来る限り軽減する対応を心がけ、安心してお迎えをしていただけるようにいつも沢山のお話をさせていただいてきましたが、お迎え前セミナーが始まったことで、私たち「P's-first」のスタッフも、より一層自信を持ち、胸を張ってペットの販売が出来るようになりました。


■日本獣医生命科学大学　田中亜紀特任教授コメント


日本獣医生命科学大学 田中亜紀 特任教授

ペットショップには、飼い主となる方に犬や猫の行動特性、正しい飼育方法を伝え、生涯にわたって動物を愛し、大切に育てる飼い主を増やしていくことが求められます。また、やむを得ず飼えなくなった際の受け皿、困った時の相談窓口などの支援体制も整えることで、動物と人が安心して共生できる社会を築く必要があります。

今回お迎え前セミナーの制作に携わり、飼う前に具体的なペットライフをイメージしてもらえるよう監修いたしました。
動物と適切に暮らす人が増え、動物への関心が高まることで、動物虐待を見過ごさない社会がつくられると思います。今後もペッツファーストの健全なペット販売を支援し、日本のペット文化の発展に貢献してまいります。

【プロフィール】
名前：田中亜紀　先生　　
経歴：現職　日本獣医生命科学大学　特任教授
　　　日本獣医生命科学大学卒業　獣医師
　　　動物病院勤務を経て、2001年渡米
　　　米カリフォルニア大学デービス校にて、環境毒性学部で修士課程修了後、
　　　シェルター・メディスンの研究で獣医予防修士課程修了。
同校でシェルター・メディスンと災害獣医学の研究をテーマに博士課程修
了。博士（疫学）。2019年4月より現職。獣医師。


■お客様の声
これまで1,419組の方が視聴いただき、その中で2名 0.14%の方がお迎えを断念されております。（2025年2月13日時点）

*「セミナーを受講して、ペットを飼育する責任の重さを改めて実感しました。」（30代女性）

* 「費用や飼育環境についての負担がかかることを改めて知ることができ、それでもペットを
お迎えする覚悟ができました。」（40代男性）

* 「ペッツファーストさんの取り組みが、ペット業界全体に広がり、ペットたちが幸せに暮ら
せる社会になることを心から願っています。」（50代女性）

※アンケート集計結果より

【ペットのお迎え前セミナーを受講後、当社で子犬をお迎えされたお客様より】




P’s-firstでラテ（愛犬）をお迎えする前に、家族でお迎え前セミナーを受講しました。受講して、ペットを迎えることの責任の重さを改めて実感し、“ペットを飼うのはそんなに簡単なことではないんだ”と深く理解することができました。また、ペットへの接し方や気をつけること、これからやるべきことなどを事前に学べたことで、心構えができて本当によかったと思います。

特に、「ペットの10の気持ち」のパートは、涙が出そうになるほど感動しました。ペットを飼うのではなく、「家族を迎える」という意識が強まり、一生大切に育てていきたいと感じることができました。

特に初めてペットを迎える方は、ペットを迎えた後の生活をイメージするためにも、このセミナーがあった方がいいと思います。実際に、ラテが我が家に来てからの生活は大きく変わりました。ごはんやトイレのお世話があるため、今までのように気軽に長時間外出をすることはできなくなりましたが、その分ラテが私たちにたくさんの笑顔をもたらしてくれています。もうじきお散歩デビューもできるので、一緒にお出かけできることを楽しみに、これからも家族全員で楽しく過ごしていきたいと思います。


■代表取締役社長CEO 正宗伸麻コメント　「私たちの目指す理想のペットショップとは」


ペッツファーストホールディングス株式会社　代表取締役社長CEO　正宗伸麻


私たちは、"Pets always come first"を理念に、これまでペットをいつも最優先に考えたペットショップ運営を心がけてきました。
近年ペットショップの文化そのものに対して様々なご意見があることを承知していますが、当社はそれらのご意見に対し、いつも真摯に受け止め、将来の日本のペットショップ業界のあるべき姿を示し、その後の取り組みにも反映してきました。

これまでも、いわゆる売れ残りや行き先がわからないペットがペットショップに多数存在するのではというご意見に対し、当社では「ペッツファーストマンスリーペットレポート」を社外開示することで、売れ残りや行き先が分からないペットが1頭も存在しないことを明らかにしてきました。またペットの殺処分の原因は安易にペットを販売するペットショップの責任が大きいのではないかというご意見に対しても、2006年にペット用マイクロチップを全てのペットに対して販売前に装着することで、飼い主様の終生飼養の意識を高めました。結果的に、当社出身のペットが保健所などの施設で殺処分されることを未然に防止しており、すなわち2006年以降、当社出身のペットは1頭も殺処分されていないことを明示しています。

私たちはペットの命を取り扱う企業として、いつも透明性を持ち、ペットに寄り添うことを強く意識してきました。また日本におけるペットの重要な流通文化である、「ペットショップでペットを迎えること」を守るためにも、私たちペットショップが自ら適切にペットを取り扱い、自主的に情報を開示し、問題点についても積極的に改善へ取り組む自浄作用を持つことが大切です。

この度の「ペットのお迎え前セミナー」の導入についても、ペットと末永く暮らすためには、まずは飼い主様の心構えが何より重要であると考えます。セミナーを全てのご契約者へ受講頂くことを通じて、ご家族を増やす前に、飼い主様ご自身が、ペットに生涯にわたり寄り添う覚悟を持っていただきたいと考えます。

実際に、これまでセミナー受講後にご契約を見送られた方もいらっしゃいましたが、それもミスマッチを防いだという意味でも、私たちの目指す理想のペットショップのあるべき姿と考えています。

私たちペッツファーストはこれからも笑顔のペットを増やし、不幸なペットを一頭でも減らせるようなペットショップ運営を目指していきます。

■会社案内
【会社名】ペッツファーストホールディングス株式会社
【所在地】〒153-0063東京都目黒区目黒1-24-12　オリックス目黒ビル9F
【資本金】1億円
【代表者】代表取締役社長CEO　正宗伸麻
【従業員数】1,184名（うち獣医師66名 愛玩動物看護師65名※業務委託含む）2025年1月末時点
●公益財団法人日本補助犬協会と連携し13頭の聴導犬と1頭の介助犬を育成しユーザーへ提供
●動物病院URL（https://pfirst-ah.jp/）
●ニュースレターアーカイブページ（https://www.pfirst.jp/newsletter.html）

＜本掲載関連記事＞
・vol.1　ペットの命を守るための取り組み～売れ残ったペットはどうなるのか
・vol.3 ペッツファースト初の医療センター「ペッツファースト動物病院 代官山高度医療センター」を開院
・vol.4　「ペッツファースト動物病院 福岡大野城医院」開院～なぜ動物病院を拡大するのか～
・vol.5　第1回譲渡会を開催～なぜペットケア＆アダプションセンター日光を開業したのか～
・vol.6　私たち動物病院グループの高度医療への取り組み
・vol.7　日本獣医生命科学大学との猫の難病FIPの共同研究の取り組み～不治の病を治る病気へ～
・vol.8　ペットの遺伝子病対策の取り組み～重篤な遺伝子病で苦しむペットを生み出さないために～
・vol.9　2023年マンスリーペットレポ―ト総括～売れ残りを一頭も出さない、病気や死亡事故根絶のための取り組み～
・vol.10ペット販売の生後8週齢（56日齢）規制に対する私たちの考え方～生後60日齢での取引基準への引き上げに関するお知らせ～
・vol.11ペット業界におけるペットオークションやブリーダーなどの日齢偽装問題への対策～「生後60日齢以上への取引基準引き上げ」に関する進捗報告～
・vol.12 すべてのペットが幸せな生涯を送るための取り組み～いわゆる衝動買いや飼い主を失うペットをゼロにするために～
・vol.14　ペッツファースト動物病院「FIP予防検診」開始のお知らせ～不治の病から治る病気へ、そして予防できる病気を目指す～
・vol.15　獣医師監修 社内資格制度「ペッツファースト社会化トレーナー」の導入について～子犬・子猫の社会化のために～
・vol.16　当社獣医師によるブリーダー向け往診事業について～ペットの健康を出生前から守る取り組み～

●マンスリーペットレポート　（https://www.pfirst.jp/protected_monthlyreport.html）

■お問い合わせ先
【本掲載内容について】
ペッツファースト株式会社　広報部
電話番号　03-6417-3503／E-mail　pr@pfirst.jp
担当者　粕谷・西河・小野










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