堂本剛と綾野剛が映画『まる』で初共演！荻上直子監督が堂本に熱烈オファーの理由は「私より、もっとずっとつらそうな人がいる」

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10月20日（日）の『ボクらの時代』は、堂本剛さん、綾野剛さん、映画監督の荻上直子さんが登場します。

堂本さんが27年ぶりに単独主演を務め、綾野さんと共演している映画『まる』が公開中。本作は、堂本さん演じる人気美術家のアシスタント・沢田が腕のケガによって職を失うも、ひょんなことから正体不明のアーティスト「さわだ」として不思議な事態に巻き込まれていく奇想天外な物語。

綾野さんは、沢田の隣人で売れない漫画家・横山を演じ、監督と脚本を荻上さんが担当しています。

＜堂本剛は「0→1」のアーティスト、綾野剛は「1→100」のクリエイター！「だからきっと、相性がいいと思います（笑）」＞

堂本さんは、綾野さんのことを「綾ちゃん」と呼んでいると明かします。

堂本：綾ちゃんの収録の最終日に、いろいろ考えた結果、「綾ちゃん」と呼ぼうと思いまして。

綾野：「剛さん」「綾ちゃん」。

堂本：はい。名前（の漢字）が一緒なんでね。

荻上：あ、そうですよね、漢字がね。

堂本：名前が一緒なので、今まで呼ばれている回数が限りなく少ないであろう呼び方がいいなと思って、それで「綾ちゃん」にしたんですよ。

映画の撮影最終日、すでに撮影が終了していた綾野さんが現場に現れたそうで、荻上さんは「真っ黒のお洋服でいらしたから。なんかヤバい人がいる（と思った）」と笑います。堂本さんも「びっくりしました。ありがとうございます、最終日来てくれて」と、初共演の綾野さんに感謝を伝えます。

また、今回の堂本さんの主演は、荻上さんからの「熱烈オファー」だったといいます。

荻上：なぜ気になっていたかというと、（自分は）30過ぎで映画監督としてデビューするんですが、なかなかやりたいことと、商業的なことも…映画ってたくさんあるから、そのバランスがちょっとよくわからなくて。やってみたけど、うまくいかなかったとかいうことも多々あり、とても悩んで精神的に「うーん」となっていたときに、たまたまテレビで拝見した堂本さんが、「あれ？私よりも、もっとずっとつらそうな人がいる、ここに」って。

堂本：（笑）。

荻上：そう思ってしまったのが、気になってしまった最初のきっかけなんですけど。

堂本：うん。

荻上：そのテレビの中で、プロフェッショナルだから笑って…笑顔でいらっしゃるし、面白いことを言ってみなさんを笑わせてもいるんだけど。それでもなんか、なんかつらそうな人がいるって思ってしまったんですよね。

堂本：はい。いやー、もう（笑）。

荻上：それに、ひきつけられてしまって。

堂本：あのー、本当の自分を伝えることがちゃんとできなくなっていたというか。

綾野：うーん。

堂本：そういう部分がきっと、にじみ出てしまうのかもしれないです。監督がおっしゃった「笑ってるけどなんかちょっとつらそう」みたいな。やっぱり楽しいから笑ってるねんけど、この業界だときついことも言われるじゃない？それに僕は、いちいち傷ついてしまう人間だから、疲れてたんですよね。

堂本さんは「そんなときに音楽と出合えたからずいぶんと救ってもらえた」と語り、3人は「本来の自分を生きること」へ話題を展開します。

ほかにも、アーティストとクリエイターの違い、アイデアが生まれるきっかけ、俳優としての役との向き合い方など、さまざまな話題で盛り上がります。

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