山田孝之「何をやったって『つまんねぇ』と言う人は絶対にいる」ネットやSNSで批判されてもぶれない“新しいこと”へ挑む姿勢

10月13日（日）の『ボクらの時代』は、山田孝之さん、仲野太賀さん、岡山天音さんが登場します。

山田さんと仲野さんは、11月1日（金）公開の映画『十一人の賊軍』で主演を務めています。

本作は、1868年、江戸幕府から明治政府へと政権が移りかわるなかで起こった戊辰戦争を背景に、ある砦（とりで）を守るために集められた罪人たちが死闘を繰り広げる時代劇。山田さんが侍への復讐で捕まった罪人役、中野さんが剣術道場の道場主を演じ、岡山さんは密航を試みた罪人役で出演しています。

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『十一人の賊軍』の撮影現場では、ほとんど話をしなかったという山田さんと岡山さん。岡山さんは、改めて山田さんに「趣味は何ですか？」と質問をします。

山田：趣味っていうと、釣りになるのかな。釣った魚をさばいて、食べてっていう。

岡山：撮影中も…。

仲野：そうだ！

山田：ああ、行った行った。そうだ、（野村）周平と。

岡山：すごいですよね。

仲野：『賊軍』釣り部隊がいたもんね。

山田さんは、夜通し撮影したあとで、そのまま朝に海へ釣りに行くことが息抜きになっていたと語ります。

山田：海に出て、日を浴びて、ああ、気持ちいいなって。

仲野：すっごい楽しそうな写真、いっぱい撮ってましたもんね。きれいな海の前で。

一方、仲野さんは写真が趣味。カメラマンとしての依頼もあるほどの腕前です。

仲野：「写真撮ってください」って言われて呼ばれて、うれしいからさ、引き受けるんだけど。

岡山：緊張しそうだな。

仲野：仕事と仕事の間に、そういう日を組ませてもらうんだけど。慣れない作業だから余計テンパるんだけど、なんか普段とは違うことやってるから、リフレッシュするというのは、すごくあって。

山田：人も撮る？

仲野：人ばっかり撮ります。人に対してすごく興味があって。

岡山：へえ、面白い。

仲野：だからこそ、普段しゃべるのとは違う、もう一歩踏み込んで、その人を見てみたいみたいな感覚になるんですよね。

山田：それがカメラなんだ。

仲野：はい。

岡山さんは「絵を描くのが好き」と明かし、仲野さんも「めちゃくちゃ、いい絵描くんですよ」と絶賛します。

岡山：絵はもう、物心ついたときくらいから描いていてっていう感じで。あと、途中ですごく漫画好きになったりとかっていうのもきっかけになって、模写したりとか。最近は、めっちゃコラージュしてますね。

仲野：菅田（将暉）が、天音の絵が大好きで、CDのジャケットにしてるんです。

山田：じゃあ、菅田にとりあえず、どんどん売っていけばいいじゃん。

岡山：マネタイズしていくか（笑）。

山田：大事、大事。

山田さんは、2人に「どちら（の趣味）も個展とかできる。何かに収めて世に出すとか」と、次の展開を勧めます。

山田：表現ってさ…もしかしたら、それで誰かがグッと心が動いて、何か一歩のきっかけになるかもしれないし。

岡山：そうですね、本当に。マジで誰にも見せないんで。

山田：それは、見せたくないの？

岡山：見せたくなくはないんですけど。

岡山さんは「リアクションに気を遣われるだろうな」と思ってしまい、作品を人に見せることがないと告白。仲野さんも「そうだよね」と共感しますが…。

山田：何か新しいことを挑戦するっていうときに、やっぱり、特に今の時代はネット、SNSがあるから、批判の声を恐れて行動できないことが多いんだけども。でも、初めてやることって下手くそで当たり前だと。だから、とりあえずやってみたらいいじゃん。で、何をやったって「つまんねぇ」とか「こんなの、やんなくていいんだよ」って言う人は絶対にいる。

山田さんは「年齢的にも、もうこういう年だし…」と、自身のこれまでの経験を踏まえ「新しく始めること」に対する思いを語ります。仲野さんが「今日、来てよかった」と思わずうなる、その言葉とは――。

ほかにも、映画『十一人の賊軍』撮影エピソードや、それぞれが俳優を目指したきっかけ、仲野さんが大河ドラマの主演決定を知った際の心境、親の存在についてなど、さまざまな話題を語り合います。

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