広島の魅力を届ける架け橋に。KITTE大阪にオープンしたセレクトショップ「ひろしまIPPIN」の誕生秘話と、地元企業をつないだ新商品開発への熱意を語る
2024年7月31日、JR大阪駅前に新たに誕生した商業施設「KITTE大阪」がグランドオープンを迎えました。この注目の施設に、広島の観光スポットである「おりづるタワー」(運営:株式会社広島マツダ)がプロデュースする「ひろしまIPPIN」が物産館の旗艦店としてオープン。
今回は、ひろしまIPPINのオープンに至るまでの奮闘や、各担当者たちの熱い思いについて深掘りしてお届けします。
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KITTE大阪「ひろしまIPPIN」
●広島の魅力をより多くの方へ伝えたい。きっかけはおりづるタワーでの取組みから
大黒:大阪出店のきっかけは、日本郵政グループからのアプローチが始まりでした。有難いことにおりづるタワーの物産館の取り組みを評価いただき、大阪で新たな挑戦をする機会へとつながりました。
足利:おりづるタワーの物産館では、これまで広島の「いいもの」を求めて、数多くの商品を取り揃えてきました。私たちは、広島にこだわりを持つ業者さんから直接お話を伺い、その魅力を厳選してお届けしています。
広島には、地元でしか知られていない素晴らしい商品がまだまだたくさんあります。その一つひとつが、小さな商品であっても、その土地の魅力を詰め込んだ特別なものなんです。「その良さをもっと多くの方に知っていただきたい!」そう思っていたところに今回のお話が重なりました。
●新しい商品を生み出す想いを形にするために。自分たちが企業同士の架け橋となる
大黒:今回の出店に際して、新たな商品を生み出す、というのは私たちにとって大きな挑戦でした。
広島には、新しい商品を生み出したいという熱意を持ちながらも、ノウハウや技術が不足しているために商品化に至らない企業が多く存在しています。私たちは、これらの企業の想いを形にするために、架け橋になれるのではないかと考えました。
足利:1社だけでは実現が難しいことも、他の企業とのマッチングによって可能になるかもしれない。私たちならそうした企業同士をつないで一緒に新たな挑戦ができると、確信だけはありました。(もちろん初めてのことばかりで、実際は不安もたくさんありました)
左:足利 右:大黒
●広島にこだわり抜いた商品を。試行錯誤から辿り着いた青きなこアイス
足利:ある日、業者さんと立ち話をしていたときのことです。「わたし、アイスを作ろうと思うんですよね」というひとことを聞いて、アイデアがひらめきました。どうせ作るなら、広島にこだわり抜いたものがいい。広島ならお酒を使ったアイスも面白いかもしれない、とアイデアが次々に広がりました。
大黒:お酒好きな私たちなので(笑)、洋酒や日本酒も検討しましたが、最終的にたどり着いたのは広島県産の『青きなこ』でした。青きなこは、広島でしか消費されていないことがわかり、ミルクとの相性が良さそうだと感じ、これをメインに使おうと決まりました。
足利:そこから、株式会社ファンセレティー様と株式会社上万糧食製粉所(ウエマン)様をお繋ぎしました。
大黒:一番難しかったのは、緑色の青きなこの色の表現と、その香りを活かすことでした。試食テストを何度も繰り返し、最終的に、青きなこの淡い色合いと、ふんわりと漂うきなこの香りが楽しめる、くちどけ豊かなアイスに仕上がりました。
青きなこアイス「畑のエメラルド」
●お客様に手に取っていただきたい。チームでとことんアイデアを出し合い生まれた『畑のエメラルド』
足利:商品と同時に考えなくてはいけなかったのは、プライベート商品としての新パッケージ。これがまた大変な作業で、今回新店舗開発チームに途中合流してくれた桐田さんがこの大役を担ってくれました。
桐田:商品開発が何とか進んでいたものの、商品名もパッケージも決まっていない状態でした…。実は、私はまったく異なる職種からこのプロジェクトに携わることになったので、初めてのことばかりで戸惑いの連続でした。でも、昔から絵が好きだったこともあり、デザインに関わるこの仕事をさせていただけることが本当に光栄でした。だからこそ、必死で本を読み漁り、どうすればお客様に手に取っていただけるパッケージになるのかを考え続けました。
何度も重ねた会議の様子
外部のデザイナーさんにご協力いただきながら、商品説明やテスト商品の試食を通じて、一緒にデザインのアイデアを練り上げていきました。そんな中、青大豆が『畑のエメラルド』と呼ばれていることを知り、これだ!と感じました。みんなの意見を総合して、商品名は『畑のエメラルド』に決定しました。
パッケージデザインも、その名前にマッチするものにしたいと思い、広島の豊かな山々と青きなこの緑をイメージしたデザインに仕上がりました。
広島青きなこアイスクリーム『畑のエメラルド』
畑の風景が広がるような、そして広島の自然の美しさが感じられる素敵なパッケージが完成し、初めて商品を手に取ったときは感慨深かったですね。
デザインへの想いを語る。担当:桐田
●大阪のお客様と新しいスタッフに支えられながら。やりがいある店舗運営
今回の大阪出店に際し、店舗運営の最前線に立つことになったのは、おりづるタワーから赴任した店長の黒川と副店長の西村です。新しい土地での挑戦に不安を抱きながらも、広島の魅力を大阪で伝えるという使命感を持って日々奮闘しています。
店舗運営の経験が浅い中で、試行錯誤を繰り返しながらも、大阪の新しいスタッフに支えられ、お客様からの温かい声に励まされ、そのやりがいを一層感じています。
この新たな「ひろしまIPPIN」が、広島の魅力を発信する温かい場所として、大阪で輝きを放ち続けるよう、今後も全力で取り組む決意を新たにしています。
左:西村 右:黒川
●「ひろしまIPPIN」から広島の魅力を全国へ。地元企業ととともに新たな挑戦を続ける
「ひろしまIPPIN」は、広島の魅力を届けるために、多くの挑戦を経て誕生しました。広島で培った信頼と実績を基に、新たな商品開発や企業間のコラボレーションを推進し、今後も地元の逸品を全国へと発信していきます。
オープンに至るまで、各担当者たちは試行錯誤を重ね、広島の文化と風土を生かした商品の開発に情熱を注いできました。青きなこを使用したアイス「畑のエメラルド」はその象徴的な一例であり、今後も数々の新商品を生み出していきたいと考えます。
この挑戦を通じて、広島の魅力をさらに広く伝えるだけでなく、地元企業とともに新たな可能性を切り拓いていくことを目指します。大阪での新たなステージにおいて、「ひろしまIPPIN」はこれからも、広島の一品・逸品をより多くの人々に届ける架け橋になっていきます。
左:大黒 真ん中:足利 右:桐田
完成した「ひろしまIPPIN」
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