世界中で30秒間に１枚購入されているコニースタイ、スタイはやっぱりコニーと言われるまでのストーリー

ワタシの生き方 by PR TIMES

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スタイはやっぱりコニー、コニーのスタイは使い勝手の良さやデザイン性の高さ、色や柄の種類の豊富さなどたくさんのお褒めの言葉をちょうだいします。

抱っこ紐から始まったコニーは、子育てを軽やかに、そして自分らしくする数多くの優れた製品と共に、ママとパパ、子どもの心地よいライフスタイルを世界116か国以上へお届けしています。その代表格ともいえるコニースタイ、世界中で30秒に１枚購入されるほどママ・パパのマストアイテムになったコニースタイの誕生秘話をCEO兼Founder、そしてママであるErin自身の声でお届けします。

きっかけは公式インスタグラムのコメント

「抱っこ紐が子どものよだれでびしょびしょです。抱っこ紐用のよだれカバーを作ってくれませんか？」

2020年のある日、次男の寝かせつけをしていた私の目にとまったメッセージです。読んですぐに、メッセージは全く他人事でないことに気づきました。なぜなら私の抱っこ紐もまた写真のようにびっしょり濡れていたからです。次男は新生児の頃からコニー抱っこ紐で育ち、思い返せば抱っこ紐はいつもぐっしょり湿っていました。長男は抱っこ紐が出来上がった時にはよだれがそれほど出なくなっていたので、それほど気にならなかったのです。これは何とか作らないと、私たちにも必要な商品だとすぐにわかったのです。

こうしてコニー抱っこ紐用のよだれカバーの開発がスタートするのですが、コニー抱っこ紐の持つシンプルなデザイン性を損なうことなく、よだれカバーを固定する良いアイデアが無く、中々実現できない状況が続きました。

お客さまが求めているのは「固定式抱っこ紐用よだれカバー」ではない。問題をシンプルに捉えることで生まれた原型

よだれカバーの固定方法に悩み続けていた中で、ふとお客さまが求めているのは「固定式のよだれカバーではなく、赤ちゃんが抱っこ紐を直接吸わないようにすること」ではないかと思い、そうであれば抱っこ紐の上に直接スタイ（よだれかけ）を乗せる方法はどうだろう？と考えました。これがコニースタイの原型が誕生した瞬間です。

実際にスタイのデザインを進めるにあたっては「抱っこ紐ありき」のデザインには絶対にしないと心に決めていました。以前持っていたよだれカバーは特定のブランドにしかフィットせず、使用しなかったにも関わらず友人に譲ることもできず、ずいぶんもったいない思いをしたものです。機能的にもデザイン的にも優れ、長く・汎用的に使える商品にしたい、そう心に決めていました。

抱っこ紐用よだれカバーと一般的なスタイの共通点を探っていくと使用月齢やよだれを吸収する素材が必要であるなど、多くの点での共通点が見つかりました。抱っこ紐着用時にもよだれを吸収するために一般的な楕円形ではなく、側面も前面と同じくらいの長さの円形に近い形で最初のサンプルを作りました。サンプルの出来はかなりよく、写真のように抱っこ紐着用時は抱っこ紐のよだれカバー、抱っこ紐からおろすとスタイに見事に変身です。

最初のサンプルにおける最大の発見は「よだれカバーはスタイになる」という事でした。よだれカバーもスタイも「よだれを吸収する」という求められる機能は同じなので、ママ・パパにとっては１アイテムで２つの機能を持つお得アイテムになりそうと直感的に感じました。しかも、円形に近いローリングデザインにしたことで、よだれがついても360°回して使えるようになりました。

一方で改善が必要であったのが素材です。最初のサンプルは速乾性を期待して薄い綿素材を使用したのですが、思ったほどの効果は得られませんでした。一般的なガーゼ素材はよだれの吸収力は良いのですが、重みと生地の"よれ"が自身の経験値として懸念でしたので、薄く・軽く・よだれをしっかり吸収する素材を見つける必要がありました。

目の前にあった「最高の素材」、コニー抱っこ紐の素材で作成したサンプル。　　　　　　　

素材の選定は抱っこ紐開発時にもずいぶんと苦労したので、本音のところ、長期戦を覚悟していました。ずっとスタイの素材について考え続けていた中で、コニー抱っこ紐が目に飛び込んできました。赤ちゃんが直接噛んでも吸っても問題なく、吸汗速乾性・耐久性にも優れ、各国の様々な認証をクリアした「最高の素材」が目の前にあったのです。

フィット感を更に上げるようパターンを修正し、コニー抱っこ紐素材で作成したサンプルを発注し、待つこと数週間、、、サンプルを受け取った日思わず声が出てしまいました。

最初のサンプルで改善が必要と感じた吸水力・速乾力などの素材面の改善はは十分にクリアされており、360°回して使うことができるため、一か所が濡れても別な箇所を使い更に、その個所を使っている間に最初の箇所が乾く。我が家では洗濯の回数が減ったほどでした。素材とパターンをみなおしたことで、"よれ”や垂れ下がりも気にならなくなりました。（写真右が抱っこ紐の素材で作成したサンプル）

更なる可能性を感じたのがデザインの拡がりです。次男は家にいることが多く、だいたい似たような白色のお洋服を着ていたのですが、サンプルとして作成したいくつかのカラーのスタイをつける（下記写真参照）とあら不思議、まるで服全体を着替えたかのような印象を受けました。お部屋着がまるでお外着に見えたほど。「スタイ一つでコーデをもっと楽しめるかもしれない」という発見は全く予想外のものでした。

コニースタイ発売前夜、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最後のこだわりは手でちぎることができるケアラベル

素材とパターンが決まり、ほぼ完成したコニースタイでしたが最後にケアラベルの位置を決める必要がありました。しかしながら、バインディングがないためその位置決めには難航しました。

なんとか裏側に決まったのですが、その時思ったのが「このケアラベルをハサミで切るときに同時にスタイを傷つけたりしたらどうしよう・・・」ということでした。そんなことを生産チームのリーダーに話したところ、「価格はかなりあがりますが、手でちぎることができるケアラベルはありますよ」と苦笑いを浮かべながら教えてくれました。正直なところ、私たちのスタイの価格帯でこのケアラベルの採用はかなり思い切った決断でした。

でも手で簡単にちぎることができることで、きれいなデザインが維持できることはもちろん、ハサミで切り取るママ・パパの手間と時間を削減できることを考えれば十分な価値を感じたため、迷わず採用しました。今もコニースタイのケアラベルは手で簡単にちぎることができますので、ぜひ体感くださいね。

お客様のインスタグラムのコメントから生まれたコニースタイは今ではコニー抱っこ紐と共にコニーを代表する商品になり、世界中で愛用されています。必要は発明の母という言葉の通り、良い商品というのは育児の現場で感じる不便さや必要性の中からこそ生まれると考えています。そのためにも、これからも皆さんが感じたことを教えてほしいといつも思っています。世界中のママ・パパ、そして子供たちの暮らしを心地よいものに変えていくために私たちは努力し続けます。