ネイリストが5年以内に9割以上廃業する現状の打破へ!ネイル業界の改革を目指すネイルスクール「NCA」が開校1年で加入者207名を突破した裏側〜発達凸凹の息子2人と主夫の旦那を養う大黒柱としての決意〜
株式会社ネイリストノミライ(本社:広島県福山市、代表取締役:品川あゆみ)は、全国のネイリストに向けたサービスとして、時短×ハイクオリティーの”時短特化型満席サロン”を叶える、無期限ネイルスクール「NCA」を2023年から開校しており、約1年間で会員数が207名を突破(2024年6月末時点)しています。
「ネイル業界の改革とネイリストの理想のライフスタイルの実現」をミッションに掲げ、ネイルサロン経営のメソッドなどをまとめた書籍の出版やクラウドファンディングにも取り組んでおり、今後は、NCAのさらなるサービス充実に努めていくほか、女性の社会進出を後押しする社会貢献事業にも挑戦していくこととしています。
この記事では、事業の核となっているNCAが誕生するまでのストーリーを、代表の品川がお伝えします。
ネイリストが直面している厳しい現実
ネイリストは開業後、5年で9割以上が廃業していると言われています。
ネイル業界に10年以上身を置く私としてはリアリティが高く、危機感を持つべき数字だと感じています。
しかも、「ネイル白書2020」で公開されたデータによると、過去5年間で倒産したネイルサロンは”資本金1000万円未満が約9割”を占めています。
つまり、自宅でネイルサロンを開いている「自宅ネイリスト」のほとんどが、開業後、短期間で廃業を余儀なくされているということです。
これは、ネイル業界全体が”技術”に比重を置く文化になっていることが大きな原因だと考えています。
実は、ネイル検定3級を取得できる技術があれば、お客さまのニーズを十分満たすことができるのにもかかわらず、それだけでは不十分とされる風潮があります。
しかも、サロン経営を学ぶことができる機会がまだまだ少ないことも業界全体の課題と認識しています。
ネイリストは、その多くが女性で、子育てをしているママであっても空き時間を活用して自宅でサロンを開くことができます。つまり、女性が起業して社会で活躍していくために適した職業とも言えます。
その一方で、ネイリストとして、そして経営者として成長していくための環境が整っていないという現実があるのです。
無期限ネイルスクール「NCA」でネイル業界を改革
こうした現在のネイル業界に新しい考え方を取り入れ、改革するために生まれたのが「NCA」。
NCAは時短×ハイクオリティーの時短特化型満席サロンを叶える、10年連続満席サロンの現役ネイリストである私品川あゆみが講師を務めるオンライン&オフライン融合型”無期限”のネイルスクールです。
このスクールでは、本当に必要となるネイルの技術やお客様とのコミュニケーションの取り方はもちろん、ネイルサロン経営のあり方なども総合的に学ぶことができます。
スクールで学んだネイリストが、施術のクオリティは落とさずに時短を行い、お客様の満足度を上げ、売上もアップするといった事例が多く生まれています。
そして、受講生の約80%が子育て中の女性(ママ)であるという特徴があります。
「NCA」が生まれるまでの葛藤
私自身もママであり、今でこそネイルサロンの黒字経営やNCAの運営ができていますが、初めからすべてが上手くいっていたわけではありません。
当時、夫が朝から晩まで働いてくれていましたが、毎月苦しい経済状況でした。
その助けになればと思いサロンの売上を伸ばそうとしましたが、時間が思うようにとれず、日々モヤモヤを抱えていました。
その中で子どもの発達凸凹が発覚し、療育の時間をとるためにサロンの継続自体が厳しくなった時期もありました。
しかし、「大好きなネイルを通じてもっとお客さまに喜んでいただきたい!」という想いを捨てきれず、夫と何度も何度も家族会議をした結果、夫には主夫になってもらい、私が自宅のネイルサロンで一家を支える大黒柱になるという決断をしました。
リピート率100%、10年以上満席継続のネイルサロンへ
それからも
「新規集客がうまくいかない…」
「次回予約のお声がけがうまくいかずにリピート率が悪い…」
「オフオンの時間がかかりすぎてお客さんも疲れてるし自信がなくなる…」
など、たくさんの苦難が襲ってきました。
技術には自信がありましたが、それだけではお客さまに十分に喜んでいただけず、ネイルサロンの経営も伸びていかないという現実に直面したのです。
その中でも希望を捨てず、一つひとつの課題に向き合ってきました。
この過程で辿り着いたのが「時短×ハイクオリティー」の時短特化型サロンです。
その結果、リピート率100%で、10年以上満席を継続しているネイルサロンに育ちました。
ネイリストの未来を切り拓くプラットフォームに
困難を乗り越えてきた私だからこそ言えることがある。
全国の自宅ネイリストに伝えるべきことがある。
ネイリスト業界を改革して、自宅ネイリストの未来を切り拓きたい。
ひたむきにネイルに取り組む中で、このような想いが芽生えました。
NCAが生まれた原点であり、社名である「ネイリストノミライ」の由来にもなったものです。
ネイル業界の教育文化を変え、時短特化型満席サロンの作り方を伝えていくことが、ネイリストの夢や理想のライフスタイルを実現するための答えだと確信し、2023年にNCAを立ち上げ、教育事業を本格化しています。
その活動の一環として、2024年3月には、ネイルサロン経営やネイリストとしてのあり方をまとめた書籍を出版し、書店1位・Amazon「小売カテゴリ」で1位を達成しました。
同時期に、出版を契機としたクラウドファンディングにも挑戦し、歴代2位(CAMPFIRE「書籍・雑誌出版」)の支援をいただくことができました。
今後もこうした活動を継続し、できる限り多くのネイリストの未来を切り拓いていくことに力を注いでいきます。
女性の社会進出の支援にもチャレンジ
2024年はもう1点、挑戦をスタートしたことがあります。
ネイル業界に身を置いている女性のみならず、子育て中のママの社会進出を幅広く支援していくという取り組みです。
2024年5月には、能登半島地震の被災地で生活する女性を支援するための義援金を募るプロジェクトを行い、約22万円を石川県の団体へ寄付しました。
また、同年6月には、地元福山市で、働くママの働き方をテーマにセミナーを開催しました。今後も、「ママとして人生を前向きに生きて輝いていきたい!」と考えている方々を支援する講演活動などを展開していく予定です。
終わりに
NCAを通じてネイリスト業界をもっと可能性に満ちた業界に変え、ネイリストのミライを豊かにしていくこと、そして女性の活躍の幅を広げていくことで、日本社会全体をより豊かにしていくことを目指して、これからも挑戦を続けてまいります。
企業名:株式会社ネイリストノミライ
代表取締役:品川あゆみ
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