『ウラマヨ！』NISAを続けるコツは「“そういえばやってたな”くらい」お金のプロが勧める運用成績の確認頻度は年1回

6月8日（土）13時～カンテレ『ウラマヨ！』※関西ローカル

めざましmedia編集部

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NISAは無理のないお金で長期間かけて行う投資に向いている

今回は、「お金のプロ・マネンジャーズが教える！ややこしそうに見えるポイ活＆NISA めちゃくちゃ簡単に説明しますSP」を放送。

左から）小杉竜一、吉田敬、橋本和花子

お金にまつわる2つのテーマについて、“パーフェクト・マネークイーン”ことファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんが解説します。

NISAとは、2014年に少額からの投資を行う人のためにスタートした制度のことで、ふるさと納税のように「使わないともったいない」とも言われていて、利用者は年々増加中。

人気の理由は“投資初心者にやさしい制度”であることだそう。風呂内さんいわく「そもそも投資とは将来を期待する企業にお金を預けて、将来的にはそれ以上のリターンを目指すというものですが、NISAはその投資を金融機関によっては月々100円から始められます」とのこと。

なかでも初心者にオススメだという“つみたて投資枠”は、毎週・毎月など頻度を決め、定期的に一定金額を積み立てていくというもの。無理のないお金で長期間かけて行う投資にNISAは向いているのです。

仮に月5000円を年利3%で20年積み立てるシミュレーションをしてみると、20年後、合計で120万円預けたお金がなんと164万円に。銀行預金は現在0.02％の低金利のため、同じく月5000円の定期預金を続けた場合でも約120万円とほぼ変わらず、NISAとは約40万円の差が。

もちろん投資のため120万円を下回る可能性もありますが、自分にとって無理のない金額分の置き場所をNISAに変えるくらいの感覚が大事だということです。

そして風呂内さんは「NISAのお金はいつでもおろせるというところもオススメの理由です」としたうえで、NISAが支持される最大の理由について、「利益に本来かかる税金がかからない制度だからです」と紹介。

通常の株式投資等では、利益の2割を納税する必要がありますが、NISA口座での運用益は非課税のため、利益がまるまる自分の手元に残ります。投資初心者でも効率よくお金を増やすことが可能になる制度なのです。

一方、デメリットについては「例えば、つみたて投資枠では、投資信託と呼ばれる、いろんな商品（投資先）がパッケージになっているものを買えますが、それがアメリカ経済全体に投資するような商品ですと、例えばアメリカという国がなくなってしまうとゼロになるということもあり得ます」と説明。

さらに「1万円投資をして、1ヵ月経ったら7千円になってるみたいなことはあるんですよ。プラス・マイナスを繰り返しながら、『最終的にはアメリカは今よりもっと良くなるよね』と思って投資するんですね。だから足元で損することもあります。長い目で見て期待できるところにお金を預けるというイメージです」と続け、少なくとも10年は使わないお金を投資に回すのが風呂内さん流NISAの基本なのだそう。

またNISAを続けていく心得として“年1回のチェック”を勧めていて「つみたて投資枠の対象商品は値動きがゆっくりなのに加えて、長期投資の方が良いというものなので、1日に何度もチェックするのではなくて、年に1回くらいどんな運用成績になってるかな、そういえばやってたな、ぐらいの感じがオススメですね」と話し、NISAで積み立てていることを忘れておくぐらいがベターだとコメント。