榊原（瀬戸康史）は周囲の反対を押し切りHLHSの手術に当たるが…＜『院内警察』第9話完全版＞

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武良井治（桐谷健太）は、新しい抗ガン剤の治験中に亡くなった恋人・夏目美咲（入山法子）に関して新たな情報を得る。それは、美咲が服用していたのは治験薬ではなくプラセボ（偽薬）だった、というもの。「俺がやってきたことは全部無駄だったのか？」とつぶやく武良井だが…。

川本響子（長濱ねる）が昼食を購入して院内交番に戻ると、医師の尼子唯織（さとうほなみ）や上條萌子（玄理）、白石葵（馬場ふみか）らがくつろいでいた。そこで川本は、阿栖暮総合病院で行われている治験について尋ねた。

開発に500億円もの費用が投入されていると聞き、驚く川本。唯織たちによれば、その治験薬によって手の施しようもなかった患者が手術可能になるまで回復したという症例がいくつも出ているのだという。

一方、榊原俊介（瀬戸康史）は、院長・武藤則光（山田明郷）から、HLHS（左心低形成症候群）で入院中している今井結依（梨里花）の手術を中止するよう命じられる。

だが榊原は、必ず成功させると反発し、外科医たちを集めた。しかし、院長が反対しているオペとあって、どの医師も榊原のサポート役を拒否。そのとき、自ら第一助手に名乗りを上げたのは萌子だった。