トップページへ

“好き”でつながる

ランキング
ワタシの生き方 by PR TIMES

CO2排出量は紙コップの10分の1以下。使い捨てないテイクアウトカップ「CIRCLE CUP」の開発ストーリー

この記事をシェア

合同会社ブルドーザーは、テイクアウトカップのシェアリングサービス「CIRCLE CUP(サークルカップ)」を運営しています。「少しでもカップごみを減らしたい」という想いに共感いただいた全国のカフェ5店舗がパートナーとなり、環境負荷を軽減し、ごみを減らしたテイクアウトドリンクの提供に活用しています。


ゼロウェイストを実現する、使い捨てないテイクアウトカップ「CIRCLE CUP」の誕生秘話をお伝えします。



「使い捨てカップありき」のライフスタイルに疑問を持ち、起業


創業者である中西は、広告代理店や航空会社を経て、2019年に独立し、消費財メーカーや小売業、ベンチャーキャピタルなど数社のPRやブランディングに従事していました。


中西は、子育て中のある時、当時1歳だった息子の前で使い捨てカップを当たり前のようにごみ箱に捨てた時に、ふと「多大な労力をかけて作ったものをこんな一瞬で捨ててしまって良いのかな?」と疑問に感じ、色々と調べていくうちに、使い捨てカップには温室効果ガスの排出やごみ問題と多くの課題があることを知り、次世代を育てる一人として何とかしたいという想いが当事業の始まりでした。


代表 中西理恵



多数のカフェでヒアリングしたところ、マイボトルやマイカップを持参してテイクアウトドリンクを購入している人は1割程度と、リユース容器の持ち込みが浸透していない状況においてリユース容器をシェアする仕組みを構築するべく当事業を開始しました。



行動変容のきっかけとなるサービスにしたい


欧州に比べ、現在の日本における環境配慮意識は決して高いとは言えず、持続可能な暮らしへとシフトするにはまだまだ多くの時間を要します。そこで当社は、当事業を誰でも、気軽に、その場で利用してもらえるようシンプルなシステムにし、リユース容器を使うきっかけとなるサービスを目指しました。当初、アプリの導入を検討していましたが、アプリ可することで利用者はインストールやユーザー登録の手間が発生します。また外国人観光客にとっては利用のハードルが高くなってしまいます。当事業は、パートナー店舗にご協力いただき、利用料とエコ協力金のやり取りのみで利用できるシステムで多くのゼロウェイストテイクアウトを実現してきました。


「ゼロ円で使えるなら」、「登録不要ならば」とその気軽さゆえにまずはCIRCLE CUPを使っていただくことで、これまでのライフスタイルを見直し、環境問題を意識した行動変容のきっかけになりたいと考えています。


利用者が負担ゼロ円で使い捨てカップの削減ができる、CIRCLE CUPの仕組み


CIRCLE CUPは、当社とパートナー契約する飲食店間で繰り返し利用するバイオマスプラスチック製の貸与専用カップです。利用者はCIRCLE CUPパートナー店舗にて、ドリンク代に加え利用料としてCIRCLE CUP1個当たり300円(税込み)を支払うと利用でき、使用済みのCIRCLE CUPをCIRCLE CUPパートナーに返却すると、エコ協力金として300円(税込み)を受け取ることができます。返却されたカップは店舗にて洗浄の上、繰り返し使用されます。なお、カップの返却はCIRCLE CUPパートナーであれば、ドリンクを購入した店舗以外でも可能です。


CIRCLE CUPを活用することで、利用者は実質負担0円で使い捨てカップの削減をすることができ、紙コップやプラカップの製造から廃棄にかかる二酸化炭素の排出軽減と、原料となる紙や石油資源の節約に貢献できます。


240mlの紙コップを1回使用し、廃棄した場合のCO2排出量は26g(※1)。一方、CIRCLE CUPなら1回あたりのCO2排出量は2.3g(※2)と紙コップの10分の1以下に抑えることができます。


※1 環境省「3R原単位の算出方法」から、本体8.3g、蓋3.1gで試算

※2 100回使用した場合



<CIRCLE CUPの特徴>

1 簡単&お得

事前登録・アプリは不要!実質0円でマイボトルよりもお得


2 清潔なカップ

抗菌・抗ウイルス・防カビ&食洗器対応でいつでも清潔


3 地球にやさしい

使い捨てカップの利用頻度を抑え、CO2排出軽減と資源節約に貢献



「使う人、お店、地球にとって3方良しカップ」の開発

当事業を始めるにあたり、利用者と飲食店そして環境にとって“Good‼“となるカップの開発に取り組みました。ドリンクを提供しやすい形状やサイズの研究と、環境負荷を少しでも軽減する素材選びには試行錯誤しました。


形状には、狭い店内でもストックしやすく、持ち帰り時の負担にならない重さ、熱いドリンクを注いでも持てる厚みにこだわりました。形状研究には半年ほどの時間をかけ、3種の試作品を作成して行いました。

形状研究時の試作品3点



素材には、竹害予防のために伐採された竹を主原料としたバイオマスプラスチックを採用することで、カップ自体が廃棄物の削減に貢献しています。また万が一の破損等で廃棄する場合、CO2排出量を従来のプラスチック製品に比べ、46%削減することができます。

さらに竹特有の成分により、抗菌(※3)、抗ウイルス(※4)、防カビ効果があるため、長く安心して使えます。


カップの耐熱温度は-40~+140°Cと広範囲のため、食器洗浄機と家庭用電子レンジの使用が可能で、使い捨てカップよりも利便性が高いのが特徴です。

あえて着色は施さず竹本来の色を活かした温かみのあるベージュカラーは、ドリンクのおいしさを引き立たせます。サイズは 8 オンス(約 240ml)で、今後 12 オンス(約 350ml)を展開予定です。


※3 大腸菌 O-157 と黄色ぶどう球菌を 90%以上抑制する抗菌効果

※4 バクテリオファージとインフルエンザウイルスを抑制する抗ウイルス効果



>利用者にGood!

・軽くて丈夫で扱いやすい

・電子レンジで温め直しが可能


>飲食店にGood!

・食洗器対応で洗浄が簡単

・抗菌・抗ウイルス・防カビで安心


>環境にGood!

・廃棄された竹を使用

・廃棄時のCO2排出量を46%削減



CIRCLE CUP


「使い捨てを無くしたい」という想いに共感いただけるパートナーさんと一緒に地球にやさしいテイクアウト習慣を促進したい


使い捨てカップは私たちの生まれた時から身近にあり、使っては捨てるその存在が当たり前でした。次世代につなぐ地球環境をより良いものにするためには、使っては捨てる、使っては捨てる、の習慣を断ち切らなければいけません。


CIRCLE CUPが、使い捨てカップでもマイカップでもない、「第3のカップ」となり、使い捨てが当たり前だったテイクアウトドリンクの常識を覆したいと思っています。手軽さやおいしさはそのままに、もっと地球を想うテイクアウト習慣を始めてみませんか?


本事業は、2021年に開始し、現在は東京都、京都府、山口県、宮崎県のパートナー店舗にて展開しています。


合同会社ブルドーザーは、CIRCLE CUPを広く展開し、再利用可能な飲食器の普及率を向上させることで、「使い捨てない」が当たり前の社会の実現を目指します。





◆CIRCLE CUP ウェブサイト

https://circle-cup.com/


◆CIRCLE CUP SNS

Twitter:https://twitter.com/circle__cup

Instagram:https://www.instagram.com/circle_cup/



合同会社ブルドーザーについて

会社名  :合同会社ブルドーザー

所在地  :東京都渋谷区神宮前 6-23-4 2F

設立     :2020年9月

代表者  :中西 理恵

事業内容:パートナーシップ型飲食器リユース事業の運営




行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ
太陽
ワタシの生き方 by PR TIMES
の最新記事
国際女性デーにちなんだミモザのアイテムで女性支援! フェアトレード専門ブランド「ピープルツリー」が生産団体とともに手掛ける手刺繍アイテムの制作ストーリー

国際女性デーにちなんだミモザのアイテムで女性支援! フェアトレード専門ブランド「ピープルツリー」が生産団体とともに手掛ける手刺繍アイテムの制作ストーリー

2025年03月06日 |

13:05


開かれた研究農場であるために。未来ある子どもたちに向けて

開かれた研究農場であるために。未来ある子どもたちに向けて

2025年03月04日 |

09:30


自然な甘さと腹持ちの良さで女性の心を掴んだ「Fibee むぎゅっとワッフル」開発者の思いと奮闘

自然な甘さと腹持ちの良さで女性の心を掴んだ「Fibee むぎゅっとワッフル」開発者の思いと奮闘

2025年03月03日 |

14:00


予防相続で争族に備える【後編】

予防相続で争族に備える【後編】

2025年03月03日 |

11:00


育て上げネットによる若者向け自己理解を深めるプログラム「シル・ミル・テミル」の事業開発ストーリー

育て上げネットによる若者向け自己理解を深めるプログラム「シル・ミル・テミル」の事業開発ストーリー

2025年03月03日 |

10:00


将来的なクラウドシフトを見据えた、新たな監査の仕組みを形に―データベース監査システム刷新プロジェクト

将来的なクラウドシフトを見据えた、新たな監査の仕組みを形に―データベース監査システム刷新プロジェクト

2025年02月28日 |

11:00