6月17日(木)、辻希美と杉浦太陽が、都内で開催された辻希美・著「大好きな人と結婚した、その後。」書籍発売記念イベントに登壇。
同日、34歳の誕生日を迎えた辻に、杉浦からサプライズプレゼントが渡されたり、辻が結婚生活15年目の暮らしぶり、子育てについて語ったりした。
「大好きな人と結婚した、その後。」は、20歳で結婚、出産し、現在4人の子の母として育児に仕事に活躍している辻の「with online」の連載「大好きな人と結婚しよう」を大幅に加筆し、書籍化したもの。
同書は発売前に重版がかかったが、「正直不安だったんです。今さら私に興味を持って読んでくれる人がいるのかなと思っていたのですが、本当にありがたいなって心から感謝しています」と感謝を述べた。
また、同書について「育児本ではなく、参考本として見てもらえたら。育児は正解がなく、私の経験談を1冊にしたので、厚い本の中に1つ共感できるところがあったり、私も頑張ろうと思える部分があったらいいですね」と話し、「力を入れてというよりは、その時その時の自分の気持ちをナチュラルに書いた本だと思います」とアピールした。
途中には、辻への誕生日プレゼントとして、ケーキのバルンアートと同書を持った杉浦が登場。同書では夫婦対談を披露しているが、2人は見つめ合う写真を撮る時が恥ずかしかったそうだが、辻が「私たちの15年が全部ぎっしり詰まった本」と明かすと、杉浦も「逆に『ここまで(よく)詰め込んだよな』っていうくらい語りました」と同調した。
4児の子育てに励む辻は、「周りの人に『ベテランでしょう?』と言葉をいただくこともありますが、子供は全員性格も成長も違うので、毎回初めての経験をしてきていて。いまだに手探りで子育てしているので、ベテランだとこれっぽちも思ってないし、今も学ばせてもらってる状況。読んでくださる方と子育てを学んで、自分も成長できたらいいです」と謙虚に語った。
また、第4子を産んでから、周りの変化があったそう。辻は「3人目までは、何をやっても(ネガティブなことを)言われることが多くて、4人目の妊娠をSNSで上げるときにも怖かったのですが、すごく温かいコメントで迎えてくれたので、ビックリしました」と振り返り、「YouTubeで自分の大ざっぱなところや手を抜いている部分に共感してもらえ、SNSを発信するのもやりやすくなったし、これでいいんだと思えるようになったので、本当に感謝しています」と明けていた。
司会者から5人目を考えてるのかと問われると、「ずっと、エルゴ(おんぶ紐)をつけて生活してきてましたが、子供を抱っこしている瞬間しか見られない光景が幸せで。今、一番下の子も抱っこすることがなくなってしまい、そういうときに『ほしいな』と思う自分がいて、そんな話を最近しました。ただ現実的に考えないといけないというところで、話をしている際中です」と告白。
「辻さん次第ですか?」と言われた杉浦は、「ノーコメントって言いたいです。思い立ったらGOするタイプなので、『今いけ』とはすぐには言えないですね」と苦笑い。辻も「気持ちはそうですね」と言いつつも「ただ授かりものなので。私的にはきてはくれたらうれしいなと思います」と笑顔を見せていた。
また、同書の最後には、杉浦からの手書きのメッセージが。その場で杉浦に同じメッセージでもある「人生のパートナーがのんでよかった。これからも一緒に歩んでいこう」と言われると、辻は涙目になりながら「一番うれしいです。私の“トリセツ”は難しいと思うんです。ゆっくりできない性格なので、こんな私にあわせてついてきてくれて、『私でよかった』って言葉はうれしいです」と感激。
すると、杉浦は「結婚した時は逆だったよ。『俺の背中についてこい』だったんですけど、結婚して15年経つと『こんな私についてきくれてありがとう』になるんや」とツッコミ、辻を笑わせていた。
イベント後には、囲み取材にも応じた2人。結婚生活15周年を改めて振り返ると、2人は当時、会見が謝罪から始まったこと話を出し、辻は「その頃を思い返すと、今の自分たちがあるのは想像もつかなかったですし、びっくりの一言です」としみじみ。
杉浦も「いろいろありましたけど、4人の子供たちに恵まれて、その子たちのおかげで僕らがありますね」と感極まった様子でコメント。
お互いのトリセツを聞かれると、杉浦は「のんが笑顔になることをやり続ける」といい、「突っ走って感情の起伏もあるけど、それには理由があって。僕の行動次第で彼女が笑顔になるか、ならないかが変わる。結婚するときに、『一緒お前の笑顔が見たい』と言ったので、笑顔を守り続けたい」と真摯な表情で告白。
一方、辻は杉浦のトリセツを「筋肉を褒めれば、すべてよし」と明かして笑いを誘うも、「周りから私には『たーくんにしかいない』と言われるくらい、私に合わせてくれます」と笑顔で感謝していた。
またこの15年間、夫婦の危機もあったそうで、杉浦は「お互い泣きながら喧嘩したこともあるけど、それだけ本心でぶつかったこと。それを乗り越えたら強いですよね。喧嘩すればするほど仲良くなる」と言い、辻も「夫婦はもともと他人。だから喧嘩してぶつかって、お互いを知った上で、自分たちの夫婦の在り方を作ってこれたのかなと思います。最近は喧嘩がなくなりましたね」と打ち明けていた。