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窪塚洋介 転落事故からの復活を回顧「“ナカヤマじゃない気がする”と思って」

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6月16日(水)、男性専門の総合美容クリニック「ゴリラクリニック」が提供するビジネスセミナー「『人生と未来』を語る」が開催され、講師として窪塚洋介が登壇した。MCは、フリーアナウンサーの青木源太が務めた。

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今回のテーマは「人生のターニングポイント」。まず芸能界デビューのきっかけを聞かれた窪塚は、「もともと、テレビの中の世界に憧れがあって。役者もタレントも芸人もアナウンサーも歌手も、なんか“テレビの中の人”として、一緒くたに認識してて。漠然と憧れがあった頃に、ひょんな縁で、おふくろの友達が、芸能事務所の社長と繋がってて、『おたくの長男、芸能界やりたいんじゃないの?』と言われて写真を送って。そこからバーンと門が開きました」と回顧した。

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続いて、窪塚はコロナ禍についても言及。「ネガティブな事象も、全部ギフトだと思ってて。コロナ禍になっても、ちゃんと逆手に取れてるヤツは、ポジティブな力に変えるから。あらゆることで(前に進んで)大失敗したやつは大成功するから。ピンチはチャンス、反省はするけど後悔はしないスタイルで。俺か、俺以外か」と、熱い思いを語りつつも最後は“ローランド”風のセリフを披露し、会場を和ませた。

青木から「そう前向きに思うようになったのはいつからですか?」と聞かれると、「わりと元から前向きだったけど、昔は結構頭でっかちで。人生の攻略本が欲しいとずっと思ってて。早く安定して、幸せになりたかった。たぶん、すごく強欲なんですね」と吐露。

「その時の幸せの定義は?家族とかお金とか…」と青木が迫ると、窪塚は「自分自身がハッピーかどうか。親父にずっと『今ハッピーかどうかを大事にしろ』って言われてて。大なり小なり、みんな、悩みも怒りもあるし、でも趣味や楽しみもあって、(つらいことと楽しいことの)バランスを取るっていうことが幸せに繋がるんだなと思って」。

続けて、「それで、俺を安定させてくれる金言・格言みたいなものを集めてたら、すごく頭でっかちになっちゃって、体験がない。頭でわかってるけど、腹に落ちてない。腹に落とす作業が、社会に出てから始まって、その過程でちょっとマンションから落っこちちゃったりもして。だけど、それでより腹に落ちてくる言葉がいっぱいあって。“マンションから落ちて腹に落ちた”みたいな。うまいこと言ったんだけど…?」と自身の過去を振り返り、青木は「でも、どんな出来事でもプラスに捉えられるというのは、まさにそういうことですもんね?」と反応した。

(※2004年6月、窪塚は自宅マンションから転落し、重傷を負って病院に搬送された)

さらに窪塚は、「一応、面白い話があって。当時、病院にマスコミがすごく来てたんですよ。それで、俺が“窪塚”という名前で入院してるとバレるから、隠語として“ナカヤマ”という名前で入院して。事故から3日目に目が覚めたとき、看護婦さんに『あ、ナカヤマさん!起きましたね』って話しかけられたんです。『あれ、俺ナカヤマですか?』っていうのが、復活して最初に言った言葉!意識が朦朧としているなかで、“ナカヤマじゃない気がする”っていう気持ちがすごく出てきて(笑)。“ナカヤマじゃな〜い!”ってなって、それで復活したんです」と笑いながら当時を振り返り、青木は「こうして笑って話せるようになって、よかったですよ」と安堵していた。

レゲエとの出会いが俳優業にも生かされた

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また、「人生を変えた人との出会い」については、「挙げたらキリがないけど、堤幸彦監督。最近も『ファーストラヴ』という映画で仕事して、すごく落ち着いた役を振ってくれて。“俺にできんのかな?”って思ったけど、堤さんが『今のお前がやるから意味があるんだ』と言ってくれて。行定勲監督も、蜷川幸雄さんも、マーティン・スコセッシも、思い出が深いですね」。

さらに「作品は監督やプロデューサーのもので、俺ら俳優は将棋のコマだと思ってて。そういう意識が30代前半あたりから出てきて、それ以前は、作品より自分が前に出ようとしていたんです。作品に呼ばれているのに(笑)」と振り返った。

窪塚の俳優業への意識が変わったのは「レゲエミュージック」との出会いがきっかけだそう。「レゲエを始めて、自分の言いたいことをリリックで表現できるようになって、自分が前に出なくてもいいような精神状態になったときに、『今まですいません!』みたいな思いにもなったし、やっと真髄がわかって、監督やプロデューサーの意向を汲めるようになった気はしています。自分を我慢することは全然できる」と話した。

さらに、「ブラックミュージック、ヒップホップ、レゲエとか、そういったストリートカルチャーは、茶道や弓道と一緒。“ストリート”は“道”なんですよ。そこで学んだことを音楽とか役者にアウトプットしている感じですね。人生の大きい部分を占めてるのがストリートカルチャーだから、大事にしてます」と明かした。

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続く話題は、自身の息子で俳優の窪塚愛流について。「ご自身と重なる部分はありますか?」と聞かれると、「3、4歳の頃に、公園で遊ばせていたとき、昔の自分と遊んでいる感覚になって。でも今はもう彼のパーソナルが出てきて、愛流の人生が始まったなって感じがしますね。(演技にまつわるアドバイスも)けっこう真面目に聞いてきますね。『演技ってどうやったら上手くなるの?』って」と明かした。

およそ1時間にわたるトークも終盤に差し掛かると、今後の人生の野望を「宇宙平和!」だと語る窪塚。スケール感の大きさに思わず戸惑う青木だったが、窪塚によれば「まずは自分を愛せるからこそ、相手も愛せる。そうでないと、その愛は嘘だから。自分を削って相手に尽くすと、相手も削ってしまう。俺は、誰よりも俺のことが好きだって思うようになって、いろんな人を愛せるようになった」という。

そう聞いた青木は「だからこそ、宇宙規模で周りに優しくできる。ちょっとこれは人生観が変わるような衝撃を受けてますね。すげぇいい話!!」と感銘を受けていた。

40代にして、まだまだ自身の人生は「イントロ」部分だという窪塚。「俺ね、180ぐらいまでいこうとしてるから。身長がね」と冗談を披露し、会場を和ませていた。

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