6月スタート、波瑠主演のフジテレビ月9ドラマ『ナイト・ドクター』に、沢村一樹の出演が決定した。
本作は、波瑠演じる主人公の医師が、夜間救急専門のナイト・ドクター結成のために集められた、年齢も性格も価値観もまったく異なる医師たちとともに、昼はそれぞれの人生に、夜は命に向き合いながら絆を紡いでいく、完全オリジナルの“青春群像医療ドラマ”。
深刻な人手不足が叫ばれる日本の救急医療の世界。波瑠演じる救急医・朝倉美月(あさくら・みつき)が、働き方改革のメスが入った柏桜会あさひ海浜病院を舞台に、救急医の成瀬暁人(なるせ・あきと/田中圭)、深澤新(ふかざわ・あらた/岸優太)、桜庭瞬(さくらば・しゅん/北村匠海)、高岡幸保(たかおか・ゆきほ/岡崎紗絵) と共に、“365日24時間、どんな患者も断らない”ナイト・ドクターとして奮闘する。
しかし、ナイト・ドクターとして働くことになった5人は、いずれもさまざまな事情を抱えながら集められたくせ者たち。さらに夜の病院には、厄介な問題を抱えた患者たちが次々に運ばれて来る。果たして、ナイト・ドクターは、すでに崩壊寸前の現代の救急医療を救う一筋の光となるのか――。
沢村が演じるのは、くせ者ぞろいのナイト・ドクターをまとめる指導医・本郷亨(ほんごう・とおる)。
本郷は、ニューヨークで夜間勤務専門の救急医(ナイト・ドクター)をしており、「柏桜会あさひ海浜病院」の院長から、ナイト・ドクター結成のために、半ば強引に日本へと呼び戻された。
本郷は「何人残るかわかりませんが、それでもよろしければ」と、日本初のナイト・ドクターを育成する指導医をしぶしぶ引き受ける。
そんな本郷は、美月らナイト・ドクターに「新米だろうと手取り足取り教えるつもりはない」「ついて来られるものだけ、ついて来い」と言い放ち、昼間に働く日勤の医師とも対立。
並外れた技術を持つ一方、偏屈で毒舌、ナイト・ドクターたちを皮肉交じりに、厳しく指導する本郷は、部下に慕われようとする気が一切ない。
沢村が月9に出演するのは、『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』以来、1年半ぶり。波瑠との共演は『未解決の女 警視庁文書捜査官Season2』以来、約1年ぶり。田中とは、映画「劇場版おっさんずラブ~LOVE or DEAD~」以来、約2年ぶり。岸、北村、岡崎とは、今作が初共演となる。
<沢村一樹 コメント>
――沢村さん演じる本郷の役どころについて教えてください。
本郷先生、かっこいいんですよ(笑)。若い医師に比べて何十倍という“人の生き死に”を見てきているので、それが体にも心にも染みついている男です。
撮影現場に「救命救急医の心得」という本が置いてあるんです。そこには「どんな状況であっても患者の前では絶対に笑うな」と書いてありました。
仲良くなった患者さんと笑顔で話していたとして、その横には重体の患者さんがいるかもしれない。救急は360度すべて見えていないといけない現場なんだと思います。
まだわからないことも多い若い医師たちとの違いを、そういったところで出せればと思っています。
――台本を読んだ感想は?
じっくり読みたい台本もあるし、テンポよくどんどん読む作品もあるんですが、『ナイト・ドクター』は、テンポよく読めて、次のページをめくるのが楽しみになる本でした。
そういう作品ってなかなか出会わないんです。読んでいてワクワクするし、「どうなるんだろう?おもしろい!」と次が読みたくなる作品でした。視聴者の方には、共感していただく部分や考えさせられる部分が良いバランスでちりばめられていると思います。
――『ナイト・ドクター』チーム5人の印象は?
ナイト・ドクターのみんなはいろいろな事情を抱えながら医師になっていて、「作品自体が少し重く感じられるのかな?」と思ったんですが、5人みんな若いので、「目の前にどんな悩みがあっても、どうにかしてやろう」というエネルギーを感じますね。若いエネルギーというのは、そういう悩みも重々しくなりすぎないのかなと思います。
――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。
月曜9時からのドラマなので、1週間が始まって、「次の日から頑張るぞ」と思える作品にしたいです。
自分がいつ患者になるかわからない世の中です。当たり前だと思っている普段の生活や、周りにいる人たちの大切さだったり、今までとちがう目線で日常のさまざまなことを改めて見ることができる。この作品がそのきっかけになればいいなと思います。
<第1話あらすじ>
深刻な人手不足が叫ばれる日本の救急医療。過重労働を強いられ、医師1人あたりの時間外労働時間は膨らむ一方。特に夜の救急医療の現場では、経験豊富な医師は少なく、専門外の治療はできないなどの事情もある。しかし、そんな状況とは関係なく、ひっきりなしに運ばれてくる夜間の重症患者。
こんな状況では、患者の命を奪う医療ミスも起きかねない。そんな崩壊寸前の救急医療を立て直すべく、「柏桜会グループ」の分院「柏桜会あさひ海浜病院」では、試験的に大規模な勤務体系の改革が実施されようとしていた。
それは、医者の当直を全面廃止しながらも、“24時間365日どんな患者も受け入れる”体制はそのままに、“夜間勤務だけを専門に行う救急医チーム”「ナイト・ドクター」を新設することだった。
「ナイト・ドクター」結成のために集められた朝倉美月(波瑠)、成瀬暁人(田中圭)、深澤新(岸優太)、桜庭瞬(北村匠海)、高岡幸保(岡崎紗絵)の5人の救急医たち。
年齢も性格も価値観も、なにもかもが異なる5人の医師たちが“どんな患者も断らない”をモットーに「ナイト・ドクター」として働き始める。
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