ヴィーガン&サステナブルな軽量コルクバッグ「ナタリーテレーゼ」のストーリー
LotusBe(ロータスビー)は、アメリカ合衆国において1,200以上の店舗で取り扱われているコルクバッグブランド「ナタリーテレーゼ」の、日本での独占販売権を有する唯一の正規代理店です。このストーリーではブランドの創設者でありオーナー、さらにデザイナーでもあるナタリーの想いと製品のこだわりをお伝えします。
(ナタリー)
闘病の経験を生かしたいという想い
まずはLotusBeについて少し紹介させて下さい。LotusBeの代表は、25年以上闘病生活を続けています。今でこそ自己免疫疾患の一種との診断は受けているものの、原因不明、治療法もないという状態が続き、途方もない倦怠感や全身の痛み、持続する熱とともに生きてきました。症状には波があり、調子がいい時は一見「普通の」健常者。一方で症状が悪化するとほぼ寝たきり。25年の間には寝たきりが数ヶ月続く時期もあり、精神的にもこたえます。特に仕事をバリバリしたかった私は、様々なフィールドで活躍する同級生の話を聞く度に憧れ、うらやましく思い、そして落ち込む日々…「人と比べてもしょうがない」といい聞かせるものの、もう無理だとなげやりになってしまうことも正直たくさんありました。
そんなある時、病気を抱えながら会社を立ち上げた社長の話をニュースで目にします。その頃から少しずつ、病気のしんどさ、辛さでいっぱいだった私の頭の片隅に、「私もいつか、病気の経験を何らかの形で生かしたい。同じように苦しむ人の役に立ちたい」との想いが芽生えるようになりました。
米国で出会ったナタリーテレーゼ
とはいえ何ができるのか…体調が悪くなることも多く、長時間稼働できない私にできることなどあるのか…何もできないのではないか…
そんな焦りを抱えていた矢先、家族の事情でアメリカに住むことになります。その時点での体調から考えると海外移住はリスクが大きい。そもそもアメリカへの飛行機に耐えられるだろうか。不安な面もたくさんありましたが、新しい環境に懸けてみることにしました。環境が変われば何かが変わるかもしれない、日本にはない治療法があるかもしれない、と。
結論からいうと劇的に改善したわけではないのですが、アメリカで出会った食事療法が体に合ったのか、以前と比べると体力がつき、動ける時間も多少長くなりました。
そこで、です。長い間抱えていた「私も働きたい!できれば病気の経験を生かしたい!」想いをどう具現化するか…当初は食事療法で出会った食料を日本に紹介することを考えました。でも体調を考えると、賞味期限が過ぎてしまったりして無駄にしてしまうかもしれない。持続可能な社会が唱えられる今、それは避けたい。せっかくアメリカに来たのだから、そこで出会ったもので日本に紹介できるものはないか・・・
日本への帰国が迫るなか出会ったのが、ナタリーテレーゼでした。ナタリーテレーゼのバッグを初めて見た時には「コルク素材の鞄は珍しい」という感情がまず起こり、手を伸ばしてみてその「軽さとやわらかさ」に非常に驚きました。「コルクってこんなに軽くてやわらかいの??」
私自身、重い鞄を持つと体が痛くなってしまうので軽いものを探していましたが、軽いだけでなくデザインも素敵なものは多くはなく、これ!といったものになかなか出会えなかったのです。一消費者として、即購入しました。
自分で使ってみてその軽さとお手入れのしやすさに感動し、自分と同じ悩みを持つ多くの人に使ってもらえたら素敵なのではと思うようになり、ナタリーに連絡を取りました。どこの馬の骨とも分からない人間からのコンタクトをナタリーは最初怪しく感じたそうですが、徐々に返事を返してもらえるようになり、話ができるようになったのです。
日本ではまだ珍しい、コルクレザーを使ったとにかく軽い鞄です。不安点は、コルクというとワインの栓やコルクボードといったものがイメージしやすいため、「すぐ壊れてしまうのでは」という点でした。ところが特殊加工したコルクレザーはやわらかく丈夫で、水に強いことも分かりました。
最も感銘を受けたのは、ナタリーの環境を大事にする姿勢です。後述するように、ナタリーがコルクを使ったバッグの製作を考えたのは「環境にやさしいバッグを作りたい!」という想いからでした。SDGsが一般に広まる前からナタリーは環境のことを考えていたのです。
私のように軽い鞄を探している方だけでなく、できる範囲で環境に配慮したいと感じる方にもきっと共感してもらえると考え交渉した結果、日本での販売を開始することができました。コルクバッグにはナタリーと私達の想いがたくさん詰まっています。
環境にやさしい鞄を作りたい ~ナタリーテレーゼの想い~
ナタリーテレーゼを2007年に創業したナタリー・ディベロは、幼い頃からものづくりが大好きで、家族や友人に自作のアクセサリーやバッグをプレゼントしており、それはそれは好評でした。ある時、「環境にも人にも動物にもやさしく、かつ丈夫な鞄を作りたい!」とひらめき、あらゆる素材を探し回り、コルクに出会いました。SDGsが唱えられるずっと前のことです。
コルクはとても丈夫で軽量、やわらかくて形を変えやすく、更に水や傷にも強い素材です。ヴィーガンでもあるナタリーは、従来の動物の革の代わりとして鞄の素材に最適だと確信したといいます。
コルクの機能性に加えてナタリーが重視したのは環境への影響です。コルクは木を伐採することがありません。コルクの成長周期にあわせて適切に管理し、収穫したものだけを使用しています。つまり持続可能な素材なのです。
(コルクの木)
ナタリーテレーゼはコルク以外の素材にもこだわっています。バッグの裏地は、100%Global Organic Textile Standard(GOTS)認定のオーガニックコットン。この認定は、環境への負荷が少ない方法で栽培され、有毒な合成肥料や農薬が含まれていないことの証明です。 製造工程では環境負荷の少ない染料や顔料が使用されています。 化学物質を大量に使用する従来のコットンと異なり、空気、水、土壌だけでなく、綿花栽培地域に住みそこで働く人々の健康にも留意しています。
ヴィーガンレザーを用いているのも、従来の革のもたらす環境への影響を危惧してのことです。分解可能なポリウレタンから作られ、EPA基準に準拠する顔料と化学物質からなるもののみ使用しています。 ヴィーガンレザーは、ビニール(PVC)や動物革のいずれよりも環境にやさしく、これからの時代に必要とされる代替案といえるでしょう。 ビニールは分解されず、埋め立て地で毒素が溶け出し、焼却すると発がん性ダイオキシンを放出します。動物の皮革の製造は、動物にやさしくないだけではなく化学物質を大量に含んだプロセスであり、環境にも負荷が大きいのです。ナタリーテレーゼではビニール、動物革ともに使用を避けています。丈夫さや使いやすさを満たすことを大前提とし、妥協せずに素材探しをし続けてきました。
ナタリーテレーゼは、機能と環境へのやさしさを同時に追求しようとする、これからの時代に求められているブランドです。
コルクの可能性 ~SDGs時代にぴったりの素材~
コルクレザーを作る際、木は伐採せず、樹皮のみを採取します。コルクの樹皮は約9年の時を経て再生をしていくのですが、過剰に取ることのないようしっかり管理し、再生のリズムにあわせて表面のみを使用します。コルクガシの寿命は150〜200年といわれていますが、コルク樹齢30年以上のもののみが対象とされています。
(コルクの木の皮)
また世界一のコルク生産国であるポルトガルでは、コルクの木の皮を収穫する作業は手で行われるのが伝統で、何世代にも渡って引き継がれています。とても丁寧に大切に扱われているのです。ナタリーテレーゼのバッグはポルトガル産のコルクを使用しています。
皮を採取したコルク樫の二酸化炭素吸収量は通常の3~5倍に増量するといわれており、適切に管理をしながら樹皮の採取を行うことでSDGs達成への貢献を目指しています。
世界に一つだけの・・・
アメリカで1200店舗に展開している今でも、ナタリーはハンドメイドにこだわっています。天然のコルクの木の模様は元々全て異なる上に、ハンドメイドでの製作。一つ一つのバッグは表情が異なり、世界に同じものは存在しません。
ナタリーテレーゼのコルクバッグの特徴
■軽い
コルクにはハニカム構造の空洞があるので空気を多く含み、素材自体の重量がとても軽いのが特徴です。
■水に強い
ワインの栓に使われているように水に強い素材です。環境への配慮から化学的なコーティングは行わずコルク素材そのものを生かしていますが、コルク自体に水をはじく性質があるので、水が掛かってもサッと拭きとるだけで乾きやすいです。
■丈夫で傷に強い
ハニカム構造により衝撃を吸収し、クッション性があるため摩擦やひっかき傷にも強いです。
【LotusBeお問い合わせ先】
info@lotusbe.com
https://www.instagram.com/lotusbe_/
Instagram ECサイト
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