小林幸子「今こういう時代だから、笑ってもらおう」KISSメイクでヘビメタに挑戦

めざましmedia編集部

この記事をシェア

4月25日（日）、「The VOCALOID Collection ～2021 Spring～」が行われ、小林幸子が登場した。

バンドメンバーがスタンバイする中、赤い照明に照らされ、小林がマイクの前に立つと「幕張行くぞー！」と第一声を上げた。全身黒のヘビメタ衣装とメイクで決めた小林は「サチコサンサチコ　ヘヴィメタルver.」を歌唱。曲の間には「私、こんな格好するの初めてー」とシャウトするなど、ノリノリな様子。

小林が1曲歌いきると、多くの赤いサイリウムが光る観客席からは、拍手が巻き起こり、小林は「みんなに会えて、胸が高まります」と喜んだ。

小林幸子「今こういう時代だから、笑ってもらおう」KISSメイクでヘビメタに挑戦_bodies

また「この日のために結成した」というバンドメンバー4人を紹介。バンド名を「ババーメタル」と名付けたことを発表すると、会場から笑いが起こった。

さらに、今回初挑戦となったヘビメタの衣装には「気持ちがいいもんですね」と笑顔を見せる。「また機会があったら、ババーメタルと一緒にやりたいと思います」とコメントすると、ステージをあとにした。

小林幸子「『面白いじゃん』って思っていただけたなら…」

ステージでの歌唱後、メディアの取材に応じた小林は、「生まれて初めての（ヘビメタの）コスプレですけど…。不思議ですね、こういう格好をしていると歩き方も変わっちゃうんですね」と、実際に足踏みし、歩き方の変化を見せた。また、「自分でやった」というメイクについては「（ハードロックバンドの）KISSをイメージして、作り込みました」と照れ笑い。

ヘビメタへの挑戦については「やってみたかったというのがあります。そして、今こういう時代だから『笑ってもらおう、楽しんでもらおう』という気持ちです」とコメント。

さらに「私は、何をするときも本気です。（そんな私を見て）ほんの少しでもクスッと笑ってもらえたら、それでいいなって思うんです」と笑顔を見せた。

普段のイメージとの違いについて質問が飛ぶと「演歌を歌う小林幸子が好きでいてくださる方には、ありがとうございます。ヘビメタをやる小林幸子を『面白いじゃん』って思っていただけたなら、それもいいんです。そんな風に、あまり考えないでいいと思います、これからの時代は」と、柔らかく回答し、うなずいた。

また有観客のステージについて「去年もこのステージが出来なかったので、ニコニコ動画の皆と会うのは、3年ぶりくらいなのですごくうれしかった」と感慨深い表情に。続けて「私のコンサートもずっと延期ですから。たくさんの歌い手さんのステージが延期になって、歌い手としてはお客さんの前で歌いたいですよね。すごくつらいです、それは」と、歌手の気持ちを言葉にし、瞳を潤ませた。