15人になった大家族に薬丸裕英「理想の家族の形」、松嶋尚美「なんでこんなにうまくいくんやろう」
4月7日(水)19時~『うるしやま家6男6女14人大家族!ママがまさかの13人目妊娠!涙!涙!の旅立ちスペシャル』
4月7日(水)19時より、フジテレビでは『うるしやま家6男6女14人大家族!ママがまさかの13人目妊娠!涙!涙!の旅立ちスペシャル』が放送される。
子どもが1人増えたうるしやま家は、0歳から22歳の子どもたちがコロナ禍にさまざまな人生の岐路を迎える。
うるしやまの男の子は、長男・葵(あおい・22)、中学生3人組の凜(りん・中3)、璃(りお・中2)、瑠(あいる・中1)、碧(あみる・5)、末っ子の叶(りた・3)の6人。女の子は、就職した海音(かのん・20)、大学受験を終えた柚杏(ゆあん・大1)、小学生4人組の美心(みおん・小6)、菜夢(なゆん・小5)、空蘭(そらん・小3)、月姫(まりん・小1)の6人。今回の放送で13人目が誕生するが、その子の性別、名前は、番組で発表される。
最初の放送からスタジオメンバーをつとめる、3男2女の父である薬丸裕英と、1男1女の母である松嶋尚美に、収録を終えた感想を聞いた。
<薬丸裕英&松嶋尚美 コメント>
――第5弾の放送決定!と聞いたとき、どう思われましたか?
薬丸:まず一番に、「えっ!コロナ禍だったけれど撮影ができたのかな」と思い、そして 「コロナ禍でどういう工夫をしてこの大家族が過ごしたのかな」と、とても興味がわきました。
松嶋:私自身、そんなに時間があいている感覚がなくて…。前回(2020年1月放送)最後のVTRで、お兄ちゃんが一人暮らしを始めたので、その流れかなくらいに思っていたのです。でも、スタジオで家族構成の顔写真を見て、「あの産まれたての末っ子がいないね」と聞いたら、「いや、これが叶(りた)君です」って言われて「えー!」って驚いて、改めて見たら男子3人がもう中学生。「えー!」って(笑)。人の家は早いって言うけど、(同じように)自分の家もこんなに経っているのかと思いました。
――VTRを見た感想は?
松嶋:休校中に「学校に行けなくてどう?」と聞かれた時に、子どもたちが「やった!うれしい。家がいい」と言っているのを聞いて、本当に家族がうまくいっている証拠なんやなって。家族がたくさんいて、みんな仲良くしていることを象徴していた気がします。
薬丸:コロナ禍で、時間、考え方、夢…いろいろなものを奪われた方が多いと思うんです。そんな中、この家族は協力して工夫して、なんとかコロナに打ち勝とうとしている理想の家族の形だなと思いましたね。
両親も休校中の子どもたちを飽きさせないために家イベントを考えたり…うるしやま家は、昔からいろんなイベントをやり続けているんですよ。親も外で仕事をし、家の中でも忙しいけれど、この両親は家族のためにここまで頑張れる…とても良い夫婦だと思いました。
――家イベント以外にも、今回の放送から感じた子育てのヒントはありましたか?
松嶋:なんて言えばいいのかな。私は、つい子どもがやろうとしていることを先回りしちゃうのね。小さいことから言えば、靴ひもを結ぶのが遅いから、「来て!結ぶから」と結んで、「はよ学校行け。遅刻するよ!」と、ランドセルやカバンを玄関に運んであげて送り出す。
実はそれって、子どもの成長には余計なおせっかいかも。うるしやま家の子どもたちは、しっかりしていて自立が早いよね。だって、5歳で1人でお風呂に入って出てきはんねんやもん。靴ひもを早く結びたいのも、遅刻させたくないのも親の身勝手な思いで、それが子どものためになっているかというと、絶対なってないんだろうなって…うるしやま家を見ていると思います。
薬丸:文部科学省の学習指導要領では、小学生でも低・中・高学年と分けて書かれているんですけど、“自他の敬愛と協力を重んじ”という部分は、どの学年も全部一緒。それを、うるしやま家は、みんなができているって思ったんです。
それは教えているものじゃなくて、子どもたちが日々生活している上で、感じてやっていること。新しい教育のスタイルだなと。いろんな大家族番組それぞれ見ていて楽しさはあるけれど、うるしやま家は、教育のモデルビデオとしてもいいなって、僕は大げさではなく、それくらいに思いました。
――今回は特に真面目な感想ですね。
松嶋:だって、すごいわー。親が、「お兄ちゃんやねんから!お姉ちゃんやねんから!」って言ってないのに、長男、長女二人はそれを背負っていた気がするの。親がそこをあまり言わないのも、すごいなって思う。子どもたちが、自分からそれを背負うわけじゃない。小さい子どもたちも、親にあれしてこれしてって言われるより、お兄ちゃんお姉ちゃんに言われる方が言うことを聞きやすいのかな。わからん。この家庭、なんでこんなにうまくいくんやろう(笑)。
――薬丸:(長男の)葵君が家を出るときも、海音(かのん・長女)ちゃんは「お兄ちゃんがいなくなったら心配」って不安一杯だったけれど、葵君の穴埋めを見事やってのけたんですよね。
で、今回ダブルで、海音ちゃんと柚杏(ゆあん・次女)ちゃんが、大学受験などで家のことができなくなったけれど、そこに登場したのが美心(みおん・三女)ちゃん小学6年生。
この子が今後どう成長していくのかわからないですが、空いた役割にうまく誰かが入っていく…でも、それは誰も教えていない。見て学んでいる。その家族の絆が素晴らしいなと、本当に思います。
――改めて番組の見どころを教えてください。
薬丸:今回は、最初から最後まで、あんこがずっしりつまったたい焼きみたいな感じです。「あ、こんなことが起こるんだ」「こうやって乗り越えていくんだ」と目が離せないので、見るときはお風呂とかご飯とかすべて済ませて見てほしいと思います。目を離さないでほしいですね。
松嶋:うん、うん、うん、うん。どの子どもの気持ちになっても、泣いちゃう。それも悲しい涙じゃなくて複雑やねんね。感動もあるし、寂しさ、うれしさ、すべてが詰まっていて…自分の感情が壊れそう。この番組を見た後は、良く眠れると思います(笑)。
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