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宮野真守 俳優と声優のオーディションの違いは「声優は落ちても、“声が合わなかった”と思える」

3月7日(日)放送『ボクらの時代』

めざましmedia編集部

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毎回さまざまなジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくフジテレビのトーク番組『ボクらの時代』。

3月7日(日)の放送は、ミュージカル「ウェイトレス」で共演する高畑充希、宮野真守、宮澤エマが登場。芸能界に入った経緯や、子どものころの思い出などで盛り上がった。

ミュージカル界が「もうちょっと風通しのいい世界になってほしい」

高畑は、14歳で舞台デビュー。15歳で「ピーターパン」の主役、17歳にして夢だった「奇跡の人」のヘレン・ケラー役も射止め、その後は「燃え尽き症候群」だったと話した。

宮野真守 俳優と声優のオーディションの違いは「声優は落ちても、“声が合わなかった”と思える」_bodies

高畑:そこから若干さまよい、でも舞台は好きだからコンスタントにやっているうちに、21歳のときに朝ドラのオーディションに受かって。そこから映像(の仕事)が増えて。でも、もともとミュージカルとか舞台は、やっぱりチケット高いし、敷居も高いじゃないですか。そこを乗り越えてもらえる要素のひとつになるのが夢だったから、それに関しては叶いつつあるのかなと。そう思うと、テレビに出られて良かったなって。

そんな高畑と同じく、舞台に立ちながら、テレビタレントとしても活躍している宮澤も「ほかのこともやっていることによって、舞台や劇場にその人たちを巻き込んでいけるのはうれしい」とうなずいた。

高畑:やっぱり「舞台やってる」「ミュージカルやってる」って言うと、「観てみたいけど高いよね」とか、「ちょっと行くの勇気要るんだよね」って言われることが多くて。だいたい同じ層のお客さんで回ってしまったりして、業界が停滞したりする感じも…。

宮澤:「業界が停滞」って!すごいキーワード出ちゃったな(笑)。

宮野:さすがですね。高畑さん(笑)。

一同は冗談めかしながらも「もうちょっと風通しのいい世界になってほしい」とミュージカル界への希望を語った。

子役としてデビューも、高校生になって感じた危機感

宮野は、7歳のときに兄と一緒に「劇団ひまわり」に入り、子役としてデビュー。現在も所属していて「37歳。まだ子役なの」と笑わせた。しかし「子どものころはあまり仕事がなかった」と振り返った。

宮野:高校生くらいになっていくと、危機感が出てきて。

宮澤:うん。将来のこと考えるもんね。

宮野:俺もちゃんと勉強しなくちゃダメだなと思って…。歌とかダンスとか。でもそれでも、子役としてはやっぱり賞味期限が…。

高畑:男の子は、特にね。

宮野:「もうやばいな」ってなった18歳のときに、声優のオーディションもらったの。そこで決まって、それがうれしかったんだね。18歳で初めてのレギュラーだったから。もう“レギュラー”という響きが…「毎週仕事がある」っていう。それがうれしくて一生懸命やったら、つながっていった。

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宮澤:でもそこから、ミュージカルとか舞台もたくさんやるようになるきっかけとかってあるの?

宮野:きっかけは、ずっと僕の中にあったんだよね。「舞台をやりたい」っていう。だから、声優として走り出したけど、結構すぐに「テニスの王子様」のミュージカルのオーディション受けたの。そこで決まって、また舞台の世界にちょっと入っていけて、みたいな。

そこから、「オーディションは好きか?」という話題に。

宮野:好きじゃなかったな。自己PRをするっていう。

高畑:苦手です。

宮野:ね。でも絶対あるじゃない。

宮澤:うん。

宮野:「好きな役者さんいますか?」って言われて「何々さんと誰々さんが好きです」って言ったら、「じゃあ、このお2人が出ているこの作品は好きなんですね」って。でも、全然知らなくて。

宮澤:(笑)。あるよね、そういうことだってね。

高畑:あります、あります(笑)。

宮野:全然知らなくて。「え、あ、いや、それは見たことないです」「はい、もうわかりました」みたいな。

宮野真守 俳優と声優のオーディションの違いは「声優は落ちても、“声が合わなかった”と思える」_bodies

さらに話は、俳優のオーディションと、声優のオーディションの違いにまで及んでいく。

宮澤:声優の世界って、偉くなってもオーディションが多いって聞いたんだけど。

宮野:声優のオーディションは、もうまさに、「あなたはどういう声を持っているか」のオーディションなんだよね。だから、緊張はするけど、イヤだなっていう感じはない。

宮澤:自分を否定された感じがない?

宮野:そうそう!

高畑:(役柄に声が)「合わなかったのね」っていう。

宮野:そう。「合わなかったのね」って思える。ただ、基本はオーディションだね、声優は。

宮野「自分の声を良い声だと思ったことがない」

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3人は、声の話題でも盛り上がった。

高畑:自分の声好きですか。お2人は。

宮野:いや、好きじゃない。

高畑&宮澤:好きじゃない!?

宮野:例えば、声優をやっていると「良い声で何か言ってください」とか言われるんだけど、良い声だと思ったことがないから。

高畑&宮澤:え~っ!?

宮野:だってもう、自分が思う良い声の先輩方がたくさんいて、「個性のない自分が生き残るためには」っていうので、「ほかのみんなとは違う何かを見つけていかなきゃ」と思いながらやっていたくらいだから。

すると、ここで宮澤が某アトラクションの(声の)オーディションのエピソードを披露。自分では明るく演じたつもりだったというが…。

宮澤:「宮澤さん、自分の声あてて聞いてみますか?」と言われて、聞いてみたら、超テンション低いわけ。「なんで!?」って。もう、びっくりするくらい。

高畑:わかります!私もこの間、某超有名アニメに、1分間だけ出させてもらって。本当に、ちょっと上げたくらいじゃあ、めちゃくちゃテンション低いから…。

宮澤:そうそう。

高畑:私、本当に無感情な人みたいで。

宮野:あはははは。

宮澤:「もうちょっと元気に」って言われるんだけど、いやもう、結構、元気!みたいな(笑)。

宮野:(笑いが止まらない)

番組収録当日は、その後稽古があった3人。稽古中はマスク着用のため、「初めてマスクなしでしゃべる」「顔見て話せるのが、本当にうれしい」と収録を楽しんだ様子。

最後は、高畑が「今日も稽古場に行くわけですけど」と言うと、3人で「頑張りましょう」と声をそろえた。

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