INI佐野雄大を“作り上げた”エンタメ作品　映画アニメ漫画の名作3選を語り尽くす【INIのmuch love】

佐野雄大の「大好きなエンタメ作品」第1位は、漫画『SLAM DUNK（スラムダンク）』です。

これは、漫画にした理由があります。小学校1年か2年生の頃、アニメが放送されていたのですが、いつも最後までは見れなかったんです。「どうにかしてちゃんと見たいな」と思っていて、そうしたら家に漫画があったんです！

 

実は父も漫画やアニメが好きで『スラムダンク』の漫画を全巻集めてたんですよ。それで漫画を読み始めました。字も難しいですし漫画にはちょっと抵抗があったんですけどね（笑）。

主人公の桜木花道はバスケ初心者なんですが、身長も高いし運動神経もいいしポテンシャルがめちゃくちゃ高いんです。一目ぼれした赤木晴子に誘われてバスケ部に入部したものの、今まで本格的にバスケをやってきた経験者たちと比べたらどうしてもうまくいかへんという悔しい思いもして。自分の思い通りにいかなくても諦めずに、ひたむきに基礎練習を続けて、どんどん成長していくんですよ。

すべてが勝利のストーリーかと思いきや、負けることもあるし、大事な場面で思いっきりやらかしてしまうこともあるけど、そこで折れずに立ち向かう桜木花道の姿はめちゃくちゃカッコいい！負けず嫌いだからなんですけど、僕もめっちゃ負けず嫌いなので、すごく気持ちが分かります。

この前YouTubeで「アルティメット」っていうスポーツの対決企画があって、僕のチームが負けちゃったんです。「もう1戦やる？」という話もあったけどチームのみんなは「疲れちゃったしもう終わろう」という感じで。でも僕は悔しくて、本当はもう1戦やりたかったのに言えなくて。悔しすぎてその後のトークは全然しゃべれなかった…（笑）。それくらい負けず嫌いなのですが、それは桜木花道の影響です。

僕はINIに入る前は歌もダンスも未経験で、周りは経験者ばっかりやったから、桜木花道と境遇が似ていて。でも負けず嫌いの気持ちがあったからやってこれたというか、負けそうになったときは桜木花道のことを思い出して頑張ったし、自主練をするときも桜木花道がしていたように基礎レッスンを1人で受けさせてもらったりもしていました。

桜木花道の、何もできないところから周りについていくために頑張って、負けたくないという思いで練習する姿を自分に重ねて見ちゃっていて、僕にとって『スラムダンク』は自分を前に引っ張ってくれる作品だなと思っています。

「ドリブルこそチビの生きる道なんだよ!!」です。これは僕の大好きなキャラクター、宮城リョータのセリフです。バスケって身長が高いほうが有利じゃないですか。でも宮城は小さくて。ある試合で、チーム的にも追い詰められていて「ヤバい！」という空気になっているところで、宮城が小さい背を生かしてドリブルで相手を抜いていくシーンがあるんです。そこで言ったセリフがこれ。ウィークポイントを生かして、それを長所にして、逆境を自分のものにして突き進むところがカッコいいですよね。めっちゃ響きました。

話していて改めて思いましたが、桜木花道と宮城リョータが“INIの佐野雄大”というキャラクターを作ってくれていると言えるくらい、影響を受けていますね。

INI  2ND ALBUM『MATCH UP』
2024年2月14日（水）発売
01 LEGIT
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04 Dirty Shoes Swag
05 TELEVISION
06 Ferris Wheel
07 HANA_花
08 FANFARE
09 DROP
10 TAG
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