Travis Japan・吉澤閑也が語る不安「俺にしかないものってなんだろう…」

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エンターテインメントの裏側に密着する番組『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』。Season3の第4弾として、ジャニーズJr.の筆頭グループで、絶大な人気を誇る7人組Travis Japanの特集がスタートした。

1月22日（金）の放送は、Episode1「DANCE」。

Travis Japanは、マイケル・ジャクソン、レディー・ガガなどの振付を手掛けたトラヴィス・ペイン氏が、ジャニー喜多川氏とともにメンバーを選抜し、2012年に結成されたグループ。ジャズ、コンテンポラリー、ロック、あらゆるジャンルのダンスを完璧に踊る実力派だ。

特に彼らが得意とするのが、シンクロダンス。一糸乱れぬダンスは、これまでにないジャニーズグループの出現を知らしめ、YouTubeで公開されているダンス動画シリーズの合計再生回数は5000万回を超える人気を誇る。

それだけに、メンバー7人のダンスへのこだわりは強く、先輩たちの楽曲も振り付けを変えて、自分たちらしいナンバーに生まれ変わらせる。その振り付けは、メンバー自身が手掛けることも少なくない。

番組は、2020年7月からTravis Japanに密着。単独の配信ライブへ向け、日々ダンスのスキルアップに励むメンバーの姿を追っていた。

グループの振り付けを担当するのは、七五三掛龍也、吉澤閑也、リーダーの宮近海斗の3人。リハーサルでは、自分たちで振り付けの細かい修正や、立ち位置のズレも修正していく。全員がダンスに対して強い意識を持ち、よりパフォーマンスに特化したグループを目指してきた。

そのクオリティの高さに悲鳴を上げることも。ダンサー・振付師のYOSHIEからのアドバイスを真剣なまなざしで聞き、すぐに実践するメンバー。そんなTravis JapanのダンスについてYOSHIEは、「1人で立っていても成立する。誰を見ていいか分からないけど、そろって立つとカッコいい。（全員それぞれが見たくなって）目が足りない！本当にすごい」と絶賛した。

周囲からの絶賛がありながらも、メンバーはそれぞれにダンスに関する葛藤を抱えていた。ある日の稽古場で、1人新しい振りを自主練する中村海人は、「全然まだまだ。人に見せられるレベルじゃない。今のままじゃお金はもらえないし」とこぼす。さらに、密着スタッフから「ダンス好きなんですね？」と聞かれた中村は、「それしかやってこなかったから…」と吐露した。

松田元太も「まだまだですよ。俺はマジで（ダンスが）うまいと思ってない…」と、ダンスに関しては、自身に厳しく評価。また、「俺たちはジャニーズなので、歌って踊って、表現をしっかりして、というところをオールマイティにできないと。ダンスだけじゃダメなんだなと最近分かってきましたね」と、ジャニーズ事務所にいるからこそ求められるもの多さに、葛藤している様子だった。

宮近海斗も「（ダンスは）武器ではあります。ジャニーさんがそう言ってくれたから、そうしていきたいですし…。でも、『うまくなりたい』と言葉では簡単に言えるけど、やっぱり難しいですし、苦しくなる部分はありますよね」と、苦悩の表情を見せる。しかし、「でも、うまい人はいるじゃないですか。同じ人間だから、“うまい人”になれるはずなんですよ。そこはもっと（練習を）やっていかなきゃいけないなと思っています」と、前向きに語った。

SNSには、「みんな向上心というか常に上を向いていて…好き」「ちゃか（宮近）の言葉は重いね…」「ちゃかの考え方好きだな。尊敬する」と、改めてメンバーの向上心の高さに感激するコメントがあふれていた。

9月。配信ライブに向け、リハーサルする7人の姿があった。このライブで吉澤は、振り付けも担当することに。

2019年の番組密着時に「汗をかくのとかがあまり好きじゃないから…」「どうやったら、もっとダンスを好きになれるのだろう」と、ダンスに対し複雑な思いを抱えていた吉澤。それでもTravis Japanというダンスに特化したグループに選ばれたことで、練習を重ね、振り付けを手掛けるようになり、今ではグループのパフォーマンスを支えている。

しかし、本人は「みんなみたいにダンスがうまくないから。（振り付けを）考えることはできるけど…」「みんなできるから、逆に教えるのが大変」と自信なさげ。

そんな吉澤について、「変に自信ないんですよね、閑（吉澤）は。俺らだって、ファンの人だって支持してるんだから自信持てばいいのに」と、こぼす宮近。続けて、「閑の性格上、結果が出ないと自信が持てないタイプなので…。でも、結果はいっぱい出してるんですけど」と、吉澤の性格に理解を示した。

後日、密着スタッフが改めて宮近の言葉を吉澤に伝えると、「『振り付けしてよ』という時に、僕は選ばれないんですよ。しめ（七五三掛）とかが先に選ばれるから。だから自信がない。認められたら変わると思う」と、素直な思いを吐露。

そして、「認めてないんだよ、あいつらが（笑）」と冗談めかして語り、「でも、メンバーとかファンが『必要だよ』と言ってくれるけど、『じゃあ（自分の）何が必要なの？』と思っちゃう。俺にしかないものってなんだろう…」と、悩める本音を明かした。

吉澤のどうしても前向きになれない複雑な思いを知ったファン。SNSには「本当にしーくん（吉澤）はすごいんだよ！自信持ってほしい」「もっと自信持ってもらえるように応援し続けるよ」と、励ます声が。また、長く共に活動し性格を知り尽くしている宮近が、吉澤について語る場面に「ちゃかは本当に周りをよく見ているね」「ちゃかがリーダーでよかった」と安堵する声も見られた。

次回、1月29日（金）の放送は、主演舞台「虎者～NINJAPAN～」の裏側に密着。「めっちゃ仲が悪かった」「ウマが合わなかった」という、彼らが考える“チームワーク”とは。

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