6月17日(木)、ミュージカル「DREAM BOYS」の製作発表が都内で行われ、主演をSexy Zoneの菊池風磨、主人公のライバルとなるチャンプ役をSixTONESの田中樹が務めることが明らかになった。

“ドリボ”こと「DREAM BOYS」は2004年、滝沢秀明氏が主演した初演以来、亀梨和也、玉森裕太、中山優馬、岸優太と、ジャニーズの最旬アーティストによって演じ継がれてきた作品。

9月に上演される今作は、過去9回だけチャンプ役を演じた菊池が初めて主演。チャンプ役には、菊池とジャニーズ事務所同期入所の田中が扮し、ほかに、7 MEN 侍や少年忍者ら進境著しい若手も参加。演出は前回に続き、堂本光一が担当する。

凛々しいタキシード姿で登壇した菊池は「このような素敵な演目に、10年来のつき合いでもあります田中樹と帝国劇場という場所でパフォーマンスができることを心からうれしく思う」とあいさつ。

田中は「この作品にはジャニーズJr.時代から強い憧れがあり、さらに、ずっとやりたいと思っていたチャンプ役をやらせていただくということで、菊池とJr.と全身全霊のエンターテイメントをお届けしたい」と意気込んだ。

そして、7 MEN 侍の中村嶺亜は「前回に引き続き、キャスティングしていただいたので、前回よりも強いチャンプチームになれるように頑張りたい」。

少年忍者の川﨑皇輝は、「少年忍者は、初めて『DREAM BOYS』に出演することになります。少年忍者としても、川崎皇輝としても作品を盛り上げていけるように精一杯頑張っていきたい」と、それぞれ気合をのぞかせた。

主演を務めるにあたり、菊池は「2015年に僕はチャンプ役をやらせていただいたんですけど、それから6年が経ち、そのときももちろん帝国劇場は大きな場所だと認識していましたが、改めてお話をいただくともっと大きな場所に感じます。プレッシャーもありますが、こうしてまた帰ってこられたこと、そして、樹と一緒にやれることを光栄に思って、精進していきたい」と意欲たっぷり。

一方の田中は、「僕は以前、チャンプの弟役で出演したんですけど、ジャニーズ事務所に所属する前に滝沢秀明くん主演の『DREAM BOYS』を客席で観て、いつかチャンプ役をやりたいという気持ちを抱いていました。正直、僕に務まるのだろうかという不安がありますが、僕にできるチャンプを全力で演じたい」とコメントした。

そして、「演出の堂本と話したことは?」という質問に、菊池は「一度だけ、僕と樹と光一くんでお話したんですけど、『ミュージカルとはこう』ということを最初に話してくださって、僕たちが普段やらないようなパフォーマンスに挑戦してみるのもいいんじゃないかと提案してくれました」。

田中は「『DREAM BOYSをこうしていこう』ということはもちろん、ここをこうしたら僕たちらしくなるんじゃないかとお話させていただきました。今までつくり上げてきたものはもちろん残しつつ、僕と風磨の色がエッセンスとして加わるのではないかと確信があります」と力強く語った。

また、報道陣から「後輩の立場から見た、菊池と田中との“アゲエピソード”を教えて」とリクエストが。

すかさず、菊池が「ここは声を大きめにしゃべって!」とプレッシャーをかける中、中村は「風磨くんは個人的に尊敬している先輩なのですが、洋服をいただいたり、僕たちの公演も忙しい中、観に来てくれたり、本当にカッコいい男気ある先輩」とべた褒め。

本髙克樹(7 MEN 侍)は、「僕は樹くんと一緒に東京ドームでラップを披露したことがあるのですが、その時に樹くんがつくってくれたグルーヴがありまして、『これからJr.のHIPHOPはお前らに任せた』と言ってくださった」。

ヴァサイェガ渉(少年忍者)は「僕は小学生のころから仲良くしてもらっているのですが、樹くんは毎年お年玉をくれるやさしい先輩。風磨くんは去年、『おさがりの洋服をください』とメールをしたら『あげるよ』と言われたので楽しみに待っていたんですけど、もう1年経ってしまったのでどうなったんだろうな。嫌われちゃったのかな?」とやや不安げな表情。

これに田中が「情報として、僕はただ“お年玉をあげる人”になってない?」と苦笑し、菊池は「お年玉の話より、『Jr.のHIPHOP』発言のほうが、濃さがありますね」とニヤリとした。

さらに、作品の内容にちなんで「お互いの絆を感じたエピソードは?」という質問も。

菊池は「樹とはJr.時代からずっと一緒で、プライベートでもよく遊んでいた仲間。僕らの中で一番“胸アツ”だと思っているのは、ジャニー(喜多川)さんから2人まとめて『不良』と言われたこと。そんな不良2人が帝国劇場の真ん中に立つことが感慨深い。ジャニーさんは今頃、腰を抜かしていると思う」と、亡き恩師を交えたエピソードを回顧。

そして、ジャニーさんに誓いたいことを問われると、田中は「何かを誓ってしまうと『なんでユーと菊池がやるの?』って言われるので、なるべく誓わずに、ジャニーさんにバレないようにやります」と笑わせ、「お客さんを満足させられる、そして、それ以上のものを与えられるようなステージを、ジャニーさんが嫌がりそうな2人でつくり上げたい」とキッパリ。

菊池は「ステージの後、ジャニーさんに『どうだった?』って聞くと、いつも『僕はいいから』と言われ、僕らなりに一生懸命やると『最悪だったよ』と言われていたので、ジャニーさんに喜んでもらええるように、何より、皆さんに喜んでもらえるような『DREAM BOYS』にしたい」と、決意を新たにしていた。

最新情報は、ミュージカル「DREAM BOYS」公式サイトまで。