超本格的スパイス探求番組『スパイストラベラー』CS放送フジテレビNEXTで放送中。
番組では音楽業界きってのカレー好きとして知られる、Dragon Ashの櫻井誠とBiSHのセントチヒロ・チッチが、昨今のカレーブームをけん引する名店の数々を紹介していく。
今回2人が訪れたのは、東京・外苑前。
櫻井:今日はめちゃめちゃ都会ですよ。青山の外苑前。
チッチ:なじみの外苑前。
櫻井:この辺りは庭みたいなもんですよ。中学生の頃からずっと青山に通ってました。
チッチ:そうなんですね。
桜井:実は今日行くお店はカレーじゃないみたいですよ。これまではインドっぽいカレー屋さんばかりだったのですが、今日はインドネシアのバリ島の料理を食べに行きます。
チッチ:バリ島へ行くんですか!?
桜井:そうです。
チッチ:インドネシア料理は世界で一番美味しいと言われているんですよ。
櫻井:そうなの、美味しいんですよ。実はバリ島へ行ったことあります。というか、結婚式をバリ島で挙げたんです。
チッチ:えー、ずるい!いいなあ。
櫻井:思い出深い場所なんですけど、ごはんが全部おいしくて、日本人になじみ深い味の料理が多いですね。お米も麺もあるんです。当時の思い出を振り返りながら今日は行ってみたいと思います。今日のお店はBli Made(ブリマデ)さんです。
チッチ:行きましょ。
櫻井:おしゃれな街ですね。
チッチ:ね、都会ですね。
櫻井:あー、ここですね。「ブリマデ」さん。
チッチ:かわいい。
今回も二人を案内してくれるのは、 “カレーおじさん \(^o^)/ ”こと、 AKINO LEE (アキノリー)。
2006年から毎日カレーを食べ続けているカレー偏愛家で、生涯で食べたカレーは15,000食を超える。テレビや雑誌などさまざまなメディアでカレー情報を発信するカレーのプロだ。
LEE:こんにちは。
櫻井・チッチ:こんにちは。
LEE:今回はスパイストラベラー初のインドネシア料理です。インドネシア料理は食べたことありますか?
櫻井:あります。
チッチ:ナシゴレンだけ。
LEE:ナシゴレンは有名ですよね。今日はインドネシア料理の中でもバリ島の料理にこだわったお店です。まだ食べたことのない料理もあると思うのですが、今日はとにかくサンバルを食べてもらいたい。サンバルというと南インドのサンバルを連想すると思いますが、インドネシアのサンバルは全然違います。調味料みたいなもので、めちゃくちゃおいしい。もちろんカレーもありますし、色々な料理があります。
櫻井・チッチ:楽しみ~。
チッチ:バリの空気が感じられるお店ですね。緑がいっぱいで、南青山にある感じがしなくて素敵です。
「ブリマデ」店主にご挨拶!
LEE:「ブリマデ」オーナーシェフのマデさんです。
マデさん:よろしくお願いします。
LEE:日本に来てから何年になりますか?
マデさん:2004年に日本に来て、17年ぐらいになります。
LEE:もともとはバリ島で観光の仕事をしていたんですよね。
マデさん:そうです。バリ島では観光業をしていました。奥さんが日本人で、2人で日本へ行こうという話になりました。
LEE:お店をオープンしたのはいつですか。
マデさん:2009年です。もうすぐ12年になります。日本に来たばかりの頃は、お店のやり方がわからなかったので、いろんなレストランでアルバイトしました。
「ブリマデ」の魅力!
LEE:今回は番組で初めて紹介するインドネシア料理のお店です。バリ島出身の方なので、バリ島の料理にこだわっています。サンバルという調味料だけでも何種類もあって、とても美味しいのがこのお店の特徴です。
マデさん:子供の頃からお母さんがバリ島でお店をしていて、私も昔からお母さんの味でお店を出そうと思っていました。だからこの店はマニアって言うか、 バリの味が忘れられない、でもバリ料理の店って珍しいからなかなか食べられない、どうしようっていう方が来てくれるんです。もちろん、スパイスには自信を持っています。
LEE:こちらのお店はサンバルが本当においしい。サンバルだけでお酒が飲めちゃう感じで、おつまみにもなるし、調味料にもなるっていうね。
櫻井・チッチ:へぇー。
LEE:サンバルを使った料理の中で、自分が一番好きなのがベーシシットです。
櫻井・チッチ:ベーシシット?
本日の1品目「ベーシシット」
マデさん:鶏肉を焼いた料理で生サンバルと混ぜたものがベーシシットです。生サンバルで使用している食材は、玉ネギ、コブミカンの葉やレモングラス、エビのミソ焼き。バリ語でサンバルマタと言います。
マデさん:お待たせしました。ベーシシットはサラダと一緒に食べると美味しいです。あと2種類のサンバル、サンバルマタとサンバルトマトです。
櫻井・チッチ:いただきます。
櫻井:焼いたチキンを細かめにカットしてあって、生サンバルと混ぜてありますね。お酒を飲み始めるには最高のお供なんじゃないかな、というビジュアルですね。
チッチ:美味しい!インドネシア料理やバリの料理は食べたことがないから最初の一口はドキドキしましたが、食べてみると本当に美味しいですね。んんーっ!
櫻井:美味しいよね。
チッチ:サンドイッチにはさんで毎日持っていきたい。
LEE:絶対美味しいですね。
本日の2品目「ナシチャンプル」
マデさん:ナシチャンプルはご飯とおかずの盛り合わせで、インドネシアではそれぞれの作り方のスタイルがあります。バリだと色んなおかずがあるほど喜ばれます。
チッチ:うわー!
マデさん:ナシチャンプルです。
櫻井:豪華。すんごい!
マデさん:こちらはプレッチン・カンクン(茹でた空芯菜のサンバルソース)。
マデさん:左からサテリリット、サテバビ。
マデさん:バビケチャップ(豚肉の煮込み)、ゆで卵のサンバルです。
マデさん:ラワール 豚肉のひき肉と豚の耳のチャンプル
櫻井:豚の耳。あっ、ミミガーだ。
櫻井・チッチ:おいしそう。
櫻井:いただきます…。うまい!
櫻井:これはおもてなしですね。すべてのワンパク食材がワンプレートに収まっています。ベースの醤油っぽい感じと砂糖の甘さが日本人になじむ味。すき焼きみたいに甘辛い味です。素晴らしいおもてなし料理です。
LEE:インドネシア料理は甘さが特徴です。でも嫌な甘さじゃない。
チッチ:うっ!
櫻井・LEE:どうした?
チッチ:………これ。
LEE:サテ?美味しいよね。
チッチ:おいしい~!
チッチ:こんなおいしい味付けがあるなら毎日食べたいくらい。そこで教えてもらいました。
チッチ:じゃーんこれです。”スイートソイソースケチャップマニス”。早速買おうと思ったくらい、惚れちゃいました。
チッチ:このお店の近くに働いていて、お昼にこれが待っていると思うと、ランチまで頑張ろうって気持ちになる。
櫻井:ほんと、そうなる。
本日の3品目「グレーカンビンとサテカンビンとご飯のセット」
マデさん:グレーカンビンはインドネシアでは有名な料理で、味はカレーですね。インドネシアでは、グレーカンビンとサテカンビンとご飯のセットで食べます。絶対一緒に食べた方がGOOD。
マデさん:グレーカンビンとサテカンビンです。ご飯と一緒がオススメです。
櫻井:うーん!懐かしい感じがする。ベースのうまみが日本人の落ち着くような感じで、昔から食べているような懐かしい味。スパイスがすごいとか、派手な辛さはないけど、包まれるような美味しさがありますね。
LEE:派手さはないけど、塩味が優しくておいしい。
チッチ:これこれ。
マデさん:そうそう。バリ島では、そういうスタイルで食べます。
櫻井:どうですか。
チッチ:とんでもねえ!
櫻井・LEE:とんでもねえ(笑)
チッチ:おいしい~!
LEE:とんでもないくらいおいしいよね。
櫻井・チッチ・LEE:おいしいバリ島料理を、ごちそうさまでした!
【バリ・インドネシア料理 Bli Made (ブリマデ)】
住所:東京都港区北青山2丁目12−27 ハレクラニ北青山2F
アクセス:銀座線外苑前3番出口より徒歩3分
銀座線表参道出口より徒歩6分
外苑前駅から237m
公式サイト:https://blimade.net/
営業時間:ランチタイム 11:30~14:30(土・祝日のランチは休み)
ディナータイム 18:00~
定休日 :日曜日
※営業時間や定休日が記載と異なる場合があります。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。