7月10日(土)、生配信オンラインイベント「ボクらの時代 The Deep」が開催され、声優の江口拓也、島﨑信長、アニメ脚本家でゲームクリエイターの山中拓也が出演した。
本イベントは、毎回さまざまなゲストが集って語り合うトーク番組『ボクらの時代』(毎週日曜7時〜)のオンライン企画第4弾。レギュラー放送よりも長い120分ノーカット、台本なしのフリートークで、ゲストたちの“生の声”を引き出す。
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江口は「機動戦士ガンダムAGE」のアセム・アスノ役や、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の比企谷八幡役など、話題作に多く出演するほか、音楽ユニット「Trignal」メンバーとしても活動しており、今年4月にはソロデビューを果たした。
島﨑は「Free!」の七瀬遙や「ソードアート・オンライン アリシゼーション」のユージオ役、「呪術廻戦」の真人役など、人気作品のキャラクターを数多く演じている。
山中は、アニメ化もされた人気ゲーム「Caligula-カリギュラ-」シリーズや、「MILGRAM-ミルグラム-」などの企画・原作を手がけるほか「SDガンダム三国創傑伝」の脚本も担当している。
島﨑「伝説的な神クソゲー」にどハマりした過去
江口と島﨑はお互いに「信長」「拓也」と呼び合うほど、すでに仲が良い。しかし今回、島﨑と山中は初対面。山中は「出会ってまだ5分くらいだけど、ディープな話を…」と、置かれた状況にやや戸惑いを見せるが、島﨑がお互いに「山ちゃん」「信ちゃん」と呼ぼうと提案して、すぐに打ち解けた。
ちなみに江口と山中は、アニメ「アイドリッシュセブン」などで一緒に仕事をしたことがあり、江口が主宰した“1987年生まれの会”に山中も参加した、という経緯がある。
山中は、江口のことを「声をかけてくれて、なんていい人だ」と思ったそうで、島﨑も「コミュ力がすごい」とほめるが、江口自身は「お酒がないと、人としゃべれない」と、照れくさそうに謙遜した。
江口はお酒が大好きなことで知られていて、コロナ禍前はほぼ毎日飲みに行っていたそう。「(収録が)終わった後にスタジオ近くの居酒屋の座敷席を借り切って、(仕事が)終わった人からどんどん集まって。楽しかったですね」と、しんみりと振り返った。
そんな江口だが意外にも、仕事を始めた当初は飲み会が苦手だったという。「フリートークだと会話ができなくて、ずっと黙ってた」そうで、初めから積極的にコミュニケーションを取るタイプだった島﨑を「突き進むエネルギーがすげぇな。精神的に病んでうわーってなるときある?」と尊敬の眼差しで見ると、島﨑は「あははは!滅多にない!」と笑い飛ばし、そのエネルギーの秘密を明かす。
また、これまでに一番苦労した時期について、山中は新卒で入社したゲーム会社時代を挙げた。学生時代はまったく違う分野を学んでいたこともあり、畑違いの環境に「最初の1年はトイレで泣きながら仕事していました」と打ち明け、2人を驚かせた。
島﨑は「初めての現場で大失敗」をしてしまったそうで、その担当者からはしばらく仕事が来なかったと苦笑い。江口も「自己アピールが下手くそすぎて、全然ダメでした」と懐かしそうに話した。
さらに、声優のギャラ事情や、“売れている人”の特徴、群雄割拠の声優業界における生き残り論などについて、3人はアツいトークを展開。
ここで江口が「学生時代、夢中になったものは?」と聞くと、“同世代トーク”が一気に加速!山中が「ゲームボーイカラーを売ってワンダースワンを買った!」と熱っぽく語ると、2人も「懐かしい!」と満面の笑みに。
江口も「スーパーファミコンずっとやってました!」と、当時かなり入れ込んでいたゲームタイトルを挙げ、島﨑がハマった「伝説的な神クソゲー」について話すと、3人は大盛り上がり!
さらに、学生時代に熱中したアニメや漫画、ライトノベルなどについて語り合うが、ある作品のタイトルが思い出せず、視聴者にTwitter上で教えてとお願いする場面も。インターネット用語の「キリ番」や、小説投稿サイト「魔法のiらんど」といった懐かしいワードも飛び出し、トークは白熱した。
“こんなゲームを作って”江口のリクエストに山中がNO!
イベント開催中、Twitterで視聴者から多くのお悩み・質問が寄せられ、3人が回答した。下記は質問の一部。
・山中にゲーム制作をフルオーダーできるなら、どこにこだわる?
・もし3人で同じ人を好きになったら?
・好きになるタイプは二次元と三次元で異なる?
・3人のナイトルーティンは? など
江口が「おじいちゃんだらけのRPG」ゲームを作ってほしいとリクエストするが、山中からやんわりと断られてしまう。
また、「3人で同じ人を好きになったら?」の質問に答えるものの、気づけば話題は江口の金銭事情に。浪費家の江口に、島﨑が“あること”を提案すると、江口はさらに大胆な一面を見せて笑いを誘った。
なお、本イベントの全容は、7月18日(日)23時59時までPIA LIVE STREAMにてアーカイブ視聴が可能。その後、音声配信プラットホーム「Artistspoken(アーティストスポークン)」にて、配信される(有料/月額制)。
詳しくは、『ボクらの時代 The Deep』公式ホームページまで
次回の詳細は決まり次第、公式ホームページにて発表予定。