井ノ原快彦が“息子”道枝駿佑からの感謝の手紙に涙

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11月7日（土）、映画「461個のおべんとう」の公開記念舞台挨拶が行われ、井ノ原快彦、道枝駿佑、森七菜、映美くらら、阿部純子、兼重淳監督が登壇した。

映画「461個のおべんとう」は、ヒップホップバンド「TOKYO  No.1 SOUL SET」の渡辺俊美によるお弁当エッセイ「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」（マガジンハウス刊）を原作とした、お弁当を通して築かれる親子の絆の物語。

昨年撮影をし、ようやく11月6日（金）に公開された本作。井ノ原は、「僕、あまり映画をやっていないので、『映画の初日、おめでとうございます』と言い合えるのっていいなと思って」と、初日を迎えた喜びと、その新鮮なやり取りに笑顔を見せた。

また、現在撮影中のドラマで黒木瞳と共演している井ノ原。黒木と言えば、監督を務めた映画「十二単衣を着た悪魔」が、本作と同日に公開されている。そのため、「昨日、ずっと黒木さんと一緒で。『お互いに今日初日ですね。おめでとうございます』と言い合えたのがうれしかったです（笑）」と、明かした。

この日は、上映後の舞台挨拶ということもあり、ネタバレを解禁してのトークを展開。おすすめシーンを聞かれた井ノ原が、「僕、ライブシーンで（道枝と森が）手をつなぐところが好きで」と、“息子”の成長が垣間見えるシーンを挙げる。

すると、井ノ原演じる一樹の元妻であり、道枝演じる虹輝の母役の映美が「息子が恋をしている～って感じでね（笑）」と、共感。このシーンにかなりキュンとした様子で、「この年になると、なかなかそういうシーンがないのでいいですよね」と、うらやまし気に語る映美に、井ノ原が「またまた～！これから、分かりませんよ（笑）」とツッコミを入れ、会場の笑いを誘った。

「3年間の言葉にできない『ありがとう』」というキャッチコピーにかけ、「ありがとうを伝えたい人」を聞かれた道枝は、「パパ（井ノ原）ですね」と即答。その回答に照れ隠しなのか「ミー？」と井ノ原がおどけるなか、道枝は「“ため口協定”で感謝していますし、宣伝活動でもフォローしてくださっていましたし」とその理由を明かした。

しかし、その告白で満足したのか、この日予定されていた、井ノ原への手紙披露をすっかり忘れかけるハプニングが。井ノ原にはサプライズだったため、途中で道枝が司会者を遮り披露する…という流れだったのだが、「道枝さん！何か忘れていませんか？」と周囲から指摘されて、ようやく「あ！」と思い出す姿に、会場は爆笑に包まれた。

道枝が井ノ原に送った手紙の全文はこちらから

そんなハプニングの笑いから一転、感謝の思いが詰まった手紙の内容に、井ノ原の目には涙が。本当の親子のように濃い時間を過ごしていたようで、「クランクアップする時、引き離される気持ちになりました」と、当時の思いを明かした。

少ししんみりとした空気になったが、最後は、「こんな大事なものを彼はすっ飛ばそうとしていたんですね（笑）」と言い放ち、会場の笑いを誘った。

映画「461個のおべんとう」は、公開中。
最新情報は、映画「461個のおべんとう」公式サイトまで。