柚希礼音「ファンの気持ちがよくわかる！」憧れの平井堅を前に…

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宝塚歌劇団・星組トップスターとして絶大な人気を誇り、2015年の退団以降も女優として活躍している柚希礼音。新曲「PARTY!」を引っさげ、9月11日（土）から、3年ぶりのソロコンサート「REON JACK 4」を開催する。

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そんな柚希に、フジテレビュー!!がインタビュー。前後編でお届けする。前編では、新曲「PARTY!」ミュージックビデオの撮影秘話や、憧れのアーティストへの思いなどを聞いた。

インタビュー後編はこちら！
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――「PARTY!」はいつ頃から制作を始めましたか？

今年の2月〜3月ですね。コロナ禍になり、どんな曲にするかじっくり考えました。リード曲「PARTY!」は、私の希望や伝えたいことをたくさん詰め込みました。「溺れたい」はカッコいいダンスナンバー、そして「I miss you」は自分で詞を書き、どれも本当に大好きな曲になりました。

――「PARTY!」に詰め込んだ思いを聞かせてください。

コロナ禍で人に会えなくなり、我慢の日々が1年以上続いています。でも、この1年も私たちの人生にとって大切な月日なので、「我慢して耐える」ではなく、「そんなときでも楽しもう」という思いを込めました。

よく「人生は修行だ」という言葉を耳にします。でも、やっぱり人生は楽しんだ方が良いと思うので、“修行”ではなく “パーティ”と表現しました。他にも “いっぱい笑ったら楽しくなる”とか、“みんなが人生の主役”とか、私が実際に挙げたキーワードを、制作チームの方々がほぼそのまま詞に使ってくださいました。

――「PARTY!」ミュージックビデオ（MV）の撮影では、どんなことにこだわりましたか？

「カメラの向こうのあなたに言いたい」という気持ちです。MVをご覧になった方が、私に直接呼びかけられた、と感じられるようにしたくて。カメラに向かって歌うときの撮影アングルなど、私の細かな希望を叶えてくださいました。良い映像が撮れるたびに「これこれ！」と、ハイテンションになりましたね（笑）。

――MVは、“セレブの家のパーティ”をイメージして作られたそうですが、なぜですか？

以前から、海外アーティストさんのミュージックビデオなどを見て、こういうパーティをやってみたいなと思っていたんです。あちこちの部屋を回って、来てくれたみんなとおしゃべりして…という。すごくいい感じに仕上がって、夢が叶いました！

――セットや小物華やかで楽しい雰囲気が、画面から伝わってきます。

スタッフの方々がすごくお洒落に作ってくださって。たくさんのお花や、ファッショナブルなハイヒール、バッグ、プレゼントなど細部まで作り込んでいるので、見れば見るほど面白いです。

さらに“パーティ”らしく、紙吹雪を散らしてみました。カメラを回している間、紙吹雪を何度もバーッと散らして、いろいろな表情を撮っていただいて。撮影が終わった後はみんなで大掃除でしたが（苦笑）、スタッフの皆さまの努力の結晶で、素敵なショットが撮れました。

――実際の柚希さんのご自宅は、どんな感じですか？

こんなに“セレブ”だったら最高ですが、全然違います（笑）。自分の中でいろいろブームがあって、以前、南国風にしたときはカーテンを木製のブラインドに変えたりしました。南国風に飽きたら、壁を黒くして“ホテル風”に。でも、一面黒だと気持ちが暗くなってしまうので、ここ最近は白壁に戻しました。

あとは、部屋の空気を循環させておきたいので、リビングや寝室の天井にシーリングファンをつけています。空気が、そよそよと動いている状態が好きなんです。窓を開けなくても風を感じられますしね。

――プライベートでは、宝塚時代によく“たこ焼きパーティ”を開いていたそうですが、現在はいかがですか？

コロナ禍前までは、元宝塚のみんなと1ヵ月に1回くらいホームパーティを開いて、近況報告をしていましたね。「お稽古後に○○さんの家で料理を作って待っているので、皆さん10分でも寄ってください！」とか。

大先輩や、在団時にずっと違う組にいた方など、そのパーティでしか会えない方もいたので、すごく面白かったです。私の家はたこ焼き器がないので、仲の良い先輩や下級生の家で開くことが多かったです。料理はみんなが手作りしてくれて、私はだいたいお酒やお菓子を持って参加するという…（笑）。

――お酒はよく飲む方ですか？

以前は飲んでいましたけれど、最近はとても少なくなりました。若いときは、どれくらい飲んだら酔うか知りたくて、よく飲んでいましたが…。でも、もう自分の適量はわかりますし、やっぱり年を重ねると弱くなってきて。今や、大したことはないです（笑）。炭酸水で充分いけます。

――これまでに参加した“パーティ”のようなイベントで、印象的だったものはありますか？

宝塚時代はよく、ファンの方とお茶会という名目のファンミーティングをさせていただいておりました。退団後は、TIFFANY＆Co.のイベントに参加したのが印象的です。会場にはお洒落な方ばかり集まっていて「なんだこの世界は！」と驚きました。

退団してから、いろいろなイベントに行かせていただくようになり、視野が広がりました。と言っても、結局は元宝塚のみんなで、たこ焼きパーティをしているんですけどね（笑）。

――「PARTY!」リリース記念として、ファンの皆様との「オンライン個別お話し会」を開催されましたが、柚希さん自身が“ファン”としてお話したい方はいますか？

歌手の平井堅さんですね。ずっと、平井さんの曲がすごく好きで。でも、ご本人にお会いしなくても満足なんです。宝塚時代に『FNS歌謡祭』（フジテレビ）に出演した際、私たちの少し前に平井さんがリハーサルをされていて。周りから「いつも平井さんの曲を歌ってるんだから、挨拶に行きなよ」と言われたんですが…「私は平井さんに知られなくていい！ただ好きでいられればいい！」って、拒否しました（笑）。

――もし、平井堅さんの「オンライン個別お話し会」があったら参加したいですか？

いや、もうコンサートを観に行ったときも、平井さんがこちらに近づくだけで「見られたらちょっと恥ずかしい！」と思っていたくらいなので…。できるだけ、遠くにいてくれる方がいいです（笑）。

今回、私のお話し会にも、「恥ずかしいから参加できない…」という方が多くいらっしゃると伺いました。それはよくわかりますし、その気持ちだけでも、とにかくうれしいです。

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柚希礼音ソロコンサート「REON JACK 4」最新情報は、公式サイトまで。

撮影：河井彩美