『磔磔』第2弾放送!小泉今日子「コロナ禍のドキュメンタリーであり、ライブ番組としてもこんな素晴らしいもの、なかなかない」
9月28日(火)25時35分~(関東ローカル)/10月9日(土)26時15分~(関西ローカル)/BSフジ 調整中『磔磔(たくたく) ライブハウスとコロナの500日』
9月28日(火)25時35分よりフジテレビ(関東ローカル)で、10月9日(土)26時15分より関西テレビ(関西ローカル)で『磔磔(たくたく) ライブハウスとコロナの500日』が放送される。
古都・京都市内にあって、47年間営業を続けている老舗ライブハウス「磔磔(たくたく)」。閑静な街なかに突然現れる築100年を超える木造の蔵を改造したその建物は、一見ライブハウスとは思えない。
しかし、ここでは1970年代から現在に至るまで、国内外の数々のミュージシャンたちが演奏を繰り広げ、多くの「伝説」も生まれてきた。この場所は、地元の京都のみならず、日本のライブハウス文化の「ひとつの象徴」として、音楽を大切に考える人々の心の拠り所(よりどころ)であり続けてきた。
コロナ禍で全国のライブハウスが苦境にあえぐ中、昨年夏に、ドキュメンタリー番組『磔磔(たくたく)というライブハウスの話』が、フジテレビで放送された(関西テレビ、BSフジでも放送)。
『磔磔(たくたく)というライブハウスの話』の記事はこちら!
番組では、「磔磔」の50年近い歴史を、多くのミュージシャンの証言や貴重なライブ映像も紹介しつつ、日本のロックシーンの変遷とともにひも解いていった。それは、「磔磔」の店主を続けてきた水島博範さん、現在は店長を務める息子の水島浩司さんという、音楽を心から愛してきた親子の姿を通じて「ライブハウスの魅力とは何か」を問うものだった。
オープニングとエンディングのナレーションを小泉今日子が担当したことでも、音楽ファンのみならず大きな反響を呼んだ。
今回は「磔磔」という稀有(けう)なライブハウスが見舞われた、新型コロナウイルスとの1年半を追った、現在進行形のドキュメンタリーとなる。また今回も、ナレーションは、小泉が担当する。
放送日時
フジテレビ:9月28日(火) 25時35分~(関東ローカル)
関西テレビ:10月9日(土) 26時15分~(関西ローカル)
BSフジ:調整中
※TVer・FODでの見逃し無料配信は実施しません
<番組内容>
コロナ禍により、エンターテインメント業界全体が休業自粛を余儀なくされた昨年の4、5月。すべてがシャットダウンされてしまった苦境を経て、昨年の夏には感染状況は一時的に小康状態へ。番組のスタッフは、最小限の人数で約1ヵ月に一度の割合で京都に足を運び取材を続けてきた。そこにあったのは、先行きが見えない中でも何とか「ライブ」を続け、「ライブ」という表現について考え続けている人たちの演奏と生の言葉だった…。
世界中、日本中で起きているコロナをめぐる状況は日々刻々と変化している。
長い歴史があるとはいえ「京都の小さなハコ」の500日の記録はささいなものに過ぎないかもしれない。しかし、そこにはやはりそこで生きている人たちの揺れる思いがあり、その場所を失いたくないという切実な願いがあり、そこで変わることなく鳴り続ける音楽がある。
この夏、変異型ウイルスの出現で、感染者数は各地で急激に上昇した。今なお、東京、京都を含め全国各地で緊急事態宣言が発令中で(2021年9月10日現在)、当然ながらライブハウスの営業も制限され、演奏する側も見る側も感染対策を徹底した状態でのライブが続いている。先行きが見えない状況は変わらず続く…。
今回は「磔磔」2代目店主・水島浩司さんの目線を軸に、未曽有の新型コロナウイルスに翻弄(ほんろう)され続けたこの1年半を時系列で振り返る。無観客配信ライブ、有観客ライブなど、この500日で「磔磔」で行われた多くのミュージシャンたちの「ライブ演奏」。
また「磔磔」と同様に京都の老舗ライブハウス「拾得(じっとく)」では、どんなことが起こっていたのかも紹介する。
この小さなハコで、かつてないほど制限された状況で、それでも音楽はくじけずに鳴り響いた。そして、ミュージシャン、スタッフやプロモーターなどライブに関わる人たち、それぞれが語るインタビューも交えて、この500日の記録を公開する。
<出演者紹介>
くるり、サニーデイ・サービス、フラワーカンパニーズ、怒髪天、竹原ピストル、大森靖子、大友良英、GEKIBAN、騒音寺、スキマノザラシ、T字路s、ザッハトルテwith梅津和時、吉田省念・Dr.kyOn(exボ・ガンボス)・永井利充(exボ・ガンボス)・久富奈良(ゲートボーラーズ/ナツノムジナ/小山田荘平バンド)、中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)、THE PRIVATES、3KINGS(鮎川誠・友部正人・三宅伸治)、鈴木慶一(ムーンライダーズ)、本日休演、佐藤優介、山本精一(SUPER PLAYGROUND)、鈴木茂(exはっぴいえんど)、白井良明(ムーンライダーズ)、有山じゅんじ(ex上田正樹とサウス・トゥ・サウス)、リクオ、木村充揮(ex憂歌団)、近藤房之助(exブレイクダウン・B.B.クイーンズ)、 シーナ&ロケッツ、ウィルコ・ジョンソン(ex Dr.FEELGOOD)ほか
鏡孝彦(GREENS)、篠田純(ROCK A GO GO 企画)、岡村詩野(音楽評論家)ほか
寺田“テリー”国敏(拾得)、寺田大海(拾得)
水島博範(磔磔)、水島浩司(磔磔)
<小泉今日子 コメント>
ライブハウスもいまだになかなか厳しい状況だと思います。私自身も、新型コロナウイルスの影響がこんなに長く続くとは思っていなかったです。
ライブハウスという場所には、見る側の人、ステージに立つ側の人、いろんな人の思いがすごく詰まっています。それは、すごいエネルギーだと思うんです。だけど、この『磔磔』のドキュメント番組では、コロナ禍でいったん、背負っているものから解放されたというか、以前とは違う何かを求めたようなみなさんの姿が、すごく純粋で美しくも見えたんです。大変な時代だけど、新しい発見もやっぱりあるんだと感じた瞬間もたくさんあったし、私もまた前に進みたくなりました。
この『磔磔』というライブハウスのドキュメンタリーは、この1年半をずっと定点で観察してこなければ成り立たなかったものです。だって何が起こるか、誰もわかっていなかったから。この番組に詰まっているステージとその熱量は、コロナ禍でないとひとつも生まれなかった、ほんとに尊い、希少な映像です。ライブの映像も音もほんとに素晴らしい。ほんとにたくさんの人に見てほしいです。 コロナ禍のドキュメンタリーでありつつ、“ライブ番組”としてもこんなに素晴らしいもの、なかなかないと思います!
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