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長澤まさみ 木村佳乃の現場入りを真似し「朝、佳乃さんが入ってくるときが一番好き」

9月19日(日)放送『ボクらの時代』

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毎回さまざまなジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくフジテレビのトーク番組『ボクらの時代』。

9月19日(日)は、長澤まさみ、木村佳乃、麻生久美子が登場する後編を放送した。

長澤まさみ 木村佳乃の現場入りを真似し「朝、佳乃さんが入ってくるときが一番好き」_bodies

前編では、お互いの出会い、共に2児の母である木村と麻生の子育てトークや、長澤の家族の話などで盛り上がり、後編ではそれぞれのデビューのきっかけや、“女優ならでは”の子育てあるある、過酷だった撮影エピソードなどを明かした。

「ブルーの水着だよね!」「いや、赤です」

それぞれがデビューのきっかけを語る中、長澤の番になると…。

木村:まさみちゃんが「いつから女優さんになりたいと思っていたか聞いてください」って、今カンペが出たんですけど、あのね、私わかる気がする。

長澤:あ、当ててくれる(笑)?

木村:当てていいですか?

長澤&麻生:あははは!

長澤:問題じゃないですから。

麻生:当てるんだ(笑)。

木村:私、まさみちゃんの「シンデレラガール」のときの写真、見たことあるの。ブルーの水着だよね!

長澤:いや、赤です。

木村:あれ?

長澤&麻生:(爆笑)。

長澤まさみ 木村佳乃の現場入りを真似し「朝、佳乃さんが入ってくるときが一番好き」_bodies

長澤がグランプリに選ばれた、第5回「東宝シンデレラ」オーディションは、映画への出演が約束されており「そのオーディションに受かってすぐ、1ヵ月もたたないうちに現場だったんです」と振り返った。

木村:えー、すごい。

長澤:だから何もわからないし、もう本当にただただ圧倒されて。

麻生:わからないですよね。

長澤:わからないですね。

木村:最初、「ドライ」とか「カメリハ」(※)とか言われても、何がなんだか。私もわからなくて、全部本番だと思ってた。

※「ドライ」…ドライリハーサルの略。カメラのない状態で、行うリハーサル。「カメリハ」…カメラリハーサルの略。本番と同じ条件でカメラを動かして行うリハーサル。

長澤:でも、スタッフさんたちが本当にやさしくて。映画のスタッフさんたちがかわいがってくれたから。それが楽しくて、毎日(撮影に)行けてたって感じでしたね。

木村:何歳?そのとき。

長澤:12歳でした。

麻生:うわ!子どもですよね。

長澤:(うなずいて)子どもですよね。

木村:うちの娘とあまり変わらない。そうか。そのときから、ちゃんと働いてるんだもんな。

長澤:ちゃんと働けてないですけど、経験はさせてもらって楽しかったです。

木村:じゃあ、「何で女優さんになりたいと思ったか」というのを、今の私の当てずっぽうから…「まさみちゃんがめっちゃくちゃかわいかったから、誰かが応募した」。

麻生:あっは。クイズ番組(笑)?

長澤:あははは!

木村:違うの?

麻生:勝手に応募されたパターン?

木村:勝手に応募された!

長澤:あ!正解は、一応、自分で応募しました。

木村:え?すごいじゃない。

長澤:でも、確かにちょっと間違っていないのは、幼なじみのお母さんがオーディションの広告を見つけてきてくれて、それで知って受けました。

「遠からず当たってたな」と満足げな木村に、長澤は「自分でもやりたいと思っていたと思う」「佳乃さんのドラマ見てた」と告白。

「小学校の4、5年くらいのときに見ていたドラマで、佳乃さんがバンダナを頭に巻いてる役だった。それがすごくかわいくて、私も真似してバンダナを巻いていた」とのエピソードも明かした。

女優の「ごっこ遊び」「絵本読み聞かせ」にダメ出し!?

また、コロナ以前は「ずっと忙しくて休みが欲しいと思っていた」と語った麻生。

子どもたちと家でゆっくり過ごすことができ、「家にあるお菓子を全部出して、お店屋さんごっこ。値段付けて、上の子にはちょっと計算させようとか、いろいろちょっと考えて、そういう遊びしたり」と自粛期間を振り返ると、話題は“女優ならでは”の子育てトークへ。

長澤まさみ 木村佳乃の現場入りを真似し「朝、佳乃さんが入ってくるときが一番好き」_bodies

木村:楽しそう。子どもってお店屋さんごっことか、うちの子どもは、リカちゃんが大好きなんだけど、リカちゃん人形ごっこするとき、声色が変わりません?

麻生:(笑)。変わりますね。

木村:あれ、なんでなんですか?

麻生:何かの影響なんですかね。

木村:やっぱり変わりますよね。

麻生:うん。

木村:リカちゃん人形と遊ぶときには、「あたしね」って、なんか裏声になって。で、私も入ろうとすると、その声になんなきゃいけないでしょう。普通の声でやると「それじゃダメ、その声じゃ」って言われて。で、私も、(裏声で)「おーい、僕も仲間に入れてよ」みたいな。

長澤&麻生:(笑)。

木村:で、これでよし、これでいいだろうって思ってその声でやったら「なんかママの声すごい変、キモい」とか言われて。

麻生:あはは!そんなこと(笑)。

木村:「ちょっと練習してきて」とか言われて、ダメ出しいただいて。

麻生:えー、佳乃さんに(笑)?

木村:そうそう。で、じゃあもっと本気でやんなきゃいけないと思って、本気で熱を入れてやると、なんかちょっともう、どん引きし始めて。いや、結構難しい。結局あんまり入れてもらえないの。

麻生:絵本は?なんか感情入れて読んだりします?セリフの部分とか。

木村:あ、意外としなかった。

麻生:ああ、もうフラットに。

木村:うん。

麻生:やっぱりそうか~。

長澤:(麻生に)何それ。間違えちゃったの?

麻生:間違えちゃった。「かっこの部分は、セリフだから!」みたいになって、気合入れてそれらしく読んだら、すごいダメ出しされて、娘に。

長澤:あはははは!

麻生:「もっと普通に読んで」って。「この読み方、イヤだ」って言われて(笑)。

木村:かわいい。

長澤:(笑)。幼稚園の先生とかは、普通だったのかな。

麻生:そう。みんな普通なんで、私の読み方ダメだったみたい。

長澤:面白い。間違えちゃって(笑)。

麻生:間違えちゃってた(笑)。

子どもたちから容赦なくダメ出しされていることが判明し、一同笑い合ったところで、「誰もが知ってる『シンデレラ』みたいな話を、途中でめちゃくちゃに」アレンジするという、木村流の読み聞かせも発覚。

木村:むちゃくちゃ。「そしてシンデレラは、子どもを誘拐してそのまま逃げました」とか。

長澤&麻生:(笑)!

木村:適当なこと言ったら、「ママ違う!」とかってすごい面白いリアクション。「何言ってんの!」とか。「お、そうだっけ、こうやって書いてない?」って。「違うよ、ちゃんと読んで」とか言って。

と、子どもたちとのほほえましいやり取りを明かしていた。

「どうせ木村佳乃」「木村佳乃にしては~」で気が楽に

また、女優としてキャリアを重ねてきた今、思うことについても語り合った。

長澤:キャリアが長くなってきて、若いときと何か変わって感じることってありますか。

麻生:今もそうなんですけど、基本的にあんまり自分に自信がないというか。

長澤:え、そうなの?

麻生:ずっとそういう感じで、そうだよ。

長澤:そうなんだ。

麻生:そんなことは感じなかった?

長澤:うん。いつもなんか堂々としてるイメージだった。

麻生:いや、嘘!本当?そんなことない。

木村:すごく芯がしっかりしてらっしゃるイメージがありますよ。

長澤:一緒にいるとすごい安心感があるし。

麻生:それはうれしいな。でもだんだん「ここにいてもいいんだな」って思えるようになってきました。「私みたいな人も、いてもいいんだな」っていうか。「役者の1人として」って思えるようになったから、ちょっと楽…気持ちが楽になってきましたけど。まさみちゃんも、でも自信ないタイプだったよね。

長澤:うん。

木村:まさみちゃん、意外とそうなんだよね。前、言ってくれたもんね。

長澤:そうですね、はい。できないっていうのをわかってるからだと思うんですけどね、自分が。

麻生:佳乃さんは?

長澤まさみ 木村佳乃の現場入りを真似し「朝、佳乃さんが入ってくるときが一番好き」_bodies

木村:あまり変わってないかも、私。

長澤:なんか変わってなさそうな感じがします。

木村:ずっとこんな感じ。「あーあ(がっくり)」ってなるけど、「まあいっか」ってなったり。「あーあ」ってなって、「まあいいか」ってなって(笑)。

麻生:(笑)。

長澤:どういうときに、あーあってなる?

木村:しょっちゅうなるんだけど、立ち直りもまあまあ早い。

長澤:あははは。いいなぁ。

木村:まぁ、そんなに人は、自分が思うよりも私なんかに期待してないなと思うと気が楽です。「期待されてる」と思っちゃうと、ハッてなる(身構えてしまう)けど。でもそんな…「たかが木村佳乃」「どうせ木村佳乃」。何か褒められたとしても「木村佳乃のくせに」「木村佳乃にしては」ってつけると気が楽になるっていうか。

長澤:えー。

麻生:はー、すごい。

木村:「木村佳乃にしては」良かったな。だからすごく良かったねって言われても、あ、「木村佳乃にしては」良かったなって言ってくださってるんだなと思って気が楽に。

麻生:それ、いいお話。いい考え方ですね。

木村:この仕事って、どうしても人の期待が掛かってきちゃうと、「おっ」となるときありますよね、どうしても。

長澤:うん。

麻生:あります。

木村:「いや、そんなに無理ですから、私」と。でも「私、どうせ木村佳乃なんで、ちょっとこのくらいしか…」(笑)。

麻生:すてき。

長澤:謙虚ですね。

木村:でもやっぱり、せっかく生きてるから楽しいほうがいいじゃないですか、少しでも。

長澤:楽しいほうがいい。

木村:それはすごく思う。

麻生:そう思います。

木村:せっかく素晴らしいお仕事、好きなお仕事に就けてるし、今日という日は今日しかないし、取りあえずもう「やっちゃえ!」って感じ。

長澤:やっちゃえ。

木村:そう。

麻生:うわー、ポジティブ。

長澤:ね。私、朝、佳乃さんが現場に入ってくるときが一番好き。

木村:本当?

長澤:「おはようございまーす!」って。

麻生:すごい元気ですよね。

木村:どんなに暗い作品やってても、あの感じよね。

長澤:いや、でもあれはすごくいいです。やっぱり朝って大事だなってすごく思うし、朝のエネルギーがある時間に、まだ放出してないときのエネルギーがちゃんと備わっていて、佳乃さんの声を聞くと、あ、真似しようっていつも思う。

木村:え、本当?ただ単に無駄に声が大きいだけじゃない?

長澤:(笑)。確かに佳乃さん、声大きいけど。

木村:そうなの。

木村は「声が大きくて、内緒話ができないタイプ」とニッコリ。

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終始明るく前向きな木村の様子に、麻生が「あんまりいないです、ここまで明るい方。周りに」と言うと、長澤も「お話も面白いしね」とうなずいた。

木村が「半分くらい、嘘」「盛りますからね、すごい(笑)」と応えると、「こんなお母さんいいな」(麻生)、「お姉ちゃんとかね。お友達…どの人にもなれますね、佳乃さんは」(長澤)と絶賛していた。

<『ボクらの時代』はFODでも配信中(最新回は期間限定で無料)>

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