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毎回さまざまなジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくフジテレビのトーク番組『ボクらの時代』。

9月26日（日）の放送は、野田クリスタル（マヂカルラブリー）、ゆりやんレトリィバァ、粗品（霜降り明星）が登場。

ともにお笑いの賞レースで2冠に輝いており「賞レース大好き」と語る3人が、お笑いに目覚めたきっかけや「お笑い第七世代」と呼ばれることについて、結婚観などを語り合った。

3人は、『M-1グランプリ2020』のマヂカルラブリーのネタ（※）が、漫才なのかコントなのかを問う「漫才論争」について言及。

（※）マヂカルラブリーが披露した「高級フレンチ」「つり革」のネタは、野田がほぼしゃべらず、村上が状況説明をしながらツッコミ続けるというスタイルだったため、「あれは漫才か」と議論になった。

野田：実は、霜降りも同じスタイルだから。

粗品：同じっすね。

野田：一度、“コントイン”したらもう戻らない。

粗品：戻らない。

野田：ボケが。だから、それをたぶん「漫才じゃない」と思われたんだと思うんだけど。

粗品：なるほどね。

ゆりやん：寝転んだからですかね？

野田：寝転んだらダメなんじゃない？世間は。世間は、寝転ぶ漫才されたら「もう漫才じゃない」って言っちゃうのかも。

粗品：（オール）巨人師匠も『THE MANZAI』（※）のレイザーラモンさんに、「脱いだらあかんわ」みたいな、言ってましたもんね。

（※）フジテレビで2011～14年に放送されていた『日清食品 THE MANZAI 年間最強漫才師決定トーナメント! 栄光の決勝大会』

野田：「脱いだらあかんわ」もあるのか。

粗品：脱いだりとか、寝転ぶとか。

ゆりやん：だって、それも霜降り（明星）さんのときも、せいやさん、結構、なんか上下（かみしも）動いてたんですけど、なんも言われてないですよね。

粗品：なんも言われてないな。なんも言われてなかったのに、マヂラブさん優勝したときに、「『マヂラブは漫才じゃない』って言うんやったら、『霜降りはどうやねん？』」みたいな、めちゃくちゃ飛び火したからね。

ゆりやん：あっ（笑）。

野田：飛び火っていうか、なんつうんだろうね、本来なら、（霜降り明星が優勝した）あの年に、話さなきゃいけなかった。

粗品：（笑）。

粗品は「昔の万引きがバレたみたいな。『なんで、それを今言うん？』みたいな気持ちになりましたよ」とボヤいた。

一方、『R-1グランプリ2021』（フジテレビ）で優勝したゆりやんは…。

野田：今年の優勝に関しては、何か言われた？

ゆりやん：何も…。

粗品：うそつけ！「おもんなかったのに」とか言われてるやろう、おまえ。

ゆりやん：（笑）。

粗品：「なんでゆりやんなん？」みたいな。言われたやろ？

ゆりやん：でも、そんなんはつきものです。ずっと。

粗品：そうやな。

ゆりやん：はい。もう慣れてる。

野田：みんなそうだよね。

ゆりやん：野田さんがTwitterで言ってくださってて。優勝した夜に「優勝したときだけは、もう何も言わないであげてください」って言ってくれてたんです。

粗品：やさしい。

ゆりやんが優勝した『R-1グランプリ2021』では、霜降り明星が司会を、野田が審査員を務めていた。

野田：でも、さんざん予選・賞レース出てるとさ、結論、やっぱり笑い声になるじゃん。

粗品：ウケ。

野田：ウケよ。個人の好みでいったらさ、俺たぶん2回戦ぐらいの子、優勝させちゃったりすると思う、そんなもん。

粗品：なるほど（笑）。

ゆりやん：ネタの構成とか、そういうことより…っていうことですか？

野田：そうそう。ネタの構成は、構成。（それを）無視して、ウケてるんだったら、それすごいことだよね。

粗品：「これはセコイやろう」みたいな芸で、めっちゃウケるとかはどうですか？それもありですか？

野田：いや、俺、もう逆にもっとしたほうがいいと思って。だって、『R-1』と『THE W』（女芸人No.1決定戦 THE W／日本テレビ）の2つだけは、種目に対しての制限もないじゃん。コント、漫談…。だから、最悪、あらかじめ（賞金で回収できることを狙って）500万円払って巨大ロボを作ってもいいわけじゃん。

粗品：そうっすね。

野田：巨大ロボでネタやってもいいわけじゃん。

粗品：全然いいっすね。

野田は「勝ったほうがいいんだから、絶対」と、賞レースへの持論を語った。

また、3人は賞レース優勝後の変化についても語り合った。

粗品：増えました？仕事。

野田：なんやかんや、実は増えてて。やっぱりゲームのネタだったから、ゲームの仕事の案件が。『R-1』優勝後、ずっと俺、ネタよりもゲーム作ってたもん、楽屋で。

ゆりやん：すごい。ゲームも出されましたもんね。

野田：ゲームを出しまして。だから『R-1』優勝した恩恵としては、かなりデカいほうだったんじゃない？

粗品：ゲームの売り上げ、すごいんでしょう？

野田：結構、売れて。最終的なダウンロードランキングが、1位「ポケモン」、2位「野田ゲー」、3位「モンハン」になってたから。

ゆりやん：え！すごい。

粗品：これ、すごいな。

野田：ビッグタイトルよ。そういう意味では、粗品もいろいろやってるもんね。

粗品：僕、音楽作ったりしてますよ、最近。

野田：演奏してなかった？何かの番組で。

粗品：『FNS歌謡祭』（フジテレビ）で。ベース演奏してました。

野田：ベースだ、ベース。

ゆりやん：すごいじゃないですか。

粗品：優勝してなかったらね…。

野田：優勝してなかったら「何してんだ」ってなるけど、やっぱり2個優勝すると、誰も何も言えないシステムあるじゃん？

粗品：ありますね。

野田は「楽屋でずっとゲームやってても、もう誰も文句言わない」と言い、3人は笑い合った。

野田と粗品から『THE W』と『R-1グランプリ』、ネタの制限がない「異種格闘技を2つ制してる」と評されたゆりやん。最近は、45キロのダイエットにも成功し、世界進出を目指していると明かした。

ゆりやん：行きたいです。何のツテもないんですけど。

粗品：世界でコメディアンとして跳ねたい？

ゆりやん：あ、コメディアンもしたいですし、映画、撮りたいですし。

粗品：へー、監督？

ゆりやん：はい。監督もしたいし。

野田：わあ、めっちゃいい夢じゃん、それ。

ゆりやん：出たいし。

野田：どういう映画撮るの？撮るとしたら。

粗品：私、ホラーが好きで。

野田：うわ、めっちゃいいじゃん。

粗品：へえ、そうなん？

ゆりやん：うん。ホラー撮りたいです。

野田：ホラーいいな。めっちゃわかる。

「結局、ホラーとコメディって紙一重」「お笑いと相性いいよね。もう、間違いなく」と、ゆりやんと野田は意気投合していた。

第七世代の話題では、粗品の不満が爆発した。

野田：そういえばさ、「第七世代」ってどこいったの？「第七世代」って言葉、最近あんまり聞かなくない？

粗品：確かにね。

野田：もう、あんまり言われなくなったよね。でもどう？言われなくなって。

粗品：気分いいですね。

野田：気分はいいよね。

粗品：やっぱり、お笑い第七世代の中で勝負なんで、「あいつら最近見いひんな」みたいなの、ちょっと気持ちいいですね。

野田：第七世代って言われてる間は、やっぱり軽くイラっとしてた？

粗品：いや、しますね。

野田：まぁ、するよね。

粗品：いや、「一緒にするな！」ってめっちゃ思ってたんですよ、第七世代のやつらと。

ゆりやん：えらい怒ってましたもんね。

粗品：「俺は頑張ってんのに、第七世代と一緒にすな」って言ってるやつ、ほかにもおって。「誰が言うてんねん！」とかもありました。「おまえが言うな」みたいな。「おまえは、第七世代で良かったやろ」みたいな人もようけいて。

粗品の本音に、野田とゆりやんは「闇深いな」と笑った。

3人は、それぞれの結婚観についても語った。

ゆりやん：結婚はしたいです。今まで「仕事したいから、相手おっても結婚してる暇ないな」「結婚する人生か、仕事する人生か」と思ってたんですけど。最近は、どうにでもなるやろ！って思います。

粗品：どっちもいけると。

野田：どっちもとれると。

ゆりやん：はい。なんかもう「別にイヤやったら、離婚したらいいし」くらいに思ってます。

粗品：ああ、ええやん。

野田：粗品は、結婚とかあるの？

粗品：今、彼女と一緒に住んでて。ほんま、たぶんするかもしれへん、そろそろ。

ゆりやん：ええっ！？人を愛せるんだ？

粗品：だまっとけよ、おまえ！誰がバケモンやねん！人を愛せますよ。結婚願望があったわけじゃないんですけど、一緒におるうちに「結婚した方がラクかな」みたいな。

野田：うーん。

粗品：野田さん、どうなんですか？

ゆりやん：うん、気になります。

野田：やりたいことをやり過ぎちゃってるから、向いてないんだろうね。

粗品：なるほど。

野田：やりたいことやってる系芸人って、家族持っててさ、「家帰ってんの？」みたいな人いるじゃん。

粗品：時間もないですしね。

野田：うん。やっぱ趣味に生きる部分があるから、うまくいかないんじゃないかと。

粗品：今、いい人はいるんですか？

野田：いる。だから、結婚となったときに、ちょっとどうしようかなと思っちゃうかな。

ゆりやん：ええ、すごい！すごい！

粗品：そうなんや！

野田の思わぬ告白に、ゆりやんと粗品はうれしそうな反応を見せていた。

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