9月4日(金)のフジテレビ『ダウンタウンなう』に、歌舞伎役者の十代目松本幸四郎が登場した。

早速乾杯をすると、幸四郎は「ホンモノ(お酒)ですね、これ」と笑う。

肩の力が抜けているような幸四郎に松本は「こんな緊張感ない人ですか?レンタルビデオ返しに来たみたい」とツッコみ、ハシゴ酒がスタートした。

友だちになるなら「浜田さんがいいですね」

華麗なる名家で育った幸四郎。プライベートがベールに包まれているため、その素顔に迫るべく質問をしていく。

坂上が「友だちとかはいるんですか?」と聞くと、幸四郎は「しょっちゅう飲みに行くような友だちはいないですね」と答える。

松本:この3人(浜田、松本、坂上)なら、誰と友だちになれそうですか?

幸四郎:浜田さんがいいですね。

坂上:え、なんで、なんで!?

幸四郎:あんまり、おふたり(松本と坂上)ほど緊張しなさそう。

幸四郎の意外な答えに、浜田は「えー、俺!?ありがとう!うれしいわー!」と素直に喜び、松本は「いやいやいや(笑)。えー、ほんとですかぁ!?」と、ちょっぴり複雑な表情。

気を良くした浜田は、松本と坂上に向かって「緊張感あるんですよ、キミらは!」とマウントを取ると…。

坂上が「違う違う違う!僕らは、所詮“口”程度ですよ。浜田さんは、ほら、DVでしょ!?」と反論し、笑いに。浜田も、大きな口を開けて笑った。

松本:そういうふうに見られてるんですね。コワイみたいな感じですか?

松本から質問された幸四郎は、しばらく間を置いあと、キョトン顔で「…え、なにが?」と一言。

今までの話をまったく聞いてなかったかのような衝撃発言に、一同はあ然。松本が「われ、今、着いたんか!」とツッコんで、爆笑となった。

妻との会話は敬語?「うん…」

そんなマイペースな幸四郎は、家族の中でも浮いているという。妻からのタレコミでは「敬語をやめてください」という苦情が寄せられた。

幸四郎の話によると、妻に仕事の報告をするときは「○○に出ることになりました」などと話すのだという。

坂上:奥様とは、そういう仕事の報告程度の会話しかないってことですか?

幸四郎:そんなことないと思うんですけどね。

松本:プライベートの会話のときはタメ口?

幸四郎:(静かな口調で)タメ口っていうか…うん…。

松本:いま「うん」って言いましたね!?

自然と出た「うん」に、松本の瞬時のツッコミがハマって一同大ウケとなった。

その後も、尾上松也からのタレコミや、父・二代目松本白鸚のエピソードも紹介されたが、ボソボソと終始落ち着いたトーンで話す幸四郎。

独特の雰囲気を醸し出す幸四郎に、一同は戸惑いを隠せず、坂上は思わず「本当に、仕事感がない人ですね」。

浜田が「これ(アクリル板)がなかったら、俺、頭殴ってるで!」と言い出し、松本も「バンバンいかれてると思うで!」と同調。浜田の高笑いが響き渡った。