清春53歳の誕生日を、かまいたちの山内&濱家、野性爆弾のくっきー!がサプライズで祝福!

清春が自身のバースデーイブである10月29日(金)、恵比寿ガーデンホールにて「THE BIRTHDAY」を開催した。

趣味=ライブと公言するほど、50歳を過ぎてなお、精力的にステージに立ち続ける清春だが、そんな彼もコロナ禍により、無観客ライブや配信ライブを行わざるを得ない状況に追いやられたアーテイストのひとり。

しかし、この日は緊急事態宣言が解除されて以降、初のライブとあって、会場には約750名のファンが集結。清春の「飛沫が飛ばないように声出して」というユニークな呼びかけもあり、我々取材陣にとっても観客の声を耳にする、久しぶりのイベントとなった。

フジテレビュー‼ではこの日のライブルポと、終演直後に行われたインタビューの様子を後日、お届けする。

「『フー』か『イェーイ』なら飛沫も飛ばない。声出していいんだよ」とかけ声を許可

開演予定時刻を十数分過ぎたころ、清春は白のフォーマルなジャケットを身にまとい、首元にはエルメスのスカーフを巻いて、優雅にステージへ登場。「実際、誕生日は明日なんですけど、明日はおまけみたいなものなので、今日はやる気で来ました」と気合いをにじませながらも、「時間通りに始めたかったな」とやや残念そうな表情。

そして、「今日は多少、声を出していいんだよ。『フー』なら飛沫は飛ばないし、『イェーイ』も飛ばないね」とニヤリ。「41歳で年齢が止まるかと思ったら、もう53歳になっちゃうね。今日は若い子たちに押されて頑張ります」と、この日のサポートメンバーを務めるドラムのkatsuma(coldrain)、ギターのDURANを紹介した。

オープニングの「下劣」から15曲目の「眠れる天使」まで、清春の艶っぽく力強いボーカルは衰え知らず。途中、MCで「疲れるね」を連呼する場面も見られたが、一たび演奏が始まると清春の声は熱を帯び、コンダクターのように会場内の空気を一つにまとめる。

サプライズメッセージに野性爆弾・くっきー!とかまいたちが登場

アンコールに入ると、DURANが突如「僕に時間をください」と前置きし、ギターで「HAPPY BIRTHDAY」を演奏。そして、会場が暗転すると、スクリーンにはベーシストでありながら映像監督の顔ももつYUTAROが登場。この日の午後、YUTAROが会場前で撮影したファンからの「おめでとうメッセージ」が流れた。

続いて、場内でせわしなく開演準備をしながらメッセージを送るスタッフ、さらには清春の愛犬も登場。そして、野性爆弾のくっきー!がスクリーンに映し出されると、会場からは笑い声と同時にどよめきが起きた。

「清春のお兄ちゃん、お誕生日おめでとう」と呼びかけるも、コメント終盤ではいつのまにか呼び名が「清春のお兄ちゃん」から「背骨お兄ちゃん」へと変わり、“くっきー!節”で清春の誕生日を祝福。

続いて、登場したのはかまいたちの山内健司と濱家隆一。2人は、YouTubeチャンネル「かまいたちチャンネル」で清春にまつわるトークを披露しており、清春自身も彼らの動画を毎日チェックするほどの大ファンということから、今回のサプライズメッセージが実現したのだそう。

清春は「うれしい~。かまいたちが俺にしゃべりかけてる」と感激し、表情を緩ませる。そして、「今年はやったね」とサプライズを仕掛けたスタッフを労った。

53歳の誓いは「悔いの残らないミュージシャンライフを過ごしたい」

「Wednesday」「club『HELL』」「EMILY」の3曲を披露した後、清春は客席へメッセージ。

コロナ禍で変化したこの期間について「僕らにとっては有意義な2年だったという気がしていて、年相応のステージができたのかな。よりよいプレイができるように、皆がしてくれた」とファンへ感謝。

さらに、「皆さんのおかげで、嫌いなことをやらなくていい人生を手に入れました。この状態であと何年できるかわかりませんが、悔いの残らないようなミュージシャンライフを過ごしたい。僕もまだ伸びしろがあるかもしれないから、ぜひそれを見ておいてほしいなと思っております。今日は本当にサンキューね」とはにかんだような笑みを。

最後は「美しい瞬間をありがとう。祝ってくれてありがとう。幸せでした。愛してます」と力強く叫び、バースデーイブライブの幕を閉じた。

清春 3作連続配信シングルリリース

「ガイア」配信中

「リグレット」12月上旬配信スタート

「曲名未定」2月9日(水)配信スタート