関ジャニ∞が、テレビ業界のタブーに斬り込んだ企画の結末に仰天した。

12月6日(月)放送の『関ジャニ∞クロニクルF』は、新企画「やってんなプレビュー」が放送された。

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横山裕の鋭い観察眼が光る!

テレビ番組を面白くするための「過剰演出(=やらせ)」。あってはならないことだが、今回番組では、架空の番組VTRに紛れている過剰演出を、クイズ形式で見抜いていく企画に挑戦し“感度”をはかることに。

ゲストは、抜群の立ち回りで数多くの企画をこなしてきた吉村崇(平成ノブシコブシ)と、女性タレントバラエティ出演数ランキング1位の実績を持つ朝日奈央。

架空の番組ロケVTRに出演したのは、村上信五、安田章大、吉村の3人。スタジオでは、この3人とともにVTRを見ながら、横山裕、丸山隆平、大倉忠義、朝日が、8つのやらせ=“やってるポイント”を当てることに。

VTRでは、村上らが「徹底調査!話題スポット探検隊」として、東京都目黒区に実在する定食屋さん「ねこにこばん」を訪問。店主の猫好き&ダジャレ好きが高じて、店内は猫グッズだらけ。猫耳をつけた店主は「笑うキャット(角)には福来たる」と書かれたTシャツについて「インター“ネッコ”で注文した」と、猫にかけたダジャレで話す。

村上が「ある文学作品とも関わりが…」と話を向けると、店主は「お店は『吾輩は猫である』の舞台になった」と答える。しかしVTRを見ていた横山は、すぐさま「んな訳ないもん!」と、“やってるポイント”だと言い当てた。さらに横山は、店内に飾られた猫ひろしと店主の2ショット写真や、パンチ佐藤&新山千春との3ショット写真も“やってる(合成)”だと見抜き、スタジオからは拍手が沸き起こる。

VTRでは村上らが、約50種類もあるメニューをチェック。「揚春巻瀬里穂」(牧瀬里穂)や「豚バラ中山にんにく焼き」(なかやまきんに君)など、芸能人の名前にかけたダジャレメニューが並ぶほか、ご飯の量の一覧表が貼られていた。「大盛り250g」に続き「日本昔話盛り400g、メインクーン盛り2000g」とあり、桁違いのデカ盛りに驚く3人。ちなみに「メインクーン」とは、体長約1.2mにもなる世界最大級の猫の名前だという。

すると、人気店ということもあり一般のお客さんがやって来る。店主は「今日、番組のロケが入っていて…」と、滑らかな口調で退店を促すが…VTRを見ていた横山は「店員さんは、あんな流暢に説明できない」と、“やってるポイント”だと即座に見抜いた。

スタジオの吉村は、番組がオファーしたグラビアアイドルにお客さん役として入ってもらったと明かし、彼女が所属するグループ名を伝えようとするが、なかなか思い出せず…村上が「巨乳」とヒントを与えるも、吉村らしからぬグダグダなトークに、横山は「なんかおかしい。フワフワしてる」と怪しむ。

再びVTRに戻り、安田は「ビーフ100%ニャンバーグ定食(日本昔話盛り)」を食べると、「美味しい!」とニッコリ。吉村が注文したのは、猫型に盛られたかわいいチャーハン「ニャーハン(大盛り)」。ご飯と具材を手際よく炒める映像が流れると…朝日が「“やってる”のでは?」と言い出す。

「店主さんが作っている姿を撮ったらいいのに、急に手元のアップに変わって…違う人が作っている?」と疑うと、見事正解。手元のアップの映像では、店主に代わり中華料理人が高速でフライパンを振っていたのだ。朝日の観察力に、スタジオは「よく気づいた!」と盛り上がった。

村上が注文した「チキンニャン蛮定食(メインクーン盛り)」は、総重量2kgのご飯がずっしり盛られ、ナッツやチーズを使ってかわいい猫型に成型してある。ド迫力すぎるご飯に、丸山が「本当は(メインクーン盛は)ない?」と疑い、こちらも“やってる”ことが判明。

その後のVTRでは、店主が猫好きになった理由について「初恋の女の子が猫好きで、猫に興味を持った。ある日その子が猫のぬいぐるみをくれたが、引っ越してしまい…」と語る。しかし、横山がVTRを止めて「そんな話ねぇ。最後いい感じに話を終わらせたいのが見え見え」と言いきると、見事正解。

最後に村上のリクエストで、店主が猫の鳴きマネを披露するが…あまりにリアルな声のため、大倉が「音声足してる?」と、ここでも“やってる(編集)”と見抜いた。

誰も予想しなかった展開にスタジオ絶叫

VTRは終わったが、実は“やってるポイント”はスタジオにもう1つ残っていた。

吉村がタネ明かしを焦らす中、スタジオセット外から何やら物音が…。「誰かおる?」(大倉)、「おかしいもん、さっきから」(横山)とソワソワする一同。丸山はスタジオに誰か隠れているのではと探し回り、大倉は不自然な位置に置かれたカメラを発見。

横山らが混乱する中、吉村は「視聴者の皆さんが気づいてるか…。スタジオには、村上さんと安田さんはいません!」とネタバラシ。

今回の放送では、冒頭から村上と安田はスタジオにおらず、別収録した2人の映像を、あたかもその場にいるかのように合成していたのだ。残る5人は村上&安田がいない状態でスタジオ収録していたが、吉村以外のメンバーは、後から合成されるとは知らずにトークをしていた。

そこへ、村上と安田が登場。村上は「事前に、(吉村、安田と)3人で、みんなの会話を想定したリアクションを撮った。みんなが『気持ち悪いな』と感じていた間は、本放送では俺ら3人でしゃべってる時間」と告白。

違和感の理由がわかり、横山は「吉村さん調子悪いなと思ってたけど、逆に(演技が)めちゃくちゃうまい!」、丸山は「何!?このすごい映画の伏線回収みたいな!」と、あっけにとられていた。

『関ジャニ∞クロニクルF』これまでの放送と、未公開「まだまだあった過剰トリック演出の裏側」はFODで配信中!

次回、12月13日(月)『関ジャニ∞クロニクルF』は、ヒコロヒーvs大倉が“真逆の感情”で相手を論破する「真逆ロンパ」と、「レッツ!コレDEダンス」が放送される。