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毎回さまざまなジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくフジテレビのトーク番組『ボクらの時代』。

7月12日（日）の放送は、中村勘九郎、中村七之助、駿河太郎が登場する。

中村勘三郎を父に持つ勘九郎と七之助、そして笑福亭鶴瓶を父に持つ駿河太郎。お互いの父親同士が親しかったため小学生の頃に出会っていたというが…。

勘九郎：まったく覚えていないんです。

駿河：親父同士が仲良かったやんか。うちの家族と、そちらの家族とで飯食った時があって。

七之助：全然覚えてない。

駿河：七（七之助）は、だいぶ小さかったもん。

七之助：鶴瓶さんに、子供がいるって、ほとんど知らなかったんです。

駿河：それは嘘やろ。ホンマに？

勘九郎：僕も、鶴瓶さんにお子さんがいらっしゃるのは知っていたけれども…。

勘九郎は、2014年に舞台「真田十勇士」で駿河と共演。その直前に再会した駿河を「超怖ぇ～」「嫌だな」と思った話を、笑いを交えて語る。

また、2016年に鶴瓶の新作落語を歌舞伎にして、3人が共演した「廓噺山名屋浦里（さとのうわさやまなやうらざと）」の裏話も明かしていく。

ともに偉大な父親のもとに育った3人は、父の存在について語り合う。

勘九郎：どうですか、お父様って意識します？芝居する時は。

駿河：うーん、全然してないな（笑）。仕事の話は、親父とほぼせぇへん。

勘九郎：へぇ。

駿河：何か（駿河の出演）作品見て「あれ見たけど、良かったでぇ」みたいなのは、言うけど。

七之助：逆はあるんですか？怒られるというか、芝居に対して。

駿河は、過去に一度だけ父親からダメ出しを受けたことがあるエピソードを明かす。

駿河：逆にどう？ずっと（ダメ出しを）言われてるやん。

七之助：言われすぎると、（父親に）褒められたいがためにやる、みたいなことになってくる。

勘九郎：舞台を楽しむ、お客さんに喜んでもらおうという考えって、本当に最近かもしれないです。

七之助：（父親が）いなくなってからじゃないかな、僕も。

勘九郎：うちの父親と出てるときは、うちの父親に楽しんでもらいたい、とか。

駿河：なるほどね。

七之助：そうそう。まぁ、崇拝に近いというか。

勘三郎さんが亡くなってから「七之助の女形がめちゃくちゃきれいやし、迫力が出てきてるんだよね」と駿河が評すると、七之助は「父親に甘えていた部分があったと思う」と、父親への思いを語る。

勘九郎：コンプレックスになったことあります？父親が。

駿河：俺は、結構コンプレックスよ。バンドマンやったから。音楽を選んだ理由も「親父にできないことをやろう」って。

勘九郎：僕らは、生まれたころから、「先人たちと比べられながら」という生き方をしていたんで、コンプレックスというものを感じたことがないね。

七之助：ない。

駿河：欠落してるやん！そこの感情が。

七之助：これは完全に欠落です。人間としての欠落（苦笑）。

勘九郎：そうだねぇ。

七之助：どういうのがコンプレックスなのかなって、今考えていて。父親の話題を出されて、嫌だと思ったことは1ミリもないし。

父親に反抗したことは「ゼロ」と即答する七之助に対し、一度だけ反抗したことがあるという勘九郎。その時の勘三郎さんの意外過ぎる反応に、3人は大笑いしてしまう。

そのほか「こんなに芝居をしなかったことはない」という自粛中の生活や、独身の七之助が「結婚願望」についても言及している。