天達武史 新連載スタート「正月疲れを吹き飛ばす」スタミナ料理【あまたつ！お天気レシピ】

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あけましておめでとうございます。みなさん、お正月はゆっくり過ごせていますか？フジテレビ『めざまし8』で気象防災キャスターとして出演させていただいています、気象予報士の天達武史です。

この度フジテレビュー!!で連載をスタートすることになりました。

番組でも紹介したり、時間が足りなくて話しきれなかったり…とにかくさまざまなお天気のトピックスを、イラストと大好きな料理レシピとともに、楽しく書いていきたいと思います。ファミリーレストランで働いていた経験がベースなので、本格的な料理ではありませんが（笑）、季節に合ったおすすめレシピなどをご紹介していくので、お楽しみいただければと思います。

1月は、寒さがさらに厳しくなっていく時期です。特に5日の「小寒」は「寒の入り」といわれ、寒さ本番に突入します。20日は、1年で最も寒さが厳しい「大寒」。そして例年、もっとも寒さが厳しいのが、大寒から2月4日の「立春」あたりまで。

今回は、真冬を乗り切るのに欠かせない、栄養たっぷりのスタミナ料理をご紹介します。

お正月疲れを吹き飛ばす、体にやさしい一品です。

1．大きめの鍋にオリーブオイルとバターを熱し、みじん切りにしたニンニクを炒めます。

2．にんじん1本、玉ねぎ1玉、キャベツ4分の1、セロリ1本、ベーコン、ジャガイモ2つくらいを、それぞれ1〜2センチにカットしてニンニクと一緒に軽く炒めたら、白ワインを入れます。

3．しっかり炒めたら、水1リットル、カットトマトまたはホールトマト缶400グラム、コンソメか鶏がらスープの素、はちみつ、ウスターソースを入れ、鍋にふたをして弱火で煮詰めます。その後、塩、コショウで味を整えます。

4．お皿に盛り付けて、お好みでイタリアンパセリや粉チーズをかけたら完成！

お正月明けに余りがちな餅を使った、簡単レシピです。

1．余った切り餅を焼きます。

2．納豆、ネギ、大根おろしを添えて完成！

お好みで納豆にキムチを入れたり、卵の黄身、のりを加えたりしてもおいしいですよ。

ここで、寒さを楽しく乗り切るための、ちょっとしたお天気雑学もお話しします。皆さん、真冬の寒さには3つの種類がある、というのはご存知ですか？

1．底冷え
よく晴れた星空の夜は、「放射冷却」といって地面から熱がどんどん逃げていき、足元から冷えていきます。これを「底冷え」といいます。

気温が4℃くらいでも、地面は0℃以下になっていることがあり、霜が降りたり氷が張ったりします。お出かけの際はあたたかい靴下やカイロ、もこもこブーツで、足元をしっかりあたためることをおすすめします。

2．風冷え
風が吹くと気温以上に寒く感じることを「風冷え」といいます。風が1メートル吹くと、体感温度が1℃下がると言われています。天気予報で風が強めに吹くと予想されている日は、風を通しにくい服を選び、3つの首（首、手首、足首）をあたためましょう。

3．しけ寒
くもりや雨で空気が湿っていて、ヒンヤリ冷たいことを「しけ寒」といいます。冬の間、太平洋側はほぼ晴れますが、たまに雨が降るといっそう寒く感じるので、全身しっかり防寒対策をして乗り切りましょう。

次回は、2月1日（火）更新予定です。お楽しみに！

天達武史（あまたつ・たけし）
気象予報士。横浜市生まれ。専門学校でイラストを学んだ後、ファミリーレストランに9年間勤務。海が目の前の店舗で、天気で客数が大きく変動するため、過不足なく食材を発注するべく気象予報士を目指す。『めざまし8』の前身『とくダネ！』から、長年にわたって番組に出演。スポーツ観戦（特に野球）、散歩、スノーボード、温泉・銭湯めぐりも好き。

写真・イラスト／天達武史