ディーン・フジオカ 次回作は半裸で馬にまたがる?「いつでもやりますよ」
ディーン・フジオカさんが初めて自ら企画・プロデュース・主演を務めた映画「Pure Japanese」の公開御礼舞台挨拶が、2月6日に行われ、ディーンさん、蒔田彩珠さん、松永大司監督が登壇しました。
本作は、過去のトラウマを抱えながら生きるアクション俳優・立石(ディーン)が、孤独な少女・アユミ(蒔田)を守る王道クライム・サスペンス×ボーイミーツガールでありながら、次第に狂気を暴走させていくバイオレンス・アクション・ムービー。
<ディーン・フジオカ コロナ感染から復活「健康になって、公開にたどり着けた」>
「いつか宇宙で映画が撮りたい」と語っていたディーンさん。次回作の構想について聞かれると、「まずは、宇宙に行った人にインタビューをするところから始めないとですね。なんなら、そのまま(次回作への)資金も出していただくとか…。100万円を100人にあげるなら、『それをそのまま一括で映画に投資してみませんか?』みたいな」と宇宙渡航で話題となった前澤友作さんへラブコール。
また、「どういう話の映画を作ったら資本がつくのかというところからなんです。今回の『Pure Japanese』は形になりましたけど、その前に何作も企画を立てては流れて、保留になってしまったものもあったりと…。結局はそれを乗り越えていくために、キャッシュポイントをどうしていくかが作品を作っていく中で一番の課題なんです。それを乗り越えていくために、どのようなテーマをどのような手段で使っていくかということだと思います」と語りました。
また、「ディーンさんの作品に出演するなら、どのような作品がいいですか?」と聞かれた蒔田さんは、「ロードムービーのような、何かから逃げるような内容の映画をやってみたいです」と回答。
ディーンさんが「逃げるとしたらどの辺を逃げたい?」とさらに質問すると、蒔田さんは「やっぱりごはんがおいしくて、宿がキレイなところ!」と答え、観客を笑わせました。
松永監督は、「僕は次回作の構想がもうあるんです。ディーンさんに馬に乗ってもらいたい。しかも、ちょっと人里から離れた島に、ディーンさんが都会からやってきて、馬に上半身裸で乗るというのが撮りたい!」と明かし、ディーンさんは「下半身は着ていてもいいんだよね?」と困り顔に。
松永監督は、「下半身は着ていてもいい(笑)。上半身裸で、野生児のように馬に乗っている画が撮りたい」と明かすと、ディーンは「あぁ、よかった。馬が大好きなんで、馬に裸で乗る映像をいつでもやりますよ」と快諾。
松永監督が「(ディーンさんが乗っている馬の)後ろに彩珠も乗っていていいよ」と提案すると、ディーンさんが「それで、ロードムービーですね」と返し、観客から拍手が起こりました。
最後に、ディーンさんは「ネタバレ全く問題ないです。この作品は、ネタバレをしてこそ、より深く楽しめる作品になっています。『何を言っているんだ?』と思うかもしれませんが、実際に見ていただいて、思ったことをSNSやご家族や友人などに、具体的に言いふらしてもらいたいです。その方が、観客の皆さんにとって楽しめる、実験装置のような映画です」とコメント。
続けて、新型コロナウイルスに感染したことについて、「コロナがまだまだ蔓延しています。本当にびっくりするくらい、感染するときは、感染してしまいます。まさに、『油断した』という本作の主人公のセリフがあるのですが、気を付けても足りないくらいだと思います。皆さん健康には気を付けてください」と呼びかけました。
作品概要
日光大江戸村で働く立石大輔(ディーン・フジオカ)は抜群の身体能力の持ち主だが、社交性がなく、一方日本の文化に傾倒している変わった男で、周囲からは距離をおかれていた。
忍者ショーでも任されているのは、立ち回りではなく効果音担当。神社で人知れず、非科学的なトレーニングに勤しむのが日課だった。
同僚の送別会が行われたパブには高校生でありながら、年齢をごまかして働くアユミ(蒔田彩珠)、アユミが祖父・隆三(渡辺哲)と暮らしている土地一帯を県議・黒崎(別所哲也)と結託し、中国人ブローカーに売り払ってしまおうと画策している地元のヤクザ長山組・陣内(坂口征夫)、佐伯(二ノ宮隆太郎)らの姿も。
P(ure)J(apanese)キットという、日本人の純度を図る試薬が出回っていた。結果が50%と中途半端な数字だった佐伯は腹を立て、江戸村の忍者たちにも検査を強いる。その場での検査を拒否した立石だったが、自宅でPJキットを使用してみると、数値は100%。何故か湧き上がる高揚感。
立石はショーである役に参加することになるが、アユミたちが見に来ているとき、派手に失敗してしまう。立石が立ち回りをできないのは過去に参加していた撮影現場でおこった事故によるトラウマで暴力に対するリミットをかけているのであった。
アユミの家には相変わらず嫌がらせが続いていた。ある日、隆三が怪我をし、入院する。アユミと立石は黒崎の仕業だと思い込み、黒崎の事務所に乗り込むが、しらをきられ怒りを爆発させた立石は黒崎事務所を破壊する。立石は初めてアユミに己の暴力を肯定される。
アユミの家の敷地は重機が搬入され、強引に掘削が着手される。アユミは立石に助けをもとめ、立石は今まで封印してきた暴力衝動を爆発させるのだった。
映画「Pure Japanese」は全国公開中。
©️2021「Pure Japanese」製作委員会
配給:アミューズ
最新情報は、映画「Pure Japanese」公式サイトまで。
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