「『何もない』がある」ローカルな終着駅の先に驚きのグルメ続々
仙台放送が制作し、昨年好評を博した『終着駅からはじめちゃう?!』の第2弾がまもなく放送!放送直前のきょう、サンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)の2人が会見にのぞみ、見どころや収録のエピソードなどを語った。
この番組は、サンドウィッチマン&いとうあさこ&佐藤栞里が、 ローカル線の終着駅で“超地域限定”の魅力を徹底調査するというもの。今回、サンドウィッチマンは、弘南鉄道の終着駅である、青森県南津軽郡の大鰐(おおわに)駅に降り立ち、ディープなロケを敢行した。
会見で、ロケの感想を聞かれた2人は、まず、門外不出の「もやし」と評される「大鰐もやし」をあげ、あまりのおいしさに「わざわざ食べに行く価値があるほど。あの歯ごたえは半端なかった」と伊達が絶賛。
伊達:大鰐には初めて行ったんですけど、“大鰐温泉もやし”の存在は知っていました。幻のもやしで東京にもほぼ流通していないので、食べたいなってずっと思っていて。それを食べられたのがうれしかったですね。わざわざ食べに行く、その価値があるもやしだと思います。
富澤:地元の人に聞いても「何もないよ」って言うんですけど、“なにもない”があるじゃないかと。これはキャッチコピーにしてください。行ってみるといろいろ美味しいものがたくさんあって、みなさんにも行ってほしいなと思いましたね。本当にあのもやしは美味しかった。だって今もう食べに行きたいもん。
伊達:一子相伝だから大量生産できないんですって。行っても食べられない時期もあって。
富澤:長さが3~40センチもありましたかね。
伊達:それを切って炒めたり、ラーメンに入れたりするんですけど、火を通した後もシャキシャキしていて。普段は“噛まずに飲み込む”タイプなんですけど、このもやしは噛みました。
富澤:シャキシャキ感を味わいたくてね。
伊達:本当に食べてほしいな。日本一の美味さでしょうね。
加えて富澤は、「地元の人に聞くと『何もないよ』って言われるんだけど、『何もない』があるじゃないか」と見事にコメントした。
足湯は熱すぎ!床屋さんがなぜかたくさん「東北の人は髪伸びるの早いのかな」
大食漢で知られる2人が「今までのロケで一番食べた。最後にはちょっと吐きそうなくらいだった(笑)」というほど食べつくしたという食レポにも期待だ。
富澤:ほかに、生ハムも美味しかったね。
伊達:廃校になった小学校の教室にすごい数の生ハムがあって、すっげー美味いんですよ。切りたてを食べさせてくれて。あとは、マカロニ丼。最初どんぶりかと思ったんですけど、お菓子なんですよね。
富澤:ソウルフードなんだよね。
伊達:ポン菓子みたいな感じのお菓子で、これがまた美味いんです。そこでしか食べられてないお菓子とかって、何十年も食べ続けられてるものだから、やっぱり美味いんですよね。そういうのを発見すると楽しいですよね。
富澤:今回は行ってないけど、スキー場や温泉もあるそうで。
伊達:至るところに足湯があるんですけど、熱いんですよ。50度くらいあるんです。みんな熱めのお風呂に入る地域らしくて。誰が入るんだっていうくらいの熱さでしたけどね(笑)。
富澤:あと、床屋さんがやたらとあったよね(笑)。その辺もちょっとタイムスリップ感がありましたね。お客さんもちゃんといるんです。東北の人は髪が伸びるのが早いのかな(笑)。
伊達:地元なので意外と東北のことは知っているつもりでいたんですけど、やっぱりこういう番組で終着駅とかに行くと、全然知らない東北がまだまだあるんですよね。もっともっとPRできるものがいっぱいあると感じました。東北の人たちはみんな控えめだから、PRしないじゃないですか。だからもやしのことも誰も知らない(笑)。でも、住んでいる方々の人柄が温かくて。控えめでありながら、ちょっと優しさを出してくるというか。初めて行く場所でも懐かしい感じがするというか。訪れた人がまた優しくなれるんですよね。
富澤:第3弾があっても、また東北に行きたいよね。
伊達:前回も今回も青森だったから、次は秋田、岩手、宮城、山形、福島。「こんなところがあったんだ!」って、みなさんに来てもらえたらいいですね。個人的には海外にも行ってみたいですけどね。
富澤:日本も全然行ってないのに、海外ってのはちょっと(笑)。まずは東北ですかね。
一方、いとうあさこ&佐藤栞里は、千葉県銚子市にある銚子電鉄の終着駅・外川駅へ。漁港で地元の漁師と出会い、自宅へ招かれる。どこでふるまわれた高級魚・キンメダイの漁師ならではの贅沢な食べ方とは…?