赤楚衛二＆町田啓太のワチャワチャに監督「微笑ましい」

赤楚衛二さんと町田啓太さんが出演する映画「チェリまほ THE MOVIE ～30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい～」の完成直前イベントが行われ、赤楚さん、町田さん、風間太樹監督と登壇しました。

本作は、豊田悠さんのコミックが原作。童貞のまま30歳の誕生日を迎えたことにより“触れた人の心が読める魔法”を手に入れた安達（赤楚）と、そんな彼に好意を抱く会社の同期の黑沢（町田）によるラブコメディ。

イベントでは、赤楚さんと町田さんがお互いの「素敵だと思う部分」を言い合いました。

赤楚さんと町田さんは、本作以外でもドラマ『SUPER RICH』（フジテレビ）などで共演経験があります。

そんな2人に、お互いの「素敵だなと思う部分」を聞くと、赤楚さんは「人間的な部分だと、人を傷つけない言葉選び1つとっても、すごく学ばせてもらいます」とコメント。

続けて、「作品を一緒にやっていても、例えば食事中、椅子にジャケットをかけることはマナーがよくないとか、撮影中も意識されていて、その意見が言える。僕はそんなことは全く考えていなかったので、今回は改めて勉強させていただきました」と感謝しました。

隣で聞いていた町田さんは、「なんだろこの時間は（笑）。こういうところが素敵なんですよ、赤楚さんは」と照れ笑い。

そんな町田さんは赤楚さんのことを、「気持ちのいい方だなと思っていて。人と人って接していくときに、近寄りがたかったりするのに、（赤楚は）そこの心配がない空気にさせてくれる。すごい才能だなと思います」と表現。

また、「現場にいても『疲れた』という言葉や、ため息1つ聞いたことがない。だからこの仕事が好きなんだと思いますし、熱量がすごいです。今作の（現場や作品の）空気感や一体感は、赤楚くんの人柄で生まれたんだろうなと思います。本当に僕にはない魅力がありすぎて…なのに抜けているところもある」と指摘すると、赤楚さんは「抜けてますかね…？」と不安げ。

町田さんは満面の笑みで「そう。その自覚があまりないところもすごく素敵。だから気づかないでほしい。見れば見るほど魅力的だし、役者としても今後どんな役をやられるんだろうな、と僕は興味津々で俳優としても刺激を貰っています」と語りました。

赤楚さんは、「一番最初に町田くんに会った時に空気感で『あぁ、絶対にいい人だ』と。本当に目から出る優しさがにじみ出てて…」と振り返り、町田さんは「最初から嫌われたくないもん！」と返しました。

また、赤楚さんは「（町田も）『疲れた』とか、『しんどい』とか言わないじゃないですか」と指摘すると、町田さんは「言っているよ！」と否定。

そして、「それは（赤楚が）聞かないようにしてくれているんだよ」と返すと、赤楚さんは「そんなことは、ないんじゃないんですかね…」と返答しました。

お互いに謙遜し合ってワチャワチャしだすと、町田さんは「これは、なんの会になっているんですか？風間さんもめちゃくちゃ苦笑いされている」と苦笑いし、風間監督は「微笑ましい」と返して、笑いを誘いました。

さきほど、町田さんが語った赤楚さんの「抜けている部分」について聞かれると、町田さんは「（現場に）米粒を口につけて来たり、本当に寝ぐせに気づかずに来てたり」と告白。

赤楚さんが「今回の撮影ではなかったでしょ」と聞くと、町田さんは「あったでしょ！“ウェット赤楚”」と意味深なフレーズを。

赤楚さんも「あぁ！ウェット…ありました」と笑い、町田さんは「現場に行ったときに、赤楚くんがもう準備されていて、ヘアメイクさんが慌てていたんですよ。『どうしたんですか？』って聞いたら、笑いながら『赤楚くんの髪を見てください』って言われて、見たら結構ウェッティだったんです。まだセットしていないのに」と説明。

続けて、「（赤楚は）撮影の前に髪の毛のケアをしてきたそうなんです」と語り、赤楚は「ヘッドマッサージを受けて、オイルがついたんですけど、それを全然落とさずに現場に行ってしまいまして、その時すごく髪がウェッティだったんです」と苦笑い。

また、赤楚さんは「（現場でヘアメイクさんに）ベビーパウダーとかをつけながら、乾かしてもらいました」と反省気味で語り、町田さんは「その時、申し訳なさそうに『何回も洗ったんですけど…』って言っていてね」と振り返りました。

赤楚さんは「撮影の前日は、ヘッドスパはやめましょうという勉強になりました」と語り、「ウェッティ赤楚でした」と自己紹介。

しかし、赤楚さんは「あっ違う！ウェッティ赤楚じゃなくて、オイリー赤楚でした」と訂正し、町田さんも「あぁ、そうだった。オイリー赤楚でしたね」と同調しつつ「どうでもいい話をしてしまいました、すみません」と笑いながら答えました。

イベント当日はホワイトデー目前ということで、赤楚さんと町田さんから「勇気を出して思いを伝えたい人」にアドバイスを送る場面も。

赤楚さんは「ホワイトデーは、1年に1回しかないイベントなので、後悔しないということを一番に、思いを伝えてください。そのチャンスを逃しても、来年またホワイトデーはありますので、そのタイミングでチャレンジしましょう。前向きにね」とコメント。

町田さんは、「決心をして行動に移すということは、素晴らしいことだと思います。そういう自分をほめてあげながら、行動すればいいのではと思います。結果にかかわらず、一歩踏み出すエネルギーが何かを生み出したり、変えていくので」とエールを送りました。

また、3月1日に28歳の誕生日を迎えたばかりの赤楚さんに、本作にちなんだ特製のおにぎり型のケーキが用意されるサプライズも。

赤楚さんは、「めちゃくちゃ粒が一つひとつ…（笑）。あとでおいしくいただきます。あまりにも大きいおにぎりに動揺してしまいました」と嬉しさよりも驚きが勝った様子。町田さんも「（おにぎりの形のリアルさに）不意を突かれ過ぎてリアクションがとれない」と笑いました。

イベント後のフォトセッションでも、記者からの「おにぎりに顔をもっと寄せて！」とのお願いに、赤楚さんらは「どんな映画かわからなくなっちゃう」と笑いました。

童貞のまま30歳を迎え、“触れた人の心が読める魔法”を手に入れたサラリーマン・安達（赤楚）と、社内の人気者で仕事もできる同期・黒沢（町田）は恋人同士。

デートも重ねたり、社内恋愛も順調な幸せな日々の中、安達に転勤の話が舞い込む。

やりたい仕事ができるチャンスに喜ぶ安達だが、転勤先は遥か1200km離れた長崎だった。

転勤話をめぐり、お互いを思い合うがゆえにすれ違ってしまう安達と黒沢。

そして、遠距離恋愛をきっかけにふたりは未来について考え始めて…。はたしてこの恋、どうなる！？

映画「チェリまほ THE MOVIE ～30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい～」は、4月8日（金）より、ロードショー。
©豊田悠/SQUARE ENIX・「チェリまほ THE MOVIE」製作委員会
配給：アスミック・エース