2002年にメジャデビューし、今年で20周年を迎える森山直太朗さん。桜の季節になると必ずと言っていいほど耳にする大ヒットソング「さくら」や、最近は歌手のAIさんが歌う朝ドラの主題歌を提供するなど幅広く活躍しています。
今回『めざましテレビ』では、3月16日に20周年オリジナルアルバム「素晴らしい世界」をリリースした森山さんに単独インタビューを行い、音楽からプライベートにまで迫りました。心の内を正直に話してくれた森山さんのインタビューを、こちらでは放送未公開部分も含め全て公開します!
<TOKIOがキャンプで歌唱!森山直太朗がデビュー曲をハモる!>
歌手にならなかったら「結婚式の司会者」だった!?
――(永尾亜子アナウンサー)今年デビュー20年を迎え、今のお気持ちはいかがですか?
個人的には、あれよあれよという間に過ぎてしいましたが、20年活動してこられたのはスタッフや応援して下さる方がいてこそで、感謝の気持ちでいっぱいです。20年分の積み重ねが今の活動にちゃんと表現できているか、月日だけが過ぎてしまっていないか不安になってしまうこともありますが、太く長く続けられたことに意義があると思います。
――20年間でご自身に変化はありましたか?
悲しいほどないですね(笑)紆余曲折、色々ありましたが、20年前のデビュー時や路上で弾き語りをやっていたときの感覚に今も非常に近いです。新鮮な気持ちで音楽をやれています。
――音楽を始めたきっかけは何でしたか?
成功体験が積み重なってこういう道に進んだのが始まりだと思います。元々はサッカーなどスポーツばかりをやっていましたが、学生くらいから曲を作り始めてたんです。サッカー部の後輩だった御徒町(作詞家の御徒町凧さん)が積極的で、彼と一緒に路上ライブしているうちに、歌う機会がめぐってきました。家で弾いていて自己完結していたものが、いい意味で友達によって引き出されました。
――高校時代の仲間が今でも一緒というのはすごい出会いですね。
そういう意味では面白くなくなったらいつでも友達に戻れるという潔さと、物心つく前から同じ景色を見ているというのは共通言語が多いので、アドバンテージがあったと思います。
――もし音楽の道に進んでいなかったら何をしていたと思いますか?
うーん、持ち前の愛嬌とガッツを生かして冠婚葬祭の司会をやっていたかなと思います。やってみたいんですよね!
――アナウンサーはいかがですか?
アナウンサーとなると勝手が違うのかな?もう少し僕はパーティーを仕切るくらいのライトな感じでいいです。
――アーティストとして結婚式で歌うことも多いんじゃないですか?
そうですね~、お祝いの催しに花を添えて下さいと言われることも多いです。でも、個人的な愚痴みたいでこんなところで相談をするのもあれなんですが・・・。
――聞きますよ!
あ、ほんと?ありがとう。
緊張するんですよ。その人たちにとってはその日しかなくて、新郎新婦やご両親に向けて最後の方に歌うので、緊張で飲み食いとかできなくて・・・高級料理を前にして(泣)そのときは喜んでもらえるので良かったなと思うんですけどね。飲んじゃうとベロベロになっちゃうので飲みたい気持ちは押さえています。お酒を飲んでもちゃんと歌えるようになりたいですね。
――最初の方に出番があればいいですかね?
最初の方は最初の方で、その後に僕は何かしらやらかしてしまうと思うんですよね(笑)
――何の曲を歌うことが多いですか?
近しい人であれば思い出の曲とかですが、門出と言うことで「さくら」を歌うことも多いです。
病床で気付いた“素晴らしい世界”
「音楽をやっていなかったら、結婚式の司会をしていたかもしれない」と意外な話をしてくれた森山さん。去年は自身が新型コロナウイルスに感染し、病床で気づいたことを「素晴らしい世界」として歌にしたと言います。
――コロナ感染の経験が音楽作りにも影響しましたか?
僕の場合は少しフィジカル的に追い込まれて、ずっとベッドの上でうなされる時間が続いて社会とも断絶した経験をしました。「歌が歌えなくなってもそれなりの覚悟と準備をしておこう」と思いました。苦しかったり恐怖もありましたが、同時にしがらみや自分が執着している物から解き放されていくような感覚もあったりしました。
昨日まで見ていた世界が全然違って見えてきたり、苦しい状況を乗り越えてふと目に入ってくる景色がすごく愛おしくかけがえのない気持ちになりました。コロナにより、潜在的にあった感覚が押し出されて曲ができました。世界というのは外側にあるものではなくて、常に自分の内にあるものだと思います。
「私のことを追わないでください。旅に出ます。」
アルバムのリード曲「愛してるって言ってみな」のミュージックビデオでは、森山さん自身が「和尚さん」に扮して出演し話題にもなりました。どういう映像作品を作ろうか話している中で、「この曲の根っこにはフォークの精神があって、掲示板に訓示が書いてあるようなお寺が合うのでは」ということになり、お寺の設定になったそうです。
――最後も華麗に踊っていましたね。
あれだけ意味分からないですよね!でも色んな物を許容してくれるシチュエーションで、あの姿で宇宙を飛んだり、踊り出したり、少しでも皆さんに驚いて欲しいなと思います。
――曲作りのマイルールはありますか?
曲は元々あった気持ちが促進されるというか、普段は通り過ぎてしまう感情のアウトプットが僕の場合は曲作りです。もし行き止まりがあったら、今いる場所からちゃんと逃げる。その中でぐるぐる考えていても中で巡るだけなので、曲作りなどで余裕がなくなったら僕は自分の山小屋にしけ込みます。今いる場所から物理的に離れると、おおよその悩みはたいしたことがないので、自分を強くしてくれたり、後押しをしてくれたりします。
――離れている間には曲作りはしないんですか?
何も考えずにボーッとします。好奇心の赴く物に触れるようにしています。
――どのタイミングで帰るんですか?
「あ、そろそろだな!」と思ったら帰ります。そのときは、スタッフの人にも「私のことを追わないでください。旅に出ます。」という感じです。最近は「そういうことね」と距離を置いてくれています。いつもより6倍くらい頭が回転してリフレッシュするので、みんなも「行っておいで」って感じです。
――この20年間でハプニングはありましたか?
コロナに感染したというのが最大でしたが、それ以外では、過去にコンサートの公演当日に熱が出てしまって、家が近かったので、リハーサルもせずにギリギリまで寝て、廊下で衣装に着替えて出たりとか。色々ありました。
――今後の目標は?
今までは「ツアーを成功させるぞ」とか「公演頑張るぞ」と躍起になってやっていましたが、公演も去ることながら、目の前の曲を歌いきるというミクロな細部に自分のモチベーションや緊張感を持っていきたいですね。
夕飯は一汁一菜が定番
最後に森山さんの私生活についても聞いてみました。
――生活のなかでルーティンにしていることはありますか?
お風呂のなかでストレッチもしますし、一汁一菜にも気をつけています。お米とお味噌汁と、おひたしとかを必ず家で食べます。食べるのは毎日のことで血となり骨となるので、そこで基準を作っています。今はあまり行けないけれど、たまに外食ができたりするとそれがご褒美に感じたりしますね。
――まさに和尚さんみたいな食生活でいいですね。
あの丸刈り頭も特殊メイクなんですが、やってみるとシャキッとするんですよね。
――私も実はやったことあるんですよ。
え?趣味で?
――違います(汗)仕事でやりました。ドラゴンボールのクリリンを。
大変なんだねアナウンサーの仕事って。1時間半とか2時間とかかかったでしょ。この画像ね。
――この頭を作るのは結構大変ですよね。
大変でした。普段はできないじゃないですか。なので心が清らかになって将来ちょっとやってみたいなと思います。
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