元テレビ朝日アナウンサーで、現在はフラワーアーティストとして活躍する前田有紀さん。
「人々の暮らしの中で、花と緑をもっと身近にしたい」という思いから、イベントやウェディングの装花や、作品制作などを手がけています。
2018年に自身のフラワーブランド「gui」を立ち上げ、2021年には東京都渋谷区に初の店舗「NUR」をオープン。プライベートでは、2児の母でもあります。
そんな前田さんが、パラマウントベッド Active Sleep BEDの体験イベント「眠りを楽しむWEEK」トークショーに登場。フジテレビュー!!は前田さんに、春だからこそ楽しめるお花の選び方や、最近お気に入りのお花を聞きました。
<前田有紀 アナウンサー時代は「どこか息苦しさを感じていた」>
<前田有紀 インタビュー>「桜の枝」と「ビタミンカラー」がイチオシ!
――おうちに飾れる、春におすすめのお花はありますか?
「桜の枝」です。いまはコロナ禍で、なかなか外でお花見ができないと思います。そこで「おうちの中でお花見をしよう」と、桜を飾る方が増えています。お花屋さんでも、最近は桜の枝を見かけることが多いですね。
桜を飾るときは、幹を縦にカットすると水の吸い上げが良くなるので、ぜひ実践してみてください。
――春は環境の変化から、気持ちが沈みやすくなる人も多いと思います。気分を上げたいときは、どんなお花を選ぶと良いでしょうか。
ビタミンカラーのお花がおすすめです。お花は「色を楽しめる」というのも、魅力のひとつだと思います。少ない本数でも、オレンジや黄色など目にビビッと入ってくるお花を飾ると、ちょっと視界に入るだけで、気持ちが明るくなるのではないでしょうか。
今回のイベントでも、ビタミンカラーのお花を揃えました。目覚めたときに元気が出るように、という思いを込めています。
――お花を飾りたいけれど、花粉症でちょっと…という方におすすめのものはありますか?
もちろん、スギやミモザなど、花粉が飛散するものは避けたほうがいいと思います。人それぞれですが、今日のブーケでも飾っているラナンキュラスやスイートピーは、そんなに影響はないと思います。私も軽い花粉症で、外に出ると鼻がムズムズしますが、ラナンキュラスやスイートピーなら、おうちに飾っていても大丈夫ですね。
――お子さんたちがお花に触れる際、前田さんが心がけていることはありますか?
うちは5歳と1歳の男の子がいますが、暴れてお花を倒すこともあります(苦笑)。でも、日頃から「それは大事なものなんだよ」と伝えたり、子どもたちと一緒にお花を飾ったりしていて。そうすると、子どもたちもお花にだんだん慣れて、大切に扱ってくれるようになりますね。「ダメだよ」ではなく、「大切にしよう」「一緒に飾ろう」と声をかけるようにしています。
1ヵ月も楽しめる!初心者におすすめの「長持ちするお花」
――前田さんが最近気に入っているお花があれば、教えてください。
いっぱいありますが、カーネーションがすごく気に入っています。花びら1枚1枚にいろいろな模様がついた種類も多く出回っていて、とてもきれいなんですよ。
カーネーションと聞くと、赤やピンク色の花びらで「母の日」をイメージする方が多いと思います。ですが、意外と進化していて、見たことのない色合いが増えているんです。
例えば、この今回のアレンジに入れた、カーネーションもそうです。「複色」と言って、複数の色が入っています。今朝、市場で一目惚れして買ったんです!街のお花屋さんでも、最近はいろいろな種類があるので、見てみてください。
それに、カーネーションはすごく長持ちするんです。1ヵ月近く咲くので、「いつから飾ってたっけ…?」と思ってしまうほど。ずっと楽しめますし、「すぐに枯れちゃった」と悲しい気持ちにもならないので、お花初心者の方にもおすすめです。
――アレンジメントでよく使うお花はありますか?
ちょっとマニアックですが、「アリウム」というお花が結構好きで、いつも入れています。ネギ科のお花で、クネクネしていているのが特徴です。
今回も使っていますが、大きなお花に添えると、アクセントになります。いろいろなお花をコーディネートしやすくなりますし、全体的に動きが出て、かわいくなります。どのお花を入れるか迷ったら、アリウムがおすすめです!