フジテレビ・フィギュア班が取材動画を毎日配信!Vol.33

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、カナダ・モントリオールで開催予定の「世界フィギュアスケート選手権2020」が中止に。シーズンのクライマックスの舞台は失われ、様々な活動も停止する状況になってしまったが、来季までの想いを繋ぐべく、フジテレビ・フィギュア班が取材した動画が3月23日から毎日配信されている。

シーズン中に放送しきれなかったインタビューや取材動画、特別動画が続々と登場するので、フジテレビュー!!でもその内容を紹介していく。

<過去の記事一覧はこちら>

「紀平選手と同じリンク、同じコーチの下で学ぶことができて本当に光栄 」

【ユ・ヨン(韓国/15歳)インタビュー<前編>】

シニア転向1年目の2019-2020シーズンから「四大陸フィギュアスケート選手権」(2020年2月4日~9日)で銀メダルを獲得するなど、大飛躍を遂げた韓国のユ・ヨン選手のインタビュー前編。

ユ・ヨン選手は、2004年5月生まれ

――プロフィールを教えてください。

私はソウルで生まれ、1歳になる前にシンガポールへ行き(移住し)ました。シンガポールでは、英語も中国語も学べるので、母と兄たちと勉強しながら生活していました。

――フィギュアスケートを始めた年齢、きっかけは?

私の母が昔からキム・ヨナ選手のファンで子供の頃からの映像を集めていたんです。当時の私はよく分かっていませんでしたが、バンクーバーオリンピック(2010年)のキム・ヨナ選手のフリースケーティングの演技をテレビで見て、そのときの優勝がとてもすごいことだと思い、私もスケートをしたいと思いました。

シンガポールは1日中暑いので、涼しいところへ行くのが好きでした。それで毎日リンクに行って練習するようになりました。

――2016年、11歳で「韓国フィギュアスケート選手権」で優勝し、その後は練習拠点をアメリカへ移しましたね。

コロラドスプリングスで練習していました。トム・ザカライセク先生やタミー・ガンビル先生から習っていましたが、今シーズンのはじめごろに濱田美栄先生がコロラドに来られたんです。

その時は紀平(梨花)選手や数名の日本のスケーターがいたんですが、指導されている様子がとても良くて、それを見ていたら、タミー先生が濱田先生に私も一緒に指導してもらえないか聞いてくださいました。濱田先生も快諾してくださって、そうして学ぶうちに、ここ大阪に来ました。

――紀平選手との練習には刺激がありますか?

もちろん刺激はいつもあります。紀平選手は日本で最高の選手ですし、ナショナルチャンピオンでもあるし、そんな選手と同じリンク、同じコーチの下で一緒に学ぶことができて本当に光栄です。それと、とても熱心で誠実な選手なので学ぶことがたくさんあります。

「日本での生活で楽しいこと、辛いこと」を聞くと、「日本語で意思疎通ができないこと」と答えるユ・ヨン選手だが、インタビュー後半では覚えたての日本語を披露している。

また「日本のラーメンが大好き」と語ったり、あの有名アイドルグループのファンだという15歳らしい一面も明かしている。

インタビュー動画はこちらからチェック!