ニューヨーク・フェスティバルで、フジテレビの作品が4部門で銅賞を受賞しました。
国際メディアコンクール、ニューヨーク・フェスティバルの最終結果が、日本時間4月27日(水)に発表され、ドラマ部門で『監察医 朝顔』、演技部門では、上野樹里さんがそれぞれ銅賞を受賞。
さらに、ドキュメンタリー・Human Concerns(普遍的関心)部門で『ザ・ノンフィクション「ボクと父ちゃんの記憶~家族の思い出 別れの時~」』、ドキュメンタリー・Social Issues(社会問題)部門で『ザ・ノンフィクション「あの日妹を殺されて~罪を憎む男が選んだ道~」』がそれぞれ銅賞を受賞しました。
また、『密着!中村屋ファミリー 父から子へ…受け継がれる「連獅子」涙の猛稽古SP』『ザ・ノンフィクション 奇跡の夏に輝いて~ピュアにダンス 侍寺家の18年~』の2番組が入賞を果たしました。
1957年に発足したニューヨーク・フェスティバルは、テレビ番組・映画・ラジオ・広告・インターネットなど、あらゆるジャンルの映像作品を審査・表彰する国際的なコンクール。また1990年より国連から審査員を招き、国連の理念と取り組みに合致した作品を協働して選出するUNDGC賞(国連グローバルコミュニケーション賞)も設立しています。
昨年同様に新型コロナウイルスの世界的感染拡大を受けて今年も授賞式は、ニューヨーク・フェスティバルのウェブサイト上で動画を公開するスタイルでの開催に。今年も50ヵ国以上から多数の作品のエントリーがあり、優秀作品に金賞・銀賞・銅賞などが授与されました。
『ザ・ノンフィクション』は4年連続の受賞
『ザ・ノンフィクション』は、ニューヨーク・フェスティバルにおいて、2019年に『ザ・ノンフィクション「父を殺した母へ~無理心中から17年目の旅~」』でドキュメンタリー・人物/伝記部門の銅賞、2020年は『ザ・ノンフィクション「おじさん、ありがとう~ショウとタクマと熱血和尚~」』でドキュメンタリー・宗教哲学部門の銀賞と国連グローバル・コミュニケーション(UNDGC)賞の銅賞を獲得。
昨年は『ザ・ノンフィクション「花子と先生の18年~人生を変えた犬~」』がドキュメンタリー・人物/伝記部門の銅賞を獲得しており、今年で4年連続での受賞となりました。
ドラマ部門では、『監察医 朝顔』が、2019年に銅賞を受賞した『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』以来、3年ぶりの受賞。さらに今回、上野樹里さんが同ドラマでの演技が評価されて、演技部門で銅賞を獲得しました。
<上野樹里 コメント>
世界的な賞を授賞させていただいたことを、大変光栄に思います。ありがとうございます。
この作品は、災害国である日本で、悲しみと向き合いながら直向きに生きる人々の心を丁寧に描いた作品です。原作では、阪神淡路大震災、ドラマでは東日本大震災を背景に描かれています。原作をもとに、今を生きる人々へ、テーマやメッセージを新たに加えてドラマは作られていきました。
今は亡き命から祈りのような願いや、声にならない思いを溢(あふ)れるほど背中に感じながら、作品に込められたらなと思い演じていました。国境を超えてすべての方に、命の尊さを少しでも伝えられたらうれしく思います。
<『監察医 朝顔』プロデューサー:金城綾香(フジテレビ第一制作部)コメント>
このような賞をいただけて、光栄ですしうれしいです。2021年は、東日本大震災から10年の節目で、法医学と災害に向き合ってきたこのドラマにとっては、このタイミングで制作できたのが奇跡のようなことでした。
コロナ禍の中、力を尽くしてくれたすべてのスタッフ、上野樹里さんはじめとするキャスト、東北で取材にご協力くださったみなさんに感謝します。長く続けられるシリーズにしたいと思います。
<『ザ・ノンフィクション』チーフプロデューサー:西村陽次郎(フジテレビ情報企画開発部)コメント>
4年連続受賞のうれしい知らせとともに、初めてとなる2作品同時受賞という誇らしい記録にもなりました。
いずれも放送時に高い視聴率と大きな反響を得た作品が、世界でも高い評価を得たことを本当にうれしく思います。これからも日本のドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』が世界に通じることを示すべく、魅力的な番組を作り続けていきたいと思います。
<『監察医 朝顔』番組概要>
『監察医 朝顔』
放送日時:
第1シリーズ
2019年7月8日(月)~9月23日(月)21時~21時54分
特別編
2019年9月30日(月)21時~22時54分
第2シリーズ
2020年11月2日(月)~2021年3月22日(月)21時~21時54分
スタッフ
原作:香川まさひと、漫画:木村直巳、監修:佐藤喜宣「監察医 朝顔」(実業之日本社)
脚本:根本ノンジ
プロデュース:金城綾香
演出:平野眞 ほか
公式HP:https://www.fujitv.co.jp/asagao2/
<『ザ・ノンフィクション』番組概要>
『ザ・ノンフィクション「あの日妹を殺されて~罪を憎む男が選んだ道~」』
放送日時:
前編 2020年9月27日(日)14時~14時55分
スタッフ
演出:杉原トシヒロ
ディレクター:小林恭寛、水野潤
プロデューサー:土田庄一
チーフプロデューサー:西村陽次郎
『ザ・ノンフィクション「ボクと父ちゃんの記憶~家族の思い出 別れの時~」』
放送日時:
2021年10月17日(日)14時~14時55分
スタッフ
演出・プロデューサー:山田貴光
構成:たむらようこ
チーフプロデューサー:西村陽次郎
公式HP:https://www.fujitv.co.jp/thenonfx/
<「ニューヨーク・フェスティバル」フジテレビ作品受賞歴>
2003年銀賞 『ザ・ノンフィクション 短い命を刻む少女~アシュリーの生き方~』
2008年銅賞 『ザ・ノンフィクション 花嫁のれん物語~地震に負けるな能登半島~』
2009年金賞 『名門に生まれるということ~市川海老蔵 宿命と苦悩の物語~』
2010年銀賞 『なでしこ隊~少女達が見た“特攻隊”封印された23日間~』
2011年銀賞 『ザ・ノンフィクション おっぱいと東京タワー』
2012年金賞 『ザ・ノンフィクション わすれない~三つの家族の肖像~』
2013年銅賞 『とくダネ!』企画「笑顔を忘れず~母を失くした大家族~」
2014年金賞 『ザ・ノンフィクション 特殊清掃人の結婚~“孤独死”が教えてくれたこと』
2014年銀賞 『わ・す・れ・な・い 伝え継ぐ映像記録2013』
2014年銀賞 映画「遺体 明日への十日間」
2014年銀賞 映画「ラーメンより大切なもの~東池袋大勝軒50年の秘密」
2015年銅賞 『HERO』
2015年銅賞 『わ・す・れ・な・い~“巨大津波”3年後の新検証』
2016年銀賞 『東京 子育て 働く母 ~子育て小国 女たちの選択~』
2016年銀賞 アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス2』
2017年銀賞 『ザ・ノンフィクション わ・す・れ・な・い 明日に向かって~運命の少年』
2017年銅賞 アニメ『舟を編む』
2017年銅賞 『Bリーグ開幕戦 アルバルク東京×琉球ゴールデンキングス』
2019年銅賞 『ザ・ノンフィクション 父を殺した母へ~無理心中から17年目の旅~』
2019年銅賞 『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』
2020年銀賞 『ザ・ノンフィクション おじさん、ありがとう~ショウとタクマと熱血和尚~』
(国連グローバル・コミュニケーション(UNDGC)賞の銅賞も獲得)
2021年銅賞 『ザ・ノンフィクション 花子と先生の18年~人生を変えた犬~』
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