佐野晶哉 初の映画でピアノ演奏も！神尾楓珠「めっちゃ弾けてました」

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4月28日、映画「20歳（はたち）のソウル」完成披露舞台挨拶に、神尾楓珠さん、福本莉子さん、佐野晶哉さん（Aぇ! group／関西ジャニーズ Jr.）、佐藤浩市さん、秋山純監督が登壇しました。

本作では、吹奏楽部の絆が生んだ希望と感動の実話が描かれます。

イベント序盤、現地と中継をつなぎ、神尾さん演じるモデルとなった浅野大義さんが所属していた市船（千葉県船橋市立船橋高校）吹奏楽部による演奏（吹劇16作品目「桃太郎」のダイジェスト）が行われました。

その後、吹奏楽部の演奏に合わせて、キャストがステージに登壇。

本作で、トロンボーンの演奏に挑戦した神尾さんは「楽器の組み立て方も、扱い方も分からないところから始まったので、すごく不安でした。でもあたたかい皆さんの中でやれたので、すごく良かったなと思います」と回顧。

練習期間については「撮影前に、2〜3ヵ月はやりました。（トロンボーンの演奏は）面白いまではいかないです、まだ！『難しい』しかなかったです」と語りました。

「中学時代は吹奏楽部でサックスを吹いていた」という佐野さんは、今回初の映画出演で「（演奏した楽器が）ピアノとスネア（ドラム）なんですよ！サックスだったら楽々吹けたんですけど、なぜか監督は僕がピアノをめちゃくちゃ弾けると思ったんですね」と説明。

秋山監督が「YouTubeで（弾いてるところを）見たんですよね」と返すと、佐野さんは「ピアノは高校で少し習ってたくらいなので…」と、自信なさげな様子を見せました。

そんな佐野さんに、神尾さんは「めっちゃ弾けてましたよ！すごい」と称賛。

演奏シーンについて「震えるような緊張感がありましたけど、無理やり楽しくやらせていただきました」と振り返った佐野さん。神尾さんが「そのシーンは、すごく感情が入りました」と明かすと、佐野さんも「僕も楓珠くんのセリフがあったから、感情が入りました」と、お互いに思いを伝え合いました。

また本作では、楽器の演奏シーンがなかった福本さんは「やる気はあったんですけど。完成したものを観て、楽しそうで…。うらやましかったです」とコメント。

顧問の高橋先生役を務めた佐藤さんは、「みんな頑張ってたのと、（市船吹奏楽部で）現在3年生の何名かが映画に参加してくれてたんですよ。どこまでが出役（役者）で、どこまでが本当の高校生なのか線引きができないと思います。それくらい熱意を持って、撮影に参加してくれて、出演者たちの思いが（映画の中に）映っていると思います」と、客席に呼びかけました。

本作での市船吹奏楽部との交流について、神尾さんは「僕25歳なので、年下の方々だったんですけど、僕からしたら楽器ができるだけで自分よりも上の人って感覚だったので、『こちらから話しかけても良いのかな』って感じでした（笑）」と振り返りました。

佐野さんは「（生徒たちとは）ほぼ毎日顔を合わせていたので（仲良くなって）、最終日に1年生の子が（演じた斗真の）キーホルダーをくれて。それは、今でも大切にしてます」と、ほっこりエピソードを紹介しました。

浅野大義（神尾楓珠）は、市立船橋高校吹奏楽部に所属する男の子。担当はトロンボーン。活発で優しく、そして真っすぐな大義は、いつも周囲を明るく照らし、そして大義自身も部員たちに支えられ、青春を謳歌していた。

なにより特別な存在である顧問・高橋健一先生（佐藤浩市）に大きな影響を受け、心身共に成長していった。

大義は、市船・野球部のために、オリジナル応援曲の作曲に挑戦。作曲の難しさに葛藤しながらも高橋先生からの叱咤激励や親友・佐伯斗真（佐野晶哉＜Aぇ! group／関西ジャニーズJr.＞）の助け、母・桂子（尾野真千子）の応援もあり「市船soul」が誕生する。そして、いざ試合で演奏されるとたちまち得点を呼ぶ〝神応援曲″と呼ばれる様になる。

高校を卒業した大義は、高橋先生の様な教師を志し音楽大学へ進学、夢に向かってキャンパスライフを過ごしていた。そんなある日、大義の身体を異変が襲う。診察の結果、大義の身体は癌に侵されていた——。

映画「20歳のソウル」は、5月27日（金）全国ロードショー。

配給：日活
©2022「20歳のソウル」製作委員会