ダウンタウンの漫才復活の陰に、おぼん・こぼん！松本人志「2人でしゃべるのってかっこいい」

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松本人志さんが、ダウンタウンの漫才復活の陰に、おぼん・こぼんさんの存在があったことを告白しました。

5月13日（金）、フジテレビでは『人志松本の酒のツマミになる話』が放送されました。

MCを務めたのは、松本人志さん、千鳥（大悟さん、ノブさん）。

ゲストには、岡田結実さん、栗原恵さん、ジェジュンさん、高橋茂雄（サバンナ）さんが登場しました。

今回は「影響を受けたもの」という話題で、さまざまなエピソードが飛び出しました。

松本さんが「仮面ライダー」と答え「（仮面ライダーのように）改造人間にされたかった」「人気（ひとけ）のないところで、ショッカーがどっかから出てけぇへんかなって思っていた」と語りました。

すると、ノブさんは、4月に行われた吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」でダウンタウンが31年ぶりに漫才を披露したときのことを振り返りました。

ノブ：袖で（大悟と）2人で見てたんですよ。本当に、新作漫才が始まって。30分、むちゃくちゃおもしろいやつ。

一同：うん。

ノブ：震えながら見て、「最高なん見させてもらったな」と思った帰りに、そのとき浜田（雅功）さんが履いていた靴を買ったんですよ。

一同：（笑）。

岡田：かわいいー！

松本：靴なんて、覚えてもないけど。浜田が何を履いてたとか。

ノブ：（博多）大吉先生とタクシーで帰ってるときに、「すごすぎた」と。30年漫才しなかったレジェンドが、30年ぶりに漫才したら、今の若手よりおもしろいネタになってたって。もう、恐ろしいことなんですよ。

一同：うん、うん。

ノブ：これを目の当たりにして、あえて影響を受けようということで、大吉先生と僕で、あえて同じスニーカーを買ったんです。

一同：（笑）。

これを聞いた松本さんは「着地点がよくわからないんだよね」と言い、「俺のイメージでは、あいつ、ずっと裸足やったけど」と笑いを誘いました。

ノブさんは、濱家隆一さん（かまいたち）も同じスニーカーを履いていることを明かし、「自分もミーハーだなと思いながら履いてる」と語りました。

そんな話から、高橋さんが「お酒の勢いで聞いていいですか」と声を上げました。

高橋：ダウンタウンで漫才しようって、いつ決まったんですか？

松本：あ、でも、まぁまぁ。しょうがないな。やっぱり、あれちゃうかな。おぼん・こぼんさんのことは、あるかもしれない。

一同：えー！！！

松本：やっぱりちょっと、かっこいいなと思って。2人でしゃべるのって、なんかかっこいいよな。

ノブ：『水曜日のダウンタウン』（TBS）で「おぼん・こぼんさん不仲説」を追っかけてて、最終的に2人仲良くなったという。

大悟：テレビの向こうで、僕らくらい、おぼん・こぼんさん「えーっ！」って言ってるよ。

一同：（笑）

みなが驚く中、松本さんは「おっさんになればなるほど、かっこええなって」と、知られざる思いを打ち明けました。さらに、ネタに関してのこだわりも告白。

松本：ひとつ言わせてもらうなら、絶対に時事ネタはやらない。あそこで何年ぶりに舞台に立って、時事ネタをやるのは、プライドが許さなかったというか。時事ネタやれば、ウケるじゃない？

ノブ：はい、はい。

松本：例えば、浜田が俺をパーンって叩いてきたときに、ウィル・スミスを出してきたらそりゃウケるだろうし、広げることはできるだろうけど。すごく、陳腐じゃない。

ノブ：はい。

高橋：当日の楽屋では、松本さん一人で壁に向かってやってはったんですか？

松本：だって、立って浜田と合わすなんて気色悪い。

一同：（笑）。

ノブ：いやいや！

松本：顔とかも、気色悪い。なははははは。

大悟：ワシ、びっくりしたのは、言うても30年ぶりに漫才するって、どうなるかわからんし、さすがにめちゃくちゃなことになって、めちゃくちゃ汗かく可能性だって。

ノブ：ある、ある！

大悟：なのに、浜田さん。グレーのパーカー、着てたんですよ。

ノブ：着てた！着てた！

大悟：どんな精神してんの！？一番、脇汗が目立つタイプの！！

松本：あははははははは！

笑いを交えながらも、「浜田さんすごいよ。あれ、瞬発力でアドリブで返してるって」（ノブ）、「浜田さんのすごさもね」（高橋）と唸っていました。

栗原さんは、あることで引退を踏みとどまったエピソードを告白。

3回目の膝の手術をしたときのこと。栗原さんは「絶望的で。引退も考えていた」そうですが、リハビリ施設で出会った50代のアスリートから「チャンスだね」と言われて驚いたといいます。

「今の体は新しく生まれ変わった栗原恵だから、その体でこれからどうしていくかを考えたら楽しくなるよ」と言われ、初めて「今の体で、どのように選手生活を終えるか（を考える）、転換のチャンスをもらった」と振り返りました。

これには「いい話だ」とみな感心。そこから、高橋さんはある先輩との絆について語りました。

東京進出を迷っていた高橋さんの背中を押したのは、間寛平さんの存在。2008年～2011年に間さんがマラソンとヨットで地球一周をした「アースマラソン」がきっかけで…。

高橋：師匠に手紙書いて。「師匠のことを見て、僕も東京行くことに決めました」「地球一周して帰ってくるときに、東京の番組でご一緒できるよう、がんばります」っていうのを、スタートの日に渡したんです。

一同：えー！すごい！

高橋：で、東京出てきてからも、師匠は「アースマラソン」の最中もしょっちゅう電話くれて。

ノブ：へぇー！

高橋：ゴールのときに、そこに、僕いさせてもらったんですよ。ほんで、いっぱい芸人おるんですけど、僕との物語があるから、寛平師匠は一番最初に僕のところに来てくれて。うわーって抱きついてくれて。

松本：（驚きの表情で）えぇ！

ノブ：えー、そうでしたっけ！

岡田：かっこいい！

高橋：めちゃくちゃ感動して泣いたんですけど、その物語は、誰にも言ってなかったんですよ。ほんなら、一部の先輩方に「お前、テレビ映りたいから、めっちゃ便乗して泣いてたやんけ！」って。

一同：あははははは！

高橋さんは「『違うんですぅー』ってなった」と、笑いながら振り返りました。

「いい話が続いてて、俺の仮面ライダーの話が…」とつぶやく松本さん。大悟さんは「このあとに、非常にしゃべりづらい」と言いながらも、子どものときに見たアニメ『タッチ』（フジテレビ）について語りました。

大悟：南が作ったスパゲッティを、かっちゃんは「南、おいしいね」って言って食べるんですよ。

ノブ：かっちゃん、弟のほうね。

大悟：たっちゃんは「おいしいね」とは一言も言わずに、誰よりも早くたいらげて帰るんですよ。

岡田：かっこいい！

大悟：そのたっちゃんに憧れて、僕、スパゲッティ食うの、めっちゃ早いんです。

大悟さんがそう言うと、一同大ウケ。ノブさんが「知らんわ！」とツッコむ中、松本さんは「やったー！仮面ライダーより下回った！」とガッツポーズ。大悟さんは「どっこいどっこいやって！」と言い張りました。

最後に、話を振られたジェジュンさんは…。

ジェジュン：子どものときに、スーパーマーケットのおじいちゃんに憧れて。

ノブ：スーパーマーケット？？

ジェジュン：自分が販売するお菓子を自分が食べてるってのを見て、スーパーのオーナーになれば、いつでもお菓子が食べられるっていう…。

一同：（クス、クス…）

大悟：下回って来たな。

松本：やったー！

仮面ライダーとスパゲッティの話を下回る（！？）ジェジュンさんの話に、松本さんと大悟さんは両手の拳をあげて、喜んでいました。