フジテレビのアニメPが共感する“あるある”ネタアニメ　ゆるアニ連載#2

フジテレビでアニメを作っているプロデューサーの中谷です。普段は深夜アニメを中心にプロデュースしていますが、ショートアニメをこよなく愛し常におすすめ100選を厳選しています。そこで、『めざましmedia』でショートアニメが大集合したページ「ゆるアニぼっくす」の担当として、日常のあるあるネタで共感できるゆるくて笑えるアニメを選ばせていただきました。仕事で疲れた日などの癒やしとしてどうぞ！

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『いくとん』さんは、YouTube登録者数70.3万人(2024年2月現在)もいる超人気チャンネルです。日常の物の擬人化をテーマにした作風で、3〜4分尺から、1分以内の短い作品まで様々なスタイルでアニメを作っています。

物がしゃべり出すこと自体も面白いのですが、なんといっても漫才のようなテンポの良い掛け合いと、本当に物が言ってそうな「あるある」な会話で爆笑してしまいます。そんな漫才のような「いくとん」さんの数ある作品の中で、特に私が面白いと思った動画を紹介します！

主な舞台は学校や会社で、日常生活であったらおもしろいなと思う設定を、次々とアニメにして多くの笑いを生み出しています。特に初笑いにおすすめしたい作品をピックアップしたので、ぜひご覧ください！

まずはスマートフォンと保護シートをテーマにした作品です。多くの人が一度は経験したことがある保護シートを貼る緊張の瞬間に、スマートフォンと保護シートが何をしゃべっているのかを面白おかしく再現しています。

保護シートの「ここ一番大事な時やねん おれの一生が掛かってんねん」という発言がフリとなって、スマートフォンが保護シートにちょっかいをかけまくります。オチも最高なので、ぜひ最後まで見てみてくださいね。

この作品を見てから保護シートを貼る場面で、この掛け合いを思い出しては、笑えてきて手元が震えます（笑）

こちらは少し長めの2分尺の動画になります、タイトルのような経験を皆さん料理中に一度はやってしまったことがあるのではないでしょうか？

泡立て器の中に入ってしまったバターがまるで牢獄に閉じ込められたように叫び出し、冷静な泡立て器からのツッコミが冴え渡っている作品です。同じボケを繰り返すお笑いの技「てんどん」も見事に取り入れられており、本当に漫才のような構成になっていて面白いです。こちらもこの作品を見てから料理中に、泡立て器に入ったバターが叫び出しそうな錯覚に陥ります（笑）

その他にも日常の物あるあるを擬人化した動画がたくさんあるので、ぜひご覧になってください！

連載著者　中谷 真実（フジテレビアニメP）
フジテレビアニメ制作部で深夜アニメのプロデュースを担当。
シュールな笑いのゆるいアニメや、可愛いキャラクターが登場するアニメが大好き。