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狩野英孝さんが、女性からの“困った質問”への独自の対処法を提案しました。

6月3日（金）、フジテレビでは『人志松本の酒のツマミになる話』が放送されました。

MCを務めたのは、松本人志さん、フットボールアワー（岩尾望さん、後藤輝基さん）。

ゲストには、狩野英孝さん、貴島明日香さん、戸次重幸さん、ファーストサマーウイカさんが登場しました。

狩野さんは、女性から聞かれる“返答に困る質問”に対して、誰も傷つかない対処法を「編み出した」と切り出しました。

松本：これは、世の中変わるよ。

狩野：「意見直角曲げ法」っていうんですけど。

後藤：え？

狩野：「意見直角曲げ法」っていうんですけど。

一同：（復唱するように）意見直角曲げ…法。

狩野：貴島さん、「ショートにしようと思うんだけど、どう思う？」って、（僕に）聞いてもらっていいですか？

貴島：狩野さん、ショートにしようと思うんですけど、どう思います？

狩野：絶対今のほうがいいでしょ。髪質もキレイだし、絶対似合うし、絶対今のほ…（急に動きを止めて）いや、アリだなぁ（と、渋い顔）。

一同：…。

狩野：…これです。

松本：はぁーー！？

後藤：あ、直角！急に意見を…。

狩野：そう、急に意見を曲げてあげるんです。

貴島：あー！そういうことか。

一同、なんとなく理解した様子。

後藤さんが、「仕事と私どっちが大事なん？」という質問には、どうすればいいのかと聞くと、狩野さんは「意見直角曲げ法、使ってください」と得意げな表情を見せました。

後藤：（女性の役で）あんたさ、ずっとそんなん言ってるけど、仕事と私どっちが大事なん？

狩野：仕事に決まってんだろ。仕事しないでどうすんだよ。生活よ。俺だって、生活…こ、こ、未来もあるし、今後、子どもも出てきてな。生まれそうな子どものために仕事もしなきゃいけねぇ。仕事が一番に決まっ……（後藤さんを見つめ）やっぱ、お前だな（と、ニヤリ）。

一同：…。

かっこよく決めるつもりがグダグダになり、「カーブ入るの遅かったですよね」（ウイカ）、「直角のときは、ブレずに行ってほしい」（岩尾）とツッコまれてしまいました。

それでも、貴島さんには「『どっちでも似合うんじゃない？』と言われるよりは、ちゃんと考えてくれてるなとは思う」と好感触だった様子。

そんな中、松本さんが…。

松本：え、なに？直角…？

狩野：意見、直角、曲げ法です。

松本：（眉をひそめ）意見直角曲げ法って、お前。そん……（思い直したように）ええかもな。

一同：あはははははは！

松本さんが早くも習得してみせたことで、みな大ウケ。「マスターした！」（岩尾）、「直角に曲げたやん！」（後藤）と声が上がり、狩野さんも「言われた本人、グっときましたもん」と喜びました。

「意見直角曲げ法」で盛り上がる中、松本さんから飛び出したのは「思ってる逆言い法」。

松本：だいたい、当たるのよ。「AかBかどっちがいい？」って言われたときに、俺は「Aや！」と思ったときに、「B！」と言うと、だいたい向こうは納得するのよ。

一同：へぇー！

松本：「今日、スカートとパンツどっちがいいと思う？」に、俺は「スカート」って思っても、「パンツやな」って言うと、「だよね！」ってだいたいなるから。

一同：えぇー！

松本：（したり顔で）「思ってる逆言い法」！

松本さんは、独自の対処法をアピールしましたが、戸次さんから「それは、松本さんと松本さんの奥さんのセンスが合わないだけですよね」と、ごもっともな意見が。

言われた松本さんは、机をバンバンと叩いて大笑いしました。

そして、戸次さんも「明確な答え、あるんですよ」と言い出し、自信を見せました。

戸次：「オウム返し法」っていうのがあるんです。

後藤：ちょっと新しい手法が！

松本：直角じゃない、と。

戸次：直角じゃないです。オウム返し法っていうのは、言われた質問を、まんまオウム返しするんです。

後藤：じゃ、聞きますよ。「こっちとこっちの服、今日着ていくのどっちがいいと思う？」

戸次：そっちとそっちの服、どっちがいいか？

後藤：うん。

戸次：そっちとそっちの服、どっちがいいかね。なるほど、そっちとそっちの服、どっちがいいかか…。なるほど、そっちとそっちの服、どっちがいいか。うん。そっちとそっちの服、どっちがいいか？うーん。そっちとそっち…。

一同：…。

戸次：これ、永遠に繰り返すんです。

一同：えー！

興味津々で聞き入っていた一同は、思っていた以上のリピートに、少々驚き顔。戸次さんは「相手の疑問に、こっちも真摯に考えてるってことです」と狙いを語りました。

すると、貴島さんが、手作りの肉じゃがを「味、薄くない？」と聞かれた場合はどうするのかと質問。

貴島：今日さ、ちょっと、味、薄くない？

戸次：全然！全然薄くない。全然薄くない。

貴島：ほんと！？へぇ…。

一同：……あはははははは！

まさかの‟オウム返しなし”の返答に、黙って聞いていた一同は、吹き出してしまいました。

戸次さんは「これは、オウム返しの範疇（はんちゅう）じゃない。とっくに出ている答えを、後押ししてあげればいいんです」と釈明しました。

次から次へと出てくる独自の対処法。松本さんが「今（出てるのは）意見直角曲げ法と、オウム返し法と、逆言い法」と整理していると…。

狩野：「緊張と緩和法」というのもありますよ。

後藤：ちょっと待て。新しい！

狩野：本当に、一言でビシッと決めるような。（ウイカに向かって）聞いてもらっていい？

ウイカ：今日さ、スカートとズボン、どっちがいいと思う？

狩野：あ゛！？…スカート！

不機嫌そうな顔で反応したあとに、クールな捨てゼリフ。後藤さんは「イヤやわ！それ、なんやねん」とツッコみましたが、「いいかも！いいかも！」と、ウイカさん。

ウイカ：興味ないんかなと思いつつ、ちゃんと選んでくれたっていう。今までで、一番答えは出てる気がします。

狩野：でしょ？

貴島：確かに！考えてないようで、考えてくれてるってのは、いいかもしれない。

後藤：おいおい、結構、票数かせぐね。

岩尾：女性票入ってるから。

ウイカ：岩尾さんは、そういうのないんですか？

岩尾：そういう場面で？（と、考え込む）

後藤：ないわっ！！

悩む素振りを見せた岩尾さんに、後藤さんは「お前、考えたら出てくるみたいな素振り見せるなよ！」と、キツ～いツッコミを入れました。